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雑記帳

最初の祈り

新しい一年が始まりました。こうした始まりにおいて、インドでまず礼拝されるのがガネーシャ神です。ガネーシャ神は、シヴァ神とパールヴァティ女神の息子であり、学問の神様、商売繁盛の神様、また障碍除去の神様として崇められ、すべての礼拝は、ガネーシャ神への祈りによって始まります。
象の頭を持ち、大きなお腹や甘いお菓子を手にするガネーシャ神の愛らしい姿は、世界中の人々を魅了しています。そんなガネーシャ神が見せる姿には、その一つ一つに大切な意味が秘められています。
大きな頭:高い知能、良識を持つこと。
小さな目:注意を払い、集中力を持つこと。
大きな耳:より多くに耳を傾け、学びを深めること。
小さな口:言葉を慎み静寂を保ち、気づきを深めること。
一本だけの牙:善と悪など、相反するものを超えていくこと。
右手のムドラー:恐れを払拭し保護と祝福を与える手印。
右手の斧:執着心を切り落とすため。
左手のロープ:帰依者を霊的な道へと引っ張るため。
左手の蓮の花:純粋さの象徴。
左手のモーダカ(甘いお菓子):霊的な修行(サーダナ)のためのご褒美。
大きなお腹:良いことも悪いことも、すべてを受け入れ消化できる受容の力。
足元の供物:最高の喜びは足元にあるということ。
乗り物のねずみ:欲望や無知を象徴するねずみを大きな体で乗り物として操ることは心を制御することの象徴。
こうした神々の象徴を見つめることは、私たちの日常に深い気づきをもたらし、安定や喜びを授けてくれるものです。この始まりの時、改めてその姿が示す一つ一つの大切な意味を心に留め、新しい一年を幸せに過ごすことができるよう、最初の祈りを捧げたいと感じています。
神々が伝える深い意味と共に生きる日々からは、大きな障壁が取り払われ、より幸せに満ちた一瞬一瞬を過ごすことができるに違いありません。皆さまにとっても、幸せ多く、心安らかな一年となりますよう、心よりお祈り申し上げております。
(文章:ひるま)
※描かれるガネーシャの姿、またその象徴は、この他にもさまざまに存在しています。

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