カール・サルプ・ドーシャ

A row of Hindu Naga deities decorated with flowers and kumkum in South India.

インド占星術のホロスコープにおいて、ラーフとケートゥ(蛇の頭と尻尾を象徴)に他の星全てが囲まれてしまうことを、カール・サルプ・ドーシャ(カール・サルプ・ヨーガ)と言います。
このようなコンビネーションを持つ方は、特にラーフの影響する時期に大変な惨禍に見舞われるといいます(ごく稀によい影響の場合もあります)。インド占星術の専門家の中にはカール・サルプ・ドーシャはない、と主張する方もおられ、それを真っ向から否定するつもりもないのですが、個人的な経験上、カール・サルプ・ドーシャを持つ方々で、たしかにそういう惨禍に遭われた方は、何人も出会ってきました。このヨーガが最も凶暴になるとされるラーフの影響期に、重篤な病にかかるとか、重大な犯罪に巻き込まれるとか、家族との突然の死別があり生活が困窮するとかなどの、大きな惨禍が起こる可能性があります。また、全ての星がラーフとケートゥに囲まれていないケースでも、ほとんどの星が囲まれていた場合、部分的に悪影響が起こる場合もあります。またカール・サルプ・ドーシャ的なトランジット(現在の星の配置)から同様の悪影響がでることもあります。
実際このヨーガは、本場インドでも大変よくない意味をもつものと解釈され、もしインド人に「君にカール・サルプ・ドーシャがあるよ」と言ったらおそらく震えだす位のレベルで、恐怖に慄くと思います。おそらくインドでの知名度は、有名なサディサティ(土星の引き起こす惨禍の時期)に匹敵するほどだと思います。
そんなカール・サルプ・ドーシャですが、悪影響が大きいため、一方でそれから逃れるための様々な処方も開発されてきました。
ヤントラの礼拝、寺院でのプージャーなど様々ですが、中にはシヴァパンチャークシャラ・マントラ(オーム・ナマ・シヴァーヤ)を唱える、という処方もあります。
マントラはもちろんたくさんの数唱えなければ効果は上がらないのでしょうけれど、個人でできる処方ですので、やってみる価値はあるものだと感じます。
占星術的に、恐ろしい結果をもたらす星のコンビネーションはいくつか存在します。
しかし様古来より開発され続けてきた様々な処方があるわけですから、もしそのようなものをお持ちの場合も恐れずに運命に立ち向かっていただければ、幸運な人生に転換できると信じております。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』

ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定

ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
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