スタッフ日記:ケーララ豪雨災害の支援状況について

ケーララ豪雨緊急災害支援募金にご協力をいただいている皆様、温かいご支援をいただき誠にありがとうございます。
過去100年間で最悪の被害が報告された豪雨災害から、およそ半年が過ぎました。
これまでに実施してきた支援の状況を、ご報告させていただきます。

セカンド・モンスーンといわれ、再び雨が強まる時(10月頃)を終えてから、穏やかな気候が続いていたケーララ州では、長く暑い夏が始まろうとしています。
食材、洋服、台所用品、学用品など、生活必需品の配給に始まった支援活動は、皆様の温かいご支援を通じ順調に進んでいます。
家屋や地域の清掃や片付けはほぼ落ち着き、人々は日常を取り戻し始めました。
マイクロビジネスの支援も少しずつ進み、仕立て屋として収入を得ていた女性たちには、足踏みミシンを支給することができました。
教育支援を行う子どもたちの家族と共に、生活に必要な椅子の支援も行うことができました(詳細はこちらよりご覧いただけます)。
あらゆる家具を失った家族も多く、今後も社会生活の中で必要性の高いものを見極めながら、物資の配給を継続していく予定です。

現在は、穏やかな気候が続いていたこともあり、豪雨災害によって荒廃した田んぼの復興に力を入れています。
自治体からは、古くから受け継がれてきたココナッツの外皮の繊維部を使ったマットの支援を受け、田んぼを整備することができました。

田んぼの稲は順調に成長し、稲が開花し始め、3月には収穫ができる見込みです。
インドでは、人々の生活を支える重要な基盤である農業に、全就業人口の半分が従事しているといわれます。
しかし、厳しい気候条件の下では、肉体的、そして精神的にも多大な苦しみが伴います。
この収穫の喜びは人々にとってどんなものにも代えがたく、収穫への感謝と新たな生活への願いが古代から神々へと捧げられてきました。

豪雨災害を経験して以降、かつての生活を見直し、自然と共存しながら進んでいる社会には、学ぶことが多くあります。
厳しい労働の後に手にする収穫の喜びが人々の心に幸せをもたらすように、この豪雨災害の苦難を通じて手にする新たな気づきが人々を強く導いています。

今後も、トイレの建設、卵やミルクや野菜を売って収入を得られるように、鶏小屋や家禽などの支援を計画しています。
この支援活動が、持続可能な社会のためになるよう、現地の人々と共に努めていきたいと思います。

いつも温かいご支援を頂き、改めまして心より御礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)