ガネーシャ神の8つの姿と人間の8つの弱点

ヒンドゥー教の神々は、正義が失われ悪がはびこる時、特別な化身となって姿をあらわし、世界を守ると信じられます。象の頭を持ち、愛らしい姿を見せるガネーシャ神も同じです。障害除去の神として崇められるガネーシャ神には、8つの有名な姿があります。

8つのガネーシャ神の姿は、私たち人間が持つ8つの弱点を取り除くと信じられます。ガネーシャ神が取り除く私たちの8つの弱点とは、嫉妬、傲慢、妄想、強欲、怒り、欲望、自我、慢心です。一説に、ガネーシャ神は以下のような姿となって、これらの8つの弱点の象徴である悪魔を倒したと信じられています。

1、ヴァクラトゥンダ(曲がった鼻の神):マートサリヤースラ(嫉妬の悪魔)
2、エーカダンタ(一本の牙の神):マダースラ(傲慢の悪魔)
3、マホーダラ(大きなお腹の神):モーハースラ(妄想の悪魔)
4、ガジャーナナ(象の顔の神):ローバースラ(強欲の悪魔)
5、ランボーダラ(ふくれたお腹の神):クローダースラ(怒りの悪魔)
6、ヴィカタ(奇形の神):カーマースラ(欲望の悪魔)
7、ヴィグナラージャ(障害を取り除く神):ママタースラ(自我の悪魔)
8、ドゥームラヴァルナ(灰色をした神):アビマーナースラ(慢心の悪魔)

嫉妬、傲慢、妄想、強欲、怒り、欲望、自我、慢心は、私たちが日々を幸せに生きるための道を塞ぐ大きな障壁です。それは、私たちの成功を阻む弱点にも他ありません。内なる世界に蔓延るこうした悪魔を倒す時、私たちは自分自身の本質である大いなる幸せに気づくことができます。

ガネーシャ神の礼拝は、これらの悪魔を倒すための優れた方法の一つです。ガネーシャ神の姿が見せる一つ一つの象徴を見つめ、その崇高な存在に心を定める時、私たちの内なる世界は浄化され、障壁が取り除かれていきます。

ガネーシャ降誕祭を通じ、その姿を見つめ直してみるのも良いかもしれません。そこで得る気づきは、ガネーシャ神の大きな祝福として、私たちの障壁を取り除き、幸せを授けてくれることと思います。

(文章:ひるま)

参照:http://www.speakingtree.in/allslides/8-avatars-of-lord-ganesha/152276