巡礼で死んでも悔いはない

sadhu

ヒマラヤで巡礼などをしていると、ごく稀に布などに包まれた担架を担いだ人たちが下ってくるのに出会うことがあります。これは、実は巡礼の途中で亡くなった方のご遺体であることが多いです。
縁起でもない話で恐縮ですが、インドで巡礼の途中に怪我や病気などで亡くなるというのは、それほど珍しいことではないのです。巡礼地は非常に厳しい環境の場所にあることも多いのです。
ですから、高齢の方、体の弱い方、病を抱えた方、あるいは運命のどん底におられる方には、つねに死の危険が付きまといます。いや健康で何も問題のない方でさえ、巡礼中は常にがけ崩れなどの事故による死の危険と隣り合わせにいるのです。
インド人ヒンドゥー教徒はそういった峻嶮な地に、何のためらいもなく、むしろ至福の意識をもって、足を運ぶのです。

インド占星術で、運気が非常によくない時期に巡礼をすすられることもあります。これは峻嶮な地を歩き神にまみえる行為が、運命の改善になるからです。
もちろん、運気が悪ければ上記のように途中で亡くなることもあるわけですが、伝統的なインド人は巡礼途中の死を必ずしも悪いことをとは考えません。むしろそれは解脱につながると考えられることが多いのです。

一応は輪廻転生の思想のあると言える日本とは、比べ物にならないくらい強く輪廻の思想を持つインド人にとって、死は我々とは全く違った意味を持ちます。
悠久の歴史を持つ人たちの凄みを感じます。
「人間の生の終わりが、人間の魂の終わりではない。魂は生まれ変わる。」そういう思想をインド人並みに信じることができれば、人生の過ごし方が変わり、より有意義になるのかもしれません。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

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「ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』」
http://sitarama.jp/?pid=86384490

「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902

「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
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