ガーヤトリーの光輝

太陽神サヴィトリへの賛歌として知られるガーヤトリー・マントラは、知性を司るマントラとして唱えられ、数々の霊的な恩恵が伝えられています。「ガーヤトリーは、ガーヤトリーを詠う者を守護する(Gayantam trayate iti Gayatri)」と伝えられ、その最大の恩恵を享受するには、まず、正しい発音が重要です。適切な恩恵をもたらすその神聖な音の波動は、心身に共鳴を生み出し、双方を純粋なエネルギーで満たします。

ガーヤトリー・マントラの詠唱は、最高神であるブラフマンを讃え、ブラフマンに語りかけるものでもあります。その実践は、人々を究極の次元へと導き、やがてその修行が成就した時、超越的なブラフマンの境地に達することができるでしょう。しかし、マントラの恩恵を十分に引き出すためには、弛まぬ継続的な努力が必要不可欠となります。

ヴェーダにおける最高峰のマントラとして伝えられるガーヤトリー・マントラは、シュリーマド・バーガヴァタムにおいても多くの言及がなされています。それは、神聖な世界の始まるところであり、霊的に豊かであった古代の論理が、このマントラにあると信じられています。

古代のインドの聖者たちは、優れた識別力を得るために、内なる精神修行のために、あらゆる霊的目標の成就のために、ガーヤトリー・マントラの修行に人生を捧げてきました。ガーヤトリー・マントラの詠唱は、修行者(サーダカ)としての自信と勇気を高め、その判断力、統率力を啓発し、内なる精神の浄化に影響を与えます。その恩恵は、人間関係や職業といった社会的な面に至るまで向上を促すでしょう。

真摯な気持ちでガーヤトリー・マントラを唱え続けると、潜在能力が刺激され、理想的な思考が生み出され、精神的な面と身体的な面の双方を向上させる門戸を開きます。これらは、ガーヤトリー・マントラの修行を真摯に続けてきた誰もに見られる事実です。

ガーヤトリー・マントラを唱える際に勧められる点は次の通りです。
・ガーヤトリー・マントラの句の意味を学び、暗唱できるようにしましょう。
・マントラを唱える時は、安定した穏やかな呼吸を保ちながら、光り輝く太陽や壮大な自然を思い描くと良いでしょう。
・ガーヤトリー女神の神像や絵を側に置き、マントラの詠唱の支えとするのも良いでしょう。

『まごころと、情熱と、あつい信仰さえあれば、宗教やカーストが違っていても、修行にガーヤトリー・マントラを選んでさしつかえない。あなたの人生は確実に祝福されるだろう。
 神を求める人々よ。偉大なるガーヤトリーの驚くべき可能性に気づくがいい。このマントラのもつ美しい遺産をあざやかに実現するのだ。太古の修行者(リシ)からわれわれに伝えられたこの聖なる力(シャクティ)を無駄にしてはいけない。』(“Sadhana” by Swami Sivananda 1985 p217~p220)

ガーヤトリー・マントラは、人類に授けられた最高の霊的鎧であり、その恩恵は誰もが享受することができます。ガーヤトリー・マントラは、人生という荒野を旅するための必需品であり、太陽の光のように、人々を正しい道に導き、計り知れない果実をもたらしてくれるでしょう。

(SitaRama)