スピリチュアルインド雑貨SitaRama

ガネーシャ・ギリ

ブッダ雑感

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以前、どこかでブッダ(釈迦)のホロスコープとわれるものを見たことがあります。詳しくは覚えていませんし、それが本物だったのかどうかは、私にはわかりませんが、その印象は「凄腕の経営者かビジネスマンみたいだな。」というものでした。もちろん、同時に宗教者としての素晴らしい資質もあったと記憶しています。
仏教が成立して何千年もたってもこれだけ隆盛を誇るということは、やはり創始者にそういう才能があったからに他ならないでしょう。さらにはブッダが存命中にもうすでに大きな教団があったと聞きますから、やはりそれは間違いのないことなのだと感じます。

どこかに書いたかもしれませんが、昔サンスクリット語の研究者の方から「インドという母から生まれた子供例えると、ヒンドゥー教は長男、仏教は次男みたいなものだ。」という話を聞いたことがあります。
次男は長男をみて育ってきているから、長男の欠点などよくわかっている。だからそれに反発して外(この場合は海外)に出ていく。しかし気付いてみるといつのまにか兄と同じような生き方をしている・・。
そう、ヒンドゥー教と仏教は血を分けた兄弟のようなものなのです。ブッダ・プールニマは、兄が弟のために祝う誕生日のようなものでしょう。

インドでは一般的に仏陀はヴィシュヌ神の化身のひとりとされていますが、
何度か話題にさせていただいているマータンギー女神も、エネルギー的にはブッダと同根だと言われています。
これはブッダが占星術的には水星と関係するのと、マータンギー女神が太陽とともに水星にも関連しているためなのかもしれません。
女神と、究極に進化した人間という違いはあっても、民衆に異様な人気を誇るという部分でも似ています。

このコラムを読む方の中にはご存知の方が多いように、インドでは仏教徒というのは、かなり少数派です。
しかし一般の民衆は、シヴァやヴィシュヌを愛するようにブッダも愛しています。
私たち日本に生まれ育った人間の大多数は、幼いころより内側から仏教文化に触れてきたと思います。
しかし、時にはインドの民衆のように外側からそれを見る視点を持つと、新たなブッダの魅力が見えてくるのかもしれません。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』

ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定

ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
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