バガヴァッド・ギーター第9章第34節

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターのサンスクリット原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

मन्मना भव मद्भक्तो
manmanā bhava madbhakto
マンマナー バヴァ マッドバクトー
心を私に向け、私を信愛せよ

manmanās【男性・単数・主格 manmanas(=manmanasa)】[〜は、〜が]私を考える
bhava【二人称・単数・パラスマイパダ・命令 √bhū】[あなたは〜せよ]ある、存在する、〜となる;生じる
madbhaktas【男性・単数・主格 madbhakta】[〜は、〜が]私に献身した

मद्याजी मां नमस्कुरु ।
madyājī māṁ namaskuru |
マディヤージー マーン ナマスクル
私を供養し、私を礼拝せよ

madyājī【男性・単数・主格 madyājin】[〜は、〜が]私を供養する、私を礼拝する
mām【単数・対格、一人称代名詞 mad】[〜を、〜に]私
namaskuru【二人称・単数・パラスマイパダ・命令 namas√kṛ】[あなたは〜せよ](対格、為格、処格)に’namas’と言う、〜に敬意を表す、敬礼する

माम् एवैष्यसि युक्त्वैवम्
mām evaiṣyasi yuktvaivam
マーム エーヴァイシャシ ユクトヴァイヴァム
このように専心すれば、あなたは実に私に到達するだろう

mām【単数・対格、一人称代名詞 mad】[〜を、〜に]私
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)
eṣyasi【二人称・単数・パラスマイパダ・未来 √i】[あなたは〜だろう]行く、来る;到達する、遭う;去る、過ぎる
yuktvā【絶対分詞 √yuj】[〜して、〜してから]〜に繋ぐ;接合する、結合する;(祭式を)行う;〜に(精神・思考)を集中する;精神を統一する、深く瞑想する;想起する、回想する
evam【副詞】このように、こんなふうに、そんなふうに

आत्मानं मत्परायणः ॥
ātmānaṁ matparāyaṇaḥ ||
アートマーナン マットパラーヤナハ
私に自己を捧げて

ātmānam【男性・単数・対格 ātman】[〜に、〜を]気息;霊魂;生命、自身;本質、本性;特色;身体;知性、悟性;我、最高我
matparāyaṇas【男性・単数・主格 matparāyaṇa】私に献身した

मन्मना भव मद्भक्तो मद्याजी मां नमस्कुरु ।
मामेवैष्यसि युक्त्वैवमात्मानं मत्परायणः ॥३४॥

manmanā bhava madbhakto madyājī māṁ namaskuru |
māmevaiṣyasi yuktvaivamātmānaṁ matparāyaṇaḥ ||34||
心を私に向け、私を信愛しなさい。私を供養し、私を礼拝しなさい。
このように、私に自己を捧げて専心すれば、あなたは私に到達するだろう。