ウパーカルマ(アーヴァニ・アヴィッタム)

2016年8月18日は満月となり、インドではシュラヴァナ月が終わりを迎え(一部地域)、兄弟姉妹の愛を深める祝祭、ラクシャ・バンダンが各地で盛大に祝福されます。

この日は、ガーヤトリー女神の降誕祭が祝福される慣習もあり、ブラーフミンの間では「ウパーカルマ(アーヴァニ・アヴィッタム)」という儀式も行われます。ブラーフミンはガーヤトリー マントラを唱えながら、身につけていたブラーフミンとしての象徴である白い聖紐を付け替えます。そして、このウパーカルマ(アーヴァニ・アヴィッタム)の次の日はガーヤトリー・ジャパの日として知られ、ガーヤトリー・マントラを唱える吉兆な時となります。

「ウパーカルマ」は始まりを意味し、シュラヴァナ月の満月は、ヴェーダの学習に取り掛かる大切な日として知られています。そこには、ある言い伝えがあります。

かつて、2人の悪魔マドゥとカイタバによってブラフマーからヴェーダが盗まれました。ヴェーダがないために、全世界が闇に包まれ、ブラフマーは創造を続けることができません。ブラフマーは、主ナーラーヤナのもとへ駆けつけ、ヴェーダを取り戻すための助けを求めました。主ナーラーヤナは光沢のある白い馬の顔の馬頭観音(ハヤグリーヴァ)となり、パーターラ(悪魔の棲む地界)へと行って悪魔を倒し、ブラフマーにヴェーダを取り戻させました。(『シュリー・ハヤグリーヴァ・ウパーサナ』より)

それがまさにこの日であると言われています。ハヤグリーヴァがあらゆる知識が詰まった聖典ヴェーダを創造者ブラフマーのもとへ取り戻したこの日、新しい始まりとして、この神聖なヴェーダの学習が始まります。

この吉兆な時、皆様にも多くのお恵みがありますことを心よりお祈りしております。

参照:https://en.wikipedia.org/wiki/Upakarma