美の基準と言うものは、人によりそれぞれ違いますし、育ってきた環境や文化によっても変わるでしょう。
しかしながら、インド占星術の中には星による客観的に判断可能な、美の基準のようなものがあります。それは一般的に、金星の配置などが大きく影響すると言われています。
単純な表現をすれば、ホロスコープ上で金星がいい配置の方は美しいということになります(もちろん、実際はそれほど簡単なことではありません)。
それ以外に、月の位置なども大きな影響を与えます。たとえば2番目の部屋に月がいい状態で存在すれば、顔が美しくなる傾向がみられます。
経験上の話で恐縮なのですが、水星がいい配置にある方も、独特の美しさをされていることがあります。
何といいましょうか知的で軽やかな美しさをしておられたりします。
それは水星がそういったものの表示体であるからに他ならないからなのですが、そう言った考えを広げていくと、それぞれの星が象徴する美しさというものが存在するのではないか、そういう結論に至ります。
それはその通りです。金星が美しいというのは、いわゆる異性としての美しさや魅力、または芸術的な美しさなどを表します。
しかし、美しさの種類はそれでだけはないはずです。
それぞれの星の持つ美しさというものがあり、そう考えていくとどなたでも必ず美しさを纏っていることになります。
私たちが人間としてこの世に生まれたのは、占星術的に見れば、大変幸運なことであると言えます。
ということは必ずよい働きをする星を持っているとも考えることができます。
自分の長所(よい星)を生かし、本質的に美しく生きようではありませんか!美の追求と霊的な達成は、同じようなゴールに至ると考えられます。
美しく生き、霊的な果実を楽しみましょう。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』
ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
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