サディサティ

インド占星術において、人間に不幸をもたらす星というのは、土星とかラーフとか火星などのように、いくつかに絞られることが多いです。
その中で、土星という星は、人々に大変な不幸をもたらす星として、古来より恐れられてきました。

その土星のもたらす災厄として有名なのがサディサティと呼ばれる期間です。これは、30年に1度、出生図(生まれた時の星の配置の図)の月を、現在の土星が通過
する前後7年半ほどの期間のことで、大変な不幸をもたらすと言われています。(出生図の土星の性質やダシャーと呼ばれるものにより個人差があります。)
ちなみに現在は出生図の天秤座、蠍座、射手座に月がある方がサディサティの期間です。

不幸な出来事に遭われている方の出生図を拝見すると、たしかにサディサティの期間中である方が一定の割合でおられます。しかも不幸の度合いも最悪のパターンと言われるくらいの酷さの方もよくお見受けします。

サディサティの災厄はかなり大きなもので、インド人ヒンドゥー教徒に「君は今サディサティだよ。」と言った場合、その彼が震えるだすくらい恐ろしいものだと、インドでは信じられています。

そのような恐ろしい土星の悪影響ですが、もちろんそれを避ける手段もたくさん開発されてきたのも事実です。土星のヤジニャや土星の寺院への参拝はもとより、特定の宝石や金属、ルドラークシャを身に着けるなどということもひろく行われています。
一定期間それらの処方をすることで、たしかに土星の悪影響は大幅に緩和されるようです。ですから、たとえサディサティにあっても恐れることはない、というのが結論です。

全ての星々は人間を不幸にするために働くのではなく、本質的にはその逆なのです。人間に気付いて欲しいことがあるために、不幸をもたらすのだとも受け取れます。星の悪影響をうまく緩和し、魂が反省すべき点は反省し、豊かな人生を送りたいものですね。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』

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