144、アーユルヴェーダ音楽療法入門6(意識と音楽療法3)

「断捨離」や「Detox」流行の問題点
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人間でも猫でも、「良質の食物を摂り」「悪玉菌を減らす」ことが出来れば、便の量は激減します。それが健康のバロメーターでもあります。無論、便秘は何度も毒素を再吸収させ腎臓、肝臓に負担を与えますから言う迄もありません。ところが、この十年二十年、「自然派」を自認する人々の間で「断捨離」や「Detox」が異常な流行です。

体にも心にも、より良質の物を摂り入れるようにするだけでなく、それを享受し消化吸収・代謝する自らの体と心の機能を正常化させる努力を怠り、不必要に「排泄物(断捨離やDetoxを含む)」を増やし、それらの行き先を考えない。そんな身勝手な人間が増える一方では、排泄物、ゴミが自然界に溢れ、やがては「より良質のもの」を得ることさえ難しくなることは明らかです。
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生き物には、その生き物に相応しい「テリトリー」があります。

実のところ、安心で快適であれば、猫などは段ボール箱程度の環境で良く、むしろ落ち着ければずっとそこに居たりします。

昆虫飼育に熱中していた時期っもありますが、賢いクワガタは、
10cmX20cm程度の容器で、充分に安心して健康で居られます。

(正確には、その賢さは「心身ともに健全である」ということで、その「健全さ」は、実は優秀ということではなく、生まれ持った「Defaultの状態」が保たれているに過ぎませんが)、

彼らの自然界での住処が如何に「大樹」であろうと、その「うろ」の大きさなどは飼育容器よりも小さいかも知れません。猫もクワガタも、何らかの必要があって移動したり、気分転換をする時に、ケージや容器から出られれば満足なのです。

人間も同様で、恐らく落ち着いた書斎などは、デスク回りに三畳もあれば充分。

逆に、私が1980年に初渡印した時のデリーのインペリアル・ホテルのトイレが三畳以上もあって、逆に落ち着かず生涯最初で(恐らく最後の)便秘気味になったことがあります。

また、福岡では、窓を開けると遮るビルが一棟しかなく、山を遠望出来ますが、吉祥寺時代は、窓を開けるとほんの1m以下の先に隣のアパートの灰色の壁がありました。確かに、その環境ではおかしくなるのも当然です。

しかし、私が生まれ育った1950年代後半(昭和30年代)はまだ、23区の杉並でさえ近所の雑木林にはクワガタが居て、護岸工事をしていない善福寺川には鮒やザリガニがいました。

生家は借地が広かったですが、近所の家は大体50坪前後で、人間の排泄物は「汲み取り屋さん」が回って回収し肥やしにして畑で活用していました。

ビニールやプラスティックの包装物も殆どありませんでしたから、「生ゴミ」は庭に穴を掘って埋めれば土に還りました。

すなわち、四五人家族でしたら、30坪~50坪の家・土地があれば、充分快適な暮らしであるだけでなく、排泄物もゴミも殆ど「土に還せる」筈だったのです。

ところが、高度成長期の錯覚の中、余計な包装物や使い捨ての消費が台頭し「土に還らないゴミ」が大量に出るようになり、トイレは下水道が完備されました。

これらは「時代の変化」ではなく、明らかに何らかのクレイジーなシステムの暴走です。

確かに水洗トイレは大変ありがたく、衛生上も画期的な改善なのでしょう。しかし石油由来のプラスティックやビニールなどは、今頃になって地球環境を深刻に汚染していることが言われ始めています。

「少子化」が問われる以前から、地方の「過疎化」は言われていました。
何らかの狂った価値観によって、地方都市・都会や大都会に集中し、一方に過疎地を作りながら、他方では川を埋め立て山を削ったのです。

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昭和30年代、四、五人家族ならば、50坪の家土地があれば「自然に戻せない排泄物やゴミ」は殆ど生じなかった。

その状態を今の時代に復元することは不可能なのでしょう。

だからと言って、「摂り込むもの・買い込む物を吟味する」「摂り込み消化吸収する力(食物のみならず、情報や文化芸術も含め)を正常に戻す」「排泄物やゴミを減らす」ということを考えず、実行せずに、

目先の自分の都合の良い・居心地の良さばかりに執着していれば、社会や環境はどんどん悪くなる。私たちひとりひとりは、決して被害者ではなく、むしろ加害者の筈です。

勿論、昔の人々も「水に流す」という常套句があるように、「川や海に捨ててしまえば良い」と考えていたと思います。

しかし、近現代は「自然に還元されない素材が多く用いられている」
「その素材を用いたものを消費・使い捨てることが異常に無駄に多い」
「そもそも社会と人間の価値観が消費文化・消費社会で『当たり前』になってしまっている」

「社会全体のことや環境全体、地球全体のことを考えずに『ゴミは決められた日に出せば許される』としか考えない」などという、

昔では考えられないクレイジーなことが「普通」になっています。

この「地球~社会~個々の人間の狂った意識と行為」を「個々の人間の体と心」に置き換えてみて下さい。共通するテーマは「宿主(環境)のことを考えずに効率の悪い代謝(老廃物が多い)のみならず、毒素まで放出しても『断捨離/Detox=普通の行為』として顧みず、自らの居心地さえ良ければ良いという意識」です。
これは、人間の体内では「悪玉菌と癌細胞」がしていることに他なりません。

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何時も最後迄ご高読をありがとうございます。

福岡市南区の自宅別棟楽器倉庫の教室では、インド楽器とVedic-Chant、アーユルヴェーダ音楽療法の「無料体験講座」を行っています。詳しくは「若林忠宏・民族音楽教室」のFacebook-Page「Zindagi-e-Mosiqui」か、若林のTime-Lineにメッセージでお尋ね下さい。 九州に音楽仲間さんが居らっしゃる方は是非、ご周知下さると幸いです。

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是非ご参考にして下さいませ。

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(文章:若林 忠宏

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