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雑記帳

太陽と7色の光

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太陽が北方へ回帰する日として祝福されるマカラ・サンクラーンティにおいては、冬の終わりを喜ぶように、インドの各地でさまざまな祝福が執り行われます。このマカラ・サンクラーンティを始め、インドでは太陽を崇める祝祭が数多くあります。

私たちの日々に多くの恵みを授ける太陽は、ヒンドゥー教でスーリヤ神として崇められ、7頭の馬に引かれた乗り物に乗って描かれることがあります。マカラ・サンクラーンティの後、新月から7日目(サプタミー)には、スーリヤ神が7頭の馬に引かれた乗り物(ラタ)の向きを北方へ変えることを祝う、ラタ・サプタミーという祝祭も祝福されます。

この7頭の馬は、一説に、太陽の光から生まれる7つの色を意味しているといわれます。それは、7色と考えられる時の虹の色(赤、オレンジ、黄色、緑、水色、青、紫)であり、私たちの身体に点在する、7つのエネルギーセンターのチャクラの色でもあります。

第1チャクラ(ムーラーダーラ):赤
第2チャクラ(スヴァーディシュターナ):オレンジ
第3チャクラ(マニプーラ):黄色
第4チャクラ(アナーハタ):緑色
第5チャクラ(ヴィシュッダ):水色
第6チャクラ(アージュニャー):青色
第7チャクラ(サハスラーラ):紫色

このチャクラと色を通じても、自分自身の内なる世界に、太陽の光が輝いていることを学ぶ機会が多くありました。ヨーガや瞑想は、その光を活性化し、調和させるための術でもあります。まずは、自分自身の内なる世界に、その光が存在していることに気づかねばなりません。

外界のさまざまな条件が重なって生まれる虹は、移ろいやすく、さまざまに変化する私たちの心のようです。しかし、異なる虹の色が生まれる源は、一つの太陽の白色光です。異なる色が調和し、一つになってあらわれる虹の神秘的な美しさは、言葉では言い表せません。虹のように輝くことができるように、中心となる太陽の光に気づき、調和する行いを実践していきたいと感じています。

このマカラ・サンクラーンティの時、7頭の馬に引かれるスーリヤ神を、自分自身の内に確認してみるのも良いかもしれません。太陽の限りのない恵みが皆様にもありますように、心よりお祈りしております。

(文章:ひるま)

参照:http://www.speakingtree.in/allslides/why-7-horses-for-the-chariot-of-sun

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