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バガヴァッド・ギーター第10章

バガヴァッド・ギーター第10章第8節

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターのサンスクリット原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

अहं सर्वस्य प्रभवो
ahaṁ sarvasya prabhavo
アハン サルヴァッスヤ プラバヴォー
私は一切の本源である

aham【単数・主格、一人称代名詞 mad】[〜は、〜が]私
sarvasya【男性・単数・属格 sarva】[〜の、〜にとって]すべての、一切の、各々の;全体の
prabhavas【男性・単数・主格 prabhava】[〜は、〜が]起源、根源、存在の原因、出生所

मत्तः सर्वं प्रवर्तते ।
mattaḥ sarvaṁ pravartate |
マッタハ サルヴァン プラヴァルタテー
一切は私から展開する

mattas【単数・従格、一人称代名詞 mad】[〜から、〜より]私
sarvam【男性・単数・対格 sarva】すべての、一切の、各々の;全体の
pravartate【三人称・単数・アートマネーパダ・現在 pra√vṛt】[彼は〜、それは〜]動かされる、行かされる;出発する、去る、行く;〜を進む;(従格)から生じる、発する、起こる、発生する;(不定)しはじめる;〜に着手する・に献身する・に取りかかる・に従事する;(処格)を提訴する・を相手どる・に害をなす

इति मत्वा भजन्ते मां
iti matvā bhajante māṁ
イティ マットヴァー バジャンテー マーン
このように考えて、私を信愛する

iti【副詞】〜と、〜ということ、以上(しばしば引用句の後に置かれる)
matvā【絶対分詞 √man】[〜して、〜してから]考える、信じる、想像する、空想する、推測する;〜を信じる、確実・ありそうであると見なす;(対格)を(対格)であると思う、見なす、理解する;意見を持つ、適当と考える、承認する;考慮する、尊重する、尊敬する、崇拝する;想到する、願望する、熱望する、志す;(祈祷等において)〜を思念する、〜を記憶する、〜を挙げる;案出する;〜を知覚する、認める、学ぶ、知る、理解する
bhajante【三人称・複数・アートマネーパダ・現在 √bhaj】[彼は〜、それは〜]分配する、分かつ;実行する、従う、守る;好意を示す;愛する;尊敬する、崇め尊ぶ、崇拝する
mām【単数・対格、一人称代名詞 mad】[〜を、〜に]私

बुधा भावसमन्विताः ॥
budhā bhāvasamanvitāḥ ||
ブダー バーヴァサマンヴィターハ
愛情に満ちた知者たちは

budhās【男性・複数・主格 budha】[〜らは、〜らが]知者、賢人、聖者;神;[ソーマの子の名]水星;[諸神の名] 【形容詞】理解力のある、怜悧な、賢い
bhāva【男性】生成すること、生起すること、起こること;(―゜)に変わること、(処格)に変化すること;在ること、存在;永続、存続;〜である状態;あること・成ること;振る舞い、行状;状態、状況;階級、地位;真の状態、真実;あり方、性質;心境、性向、気質、考え方、思想、意見、心情、感情;情緒;想定;意義、趣旨;愛情、愛;情緒の所在、心臓、精神;物、事物;実在、生類;思慮ある人;占星術上の宿または宮
samanvitās【男性・複数・主格 samanvita】(具格、―゜)を用意した・満たした、〜を有した、〜を完全に所有した;〜と結合した、〜と交わった
→bhāvasamanvitās【男性・複数・主格、限定複合語 bhāvasamanvita】実在性をもつ、存在する、愛情をもつ、正常心をもつ

अहं सर्वस्य प्रभवो मत्तः सर्वं प्रवर्तते ।
इति मत्वा भजन्ते मां बुधा भावसमन्विताः ॥८॥

ahaṁ sarvasya prabhavo mattaḥ sarvaṁ pravartate |
iti matvā bhajante māṁ budhā bhāvasamanvitāḥ ||8||
私は一切の本源である。一切は私から展開する。
知者たちはこのように考え、愛情を込めて、私を信愛する。

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