アクシャタ(米粒)の作り方と使用方法

インドではさまざまな儀式において、アクシャタ(米粒)を捧げる行いが重要視されます。

アクシャタは、サンスクリット語で「壊れていない、完全な、丸ごとの」などの意味となり、壊れていない米粒を意味します。
白い米粒、または色づけされた米粒が用いられ、プージャーの際に神々へ捧げたり、ホーマの際にマントラを唱えながら火に投げ入れたり、結婚式では新婚夫婦に降り注がれたりと重要な意味を持ちます。
これらは、富や繁栄を祈願するため行われます。

また、アクシャタは5つの主要な神々、ドゥルガー女神、シヴァ神、ガネーシャ神、クリシュナ神、ラーマ神のエネルギーを引き寄せると言われます。
こうした吉兆なエネルギーを引き寄せるために、形の崩れていない米粒が重要とされます。
形が不完全であると、ネガティブなエネルギーを引き寄せる力が強まると信じられます。

アクシャタは、シンプルに準備することが可能です。
形の崩れていない米粒を集め、ターメリックやクムクムと混ぜて色づけします。
ターメリックやクムクムは、少量の水を混ぜてペースト状にし、米粒と混ぜ合わせます。
色づいた米粒を乾燥させると、アクシャタの完成です。

アクシャタは、その色が重要視される場合があります。
白は「ニルグナ(形のない)」を、赤は「サグナ(形のある)」などと捉えられます。
「ニルグナ(形のない)」を象徴する白は、離欲(ヴァイラーギャ)の実践の象徴です。
「サグナ(形のある)」を象徴する赤は、他の色よりも、ガネーシャ神や女神の力を速やかに引き寄せると伝えられます。

重要な儀式において用いられるアクシャタは、以下のように、日常生活でもさまざまに用いることができます。

•クムクムやサンダルウッド・ペーストとともに自身の額に塗布する。
•神像やヤントラへ、クムクムやサンダルウッド・ペーストとともに塗布する。
•神像やヤントラへの供物として捧げる。
•ネガティブなエネルギーを取り去るために、オイルランプやカラシャの前に置く。
•プージャーの供物として捧げる。
•色づけしていないアクシャタを神像やヤントラの前に置いてエネルギーを与え、通常のお米と混ぜて炊き、プラサードとして食する。

参照:https://www.sanatan.org/en/a/213.html