179、アーユルヴェーダ音楽療法入門41(脳機能正常化のプロセス)

インド太鼓Tablaの勧め(その1)

現代人は、その偏った思考回路によって、脳機能も偏ってアンバランス。それが様々な悪因になっている。
「Tri-Doshaの何かに偏った体質⇔同じ偏りの気質⇔それに支配された精神構造⇔その上に成り立つ思考性・思考回路⇔その為だけにしか使われない脳機能」は、ぐるぐると回り、悪循環を作り出し、問題を刻々と深刻化させています。
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一説には、生き物の便のほとんどが「善玉菌の死骸」と言われます。そして、個体の消化吸収力によっては「消化し切れなかった食物」が「老廃物」として加わります。それは「高度成長期末期~バブル期以前」の過剰包装のようなもので、購買意欲も盛んだったあの頃の、各家庭の「ゴミ」の量ときたら半端じゃなかったのです。「消化吸収力」が低下し、善玉菌が次々に死んでしまえば、便は増える一方。しかも便秘でしたら、腎臓・肝臓は、刻々と劣化し老廃度を高める便から毒素を何度も吸収し処分せねばならない。
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そのような状態に陥ったらば、「デトックス」も、緊急避難処置として不可欠でしょう。しかし、基本は、「体の構造状態」にある訳です。そして、同じことが「思考回路の構造状態」にある筈で、前者が「問題がある=体の調子が悪い」という人で、後者が良好という人はあまり居ない。昔から「病は気から」の「気」には、実に深い多様な意味がある訳です。
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「緊急避難措置」が悪いわけでは決してありません。私も保護猫の病状に応じて、緊急避難措置で「抗生剤」から「ステロイド」迄、短期・適量・ベストなタイミングで起用します。その代わり、その後一二ヶ月、生薬で化学物質のダメージなどをフォローせねばなりません。
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そもそも「アーユルヴェーダ」は、「全身医療・自然治癒力サポート・予防医療」の「東洋医学」の知恵ですから、「緊急避難措置」だけでは本末転倒です。
「ヤントラ」も「マントラ」も、勿論「アーユルヴェーダ音楽療法」も「ヨガ」もしかりです。

「過剰包装でゴミだらけ」「思考回路~脳機能の偏重で自律神経・ホルモン・腸内細菌叢に不調をきたす」は、ある意味「自業自得・自作自演」なのです。
その対処対応の為だけに、ヴェーダの叡智を使ってしまっては実に勿体無い。
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表題の「脳機能正常化のプロセス~インド太鼓タブラの勧め」は、実際にタブラを学んで叩いて練習し上手になることですから、「僕も!私も!」というわけには行かないことは重々承知ですが、タブラは、世界でも稀に見る独特な奏法(左右の手指の使い方)の楽器(太鼓)です。そして、それは「偏った脳機能」を見事に改善してくれるのです。
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今回の図版の表をご覧ください。

「左手」と書かれた側には、「Khula」と「Band」のところに、それぞれ「Ge」と「Ka」と書いてあります。「Band」は、ヒンディー語で「閉じる(※)」で、太鼓の音分類では「ミュート音」を意味しています。が、西洋楽器感覚の「消音」ではなく「響かない音」という感覚です。「パン!」と手拍子を打つ感じ。手拍子はそれ自体では響きませんが、それなりに大きな音が出ます。

「Khula」とは、ヒンディー語で「空(から)」の意味で、太鼓では「響く」という意味です。
「Ge」や「Ka」は、インド人の耳にはそう聞こえる「擬音語」です。「Ge」は、恐らく殆どの日本人には、「ドン」と聞こえるでしょう。「Ka」は「パン」と聞こえるでしょう。

※「閉じる」の意味の「Band」は、「印欧語族」の共通点がギリシア・ラテン語にあり、LPレコードや陸上競技のトラックをBand(帯)という。戦前・戦直後生まれの人が、「ズボンのベルトをBand(締め紐)」と言う。そして「ロック・バンド」の「Band(結束)」もみな同源同語です。なので、近年多く流通している「結束バンド」という商品は「サハラ砂漠・スィンド(インダス)河・チゲ鍋・殿様キングス」です。

「右手」と書かれた縦列は、大小二つ一組の太鼓「タブラー」(正確にはタブラー・バヤン)の右側・木製胴・高音太鼓(タブラー、またはダーヤン)を右手で叩く基本音の五種をしめしてあります。
「Half-B(Band)」「Half-Kh(Khula)」「Full-B(Band)」は、それぞれ「半分閉じ音」「半分開き音」「完全な閉じ音」を意味しています。「半分閉じ音」「半分開き音」の違いは、ニュアンス(気分的)な表現で、正確な概念ではありませんが、前者は「閉じ音に近い」後者は「開き音に近い」とさせて下さい。

(Vol.183につづく)

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若林は現在、福岡及び近郊の方の「通いレッスン」の他に、全国の民族音楽・民族楽器ファンの方々にSkypeでのレッスンを実施しています。体験の為に、インド楽器とVedic-Chant、アーユルヴェーダ音楽療法の「無料体験講座」も行っています。詳しくは「若林忠宏・民族音楽教室」のFacebook-Page「Zindagi-e-Mosiqui(毎月の実施日時も掲載しています)」か、若林のTime-Lineにメッセージでお尋ね下さい。 九州に音楽仲間さんが居らっしゃる方は是非、ご周知下さると幸いです。

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chametabla@yahoo.co.jp 若林

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(文章:若林 忠宏

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