富と幸運のためのシュリー・スークタム

インドの聖者たちによると、富は、人生の大きな目的(プルシャールタ)のひとつです。富は、人生の4つの目的であるダルマ(正義)、アルタ(富)、カーマ(願望や肉体的欲求の達成)、そしてモークシャ(成就)の2番目にあたります。

マハーラクシュミーは、富と幸運の女神です。彼女に捧げられるマントラやサンスクリットの讃歌は、人々に富と幸運をもたらすといわれています。マハーラクシュミーは、慈悲の化身であり、信奉者が望んでいる恩恵によって祝福します。

シュリー・スークタムは、ラクシュミー女神に捧げられるリグ・ヴェーダからの祈りの賛歌です。ラクシュミー女神に捧げられるこのシュリー・スークタムの詠唱は、ラクシュミーの恩恵を求める人々にとってもっとも吉兆な行いの一つと言われています。シュリー・ヤントラの前で、このシュリー・スークタムを詠唱する者は、決して貧しさに苦しむことはないと信じられます。

ラクシュミーを礼拝する上で、シュリー・スークタムに勝る賛歌はありません。シュリー・スークタムの文字、言葉、音節は、まさにラクシュミーそのものを表しています。

信頼と心を込めて詠唱されるマントラは、関係する神々を身近に引き寄せ、神々の祝福を確実にするといわれます。マントラを定期的にもちいることで、神との関係が強化され、これによって望みの恩恵を手にすることができると信じられています。