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雑記帳

2015年、秋のナヴァラートリ祭

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2015年は10月13日(日本時間では14日)より、いよいよ秋のナヴァラートリ祭が始まります。女神を讃える9日間の夜であるナヴァラートリ祭は、断食が主たる祝祭でもあり、多くの人々が食の節制を努めます。季節の変わり目にあたり、心身に不調が出てくるこの時、神聖なナヴァラートリは、自分自身を見つめ直すとりわけ吉祥な時となります。

秋が深まるこの季節、その天候の移り変わりは、私たちの身体にさまざまな影響を与えます。太陽の高さ、風の向きは変わり、受けるエネルギーにも大きな変化が生じます。それは体だけでなく、心の面においてもエネルギーの上昇と下降を与え、個々の内に不安定さを生み出すものともなり得ます。

こうした外界の変化を受け、小さな世界である人間の肉体の内にも変化が生じるのは、物質という肉体をまとう故、避けられない事実です。この変化の時、こうして断食が勧められるのは、浄化によってその変化に均衡と安定をもたらすためであり、そこで試される感覚の制御が、同時に自身の心を崇高なものの下へと定めていきます。

変化から生じる不安定さの中で、私たちは必然的に、恐れや不安、怒りや疑い、憎しみや嫉妬を経験せねばなりません。9日間の夜は、それらを打ち壊す全宇宙の母、そしてエネルギーの源である女神に捧げられるものであり、そして訪れる10日目が、ヴィジャヤ・ダシャミーとして知られる勝利の10日目です。

変化が生み出すものに打ち勝ち、不変のものと繋がる術を、女神を通じ学ぶ時がこのナヴァラートリ祭です。皆さまの下にも、女神たちの恩寵が多くありますことを心よりお祈りしております。

(SitaRamaブログ「女神たちの夜」より)

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