愛のためのカーマデーヴァのマントラ

人生で恋愛ほど祝福に満ちたものはありません。人生は恋愛と結びついてこそ、実りあるものとなります。それはこころを和らげて美しくし、またあなたの魂を本来のあるべき場所へと導きます。この世の音楽で、天使たちのいる天界へと届く音楽は、愛の賛歌を奏でたものです。

この世の幸福の中で、夫婦間で信頼し合い、仲良く生活できることほど幸せなことはないと、H.ガイルズ博士は述べています。意中の異性に惹かれ、また互いに深く愛し合うことは、間違ったことではありません。近い魂がお互いに惹きあい、自然と互いの愛が形となることは、宇宙の創造主がつくりだした創造原理です。しかし、このような真理を知らないで、人々は恋人や夫婦の仲を永く保つことができず、結果として離別がおとずれ、気落ちすることになります。

インドには、魂の幸福な結合に関する古代文献から、サンスクリット語の天界に響く音の波動を通じて、愛情の念を成就させるマントラが伝わります。深く集中して耳を傾けて、サンスクリットの音の波動を吸収することで、この波動がさまざまな方法によって感覚器官と魂を揺さぶり、2つの魂が互いに惹きつけられるようになります。

愛のために唱えられる数あるマントラの中に、愛の神であるカーマデーヴァのガーヤトリー・マントラが伝わります。愛の感情を支配することで知られるカーマデーヴァを崇拝することは、熱意と活力をもたらし、人々を惹きつける魅力をもたらすと信じられています。愛に満ちた生活のために広く崇拝されるカーマデーヴァと妃であるラティは、男性と女性の魅力を映し出す美しさの典型としても考えられています。