65、消化器・安心・理性のRaga:

Female relaxing at sunrise, performing tadasana - mountain pose by the sea at sunrise

消化器・安心・理性に関わる諸問題を、根本的なところで解決する効果があるとされるRagaは、「第3のChakra:Manipura/Nabi」に関わるRagaです。

昔から、胃腸が弱い人は、「根気が無い、我慢、辛抱が苦手」と言われていました。それは、下痢や軟便気味の場合にも、便秘の場合にも共通して言われます。もちろん感染症のDeToxとしての下痢は異なりますが、下痢・軟便性も便秘性も実は同じ元凶の異なる方向の表出であるという考え方もあります。

そもそも、生き物の「健康・正常な状態」を保つため、生き物が自らの体の中に備えている「恒常性」では、言わば「出るものは叩き、引き込む、沈むものは引っぱり上げる作用」ですが、逆に言えば、そうやってバランスを取ったものでも、またバランスが狂うということは、「心や体、臓器、細胞、様々な脈絡、気、ナーディ」は、常にどちらかに偏りたがる傾向があるということです。

このことをして、アーユルヴェーダでは「体質」という概念を重視しているのです。つまり、左右に傾きの無い道路であるにもかかわらず、ハンドルから手を話すと左右のどちらかに偏ってしまう車のようなものです。アーユルヴェーダが説く「体質」には、左右の他に、「スピードが勝手に上がる、下がる」なども加わるわけです。

このように、自然の摂理はある意味で、非常に単純明快な基本構造を持っています。そうは言っても、「便秘解消の為に辛抱強くなろう」という単純なものでもないのがミソです。

つまり、何らかの「心因性の作用」が、慢性化して、「体質」を作り出している部分も大きいと思われ、その場合、その「心因性の要素」を取り除き「体質」を見出すべき場合と、そうしたくても出来ない場合も考えられます。

(文章:若林 忠宏

‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥
若林忠宏氏によるオリジナル・ヨーガミュージック製作(デモ音源申込み)
‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥…‥