太陽の恵み

boat sailors at sunrise sunset in ganga river at allahabad indian asia

今年も盛大な祝福と共にディーワーリー祭を終えたインド。このディーワーリー祭の後、インドの一部地域や慣習において、太陽神への祈りであるチャタ・プージャーが4日間に渡って執り行われます。2016年は11月4日から7日に祝福されますが、主たるプージャーは11月6日です。この祝祭は、チャット・パルヴァ、ダーラー・チャタ、スーリヤ・シャシュティーなどとも呼ばれます。

太陽神に捧げられるこのチャタ・プージャーにおいて、人々は聖なる河において沐浴をして身を清め、断食や太陽神へのプージャーを熱心に執り行います。水すらも摂らない36時間の断食を行う慣習もあると伝えられます。この間に捧げられる太陽神への祈りと断食は、さまざまな病を回復し、健康をもたらすと伝えられます。

こうして食物からのエネルギー摂取を中断することは、私たちに、太陽からの純粋なエネルギーを、直接心身に取り込む機会を与えると信じられています。古い時代、多くの聖仙たちが食物を摂らず、太陽からのエネルギーを受けることで生存していたといわれ、それは、このチャタ・プージャーによるものであったとも伝えられます。

さまざまなエネルギーを受ける私たちの心と体にとって、生命を育む太陽からのエネルギーの影響は計り知れないものです。日照時間が短くなり、太陽の温かさを欲するこれからの季節、このチャタ・プージャーを行うことで、そのエネルギーをより高く享受できるのかもしれません。

チャタ・プージャーにはさまざまな神話が伝えられますが、一説には、ラーマ神が魔王ラーヴァナを倒し、シーター女神と共に王国アヨーディヤへと凱旋した後、王国で断食と共に太陽神への祈り行っていたことに由来があると伝えられます。

人々は、古くから自然の恵みである太陽への祈りを行ってきました。現代でも、不食と太陽がもたらすさまざまな恩恵が、多く話題にされています。自然の恵みに感謝をすると共に、古代から受け継がれてきたこうした行いを、今見つめ直してみるのも良いかもれしません。

(文章:ひるま)

参照:http://www.chhath.org/