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雑記帳

ニルジャラ・エーカーダシー

yellow flowers floating in a tibetan bowl

大自然の移り変わりと密接に結びついたインドの暦の中に、エーカーダシーという吉日があります。ヴィシュヌ神に捧げられるエーカーダシーは、断食を通じて感覚器官を統制し、自己を清めるための吉日として知られ、この日は完全な断食、もしくは穀物を除いた果物などの食事が行われます。

月の満ち欠けのそれぞれ11日目にあたるこのエーカーダシーは、年間でおよそ24回訪れます。そして、これから迎えようとしているニルジャラ・エーカーダシーは、一年の内でももっとも厳しい断食が行わる時となります。「ニルジャラ」は「水の無い」を意味し、敬虔な人々は水すらも口にしません。ニルジャラ・エーカーダシーにおいて、水すらも飲まずに断食を成し遂げた者は、一年の24回のエーカーダシーを全て達成したことに値するとも伝えられるほどです。

このニルジャラ・エーカーダシーにはある言い伝えがあります。マハーバーラタに登場するパーンダヴァ5兄弟たち(ユディシュティラ、ビーマ、アルジュナ、ナクラ、サハデーヴァ)は、その妻も含め、誰もがこのエーカーダシーの断食を実践していました。しかし、その内のビーマだけは、非常に強いアグニ(消化の火のエネルギー)を持つことから、空腹に耐えることができず、どうしても毎回の断食を実践することができずにいたといわれます。

エーカーダシーの断食は、解脱を得るためには必須の行いと伝えられるほどの行いです。そのため、ビーマは聖仙ヴィヤーサに相談します。そしてヴィヤーサは、一年のすべてのエーカーダシーを行うに等しいこのニルジャラ・エーカーダシーを実践することを勧めたといわれています。

ニルジャラ・エーカーダシーを迎えるジェーシュタ月(5月~6月)は、インドの多くの地域が一番の酷暑期にあたります。この時、水すらも口にしない断食を行うことは大変な苦行を意味し、これを達することにより、肉体だけでなく、精神が深く清められると信じられています。

エーカーダシーの断食の実践により、心身の奥深くにまで行き渡る浄化は、より明瞭な意識を授けてくれることを度々実感してきました。2016年のニルジャラ・エーカーダシーは6月16日です。この日、エーカーダシーに挑戦してみるのも良いかもしれません。

(文章:ひるま)

参照:http://www.iskcondesiretree.com/page/pandava-nirjala-ekadasi

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