スタッフ日記:神秘に満ちるインド

今インドではトゥラシー・プージャー(ヴィヴァーハ)を迎えていますね。きっと各地で結婚式が盛大な時かもしれません。チャトゥル・マースにあたる7月のグル・プールニマーからは、ほとんど結婚式が執り行われないので、待ちに待ったカップルも多いのではないでしょうか。(広大なインドはたくさんの宗教や、各地域で異なる慣習があるので、全インドとは限りません。)

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これは、ヴリンダーヴァンのニディヴァンという森の中。

ヴリンダーはトゥラシーのこと、ヴァンは森や林。クリシュナさまが幼少を過ごしたとされるヴリンダーヴァンは、トゥラシーの森となりますね。トゥラシーはクリシュナの愛した木とも言われます。

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木々にはたくさんのシンドゥールが捧げられています。

ニディヴァンはラース・リーラが初めて起こった場所と言われ、今でも夜になると、クリシュナとラーダーがダンスをすると信じられています。森の中には、クリシュナとラーダーがダンスを踊った後に休息をとるための部屋があり、夜になる前にお水や食事を捧げ部屋に鍵をかけるそうですが、朝になると、全て減っているんだそうです。

でも、夜は誰も、森に入ることができません。見ようとする者は、決して戻ってこられないのだといいます。

神秘に満ちるインド。たくさんの神話が今でも生きています。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:大切なのは心

本当に敬虔にクリシュナさまを崇める、古くからのインドの友人の祭壇。

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あれ?よく見ると、クリシュナさまが持っているのはフルートじゃなくて爪楊枝。(インドにも爪楊枝がたくさんあります。)

「どうしたの?」と聞くと、「フルートが行方不明になった」という。「爪楊枝でいいの?」と聞くと、「大切なのは心(形じゃなくて)」と、その後も気にせず熱心にクリシュナさまを崇め至福に浸っている姿を見て、形ばかりを気にして全然心が定まらない私に渇を入れられたように思いました。

あるがままをあるがままに受け入れることは、とても簡単なことなのに、とても難しい。起こり得る全てのことを喜んで受け入れられるように、まだまだ修行が必要です。それにはやっぱり、信じる心が必要なのかな。比較の中でなく、絶対の幸せを見つけたいです。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:お牛さまを崇める時~ゴーパー・アシュタミー

今日はゴーパー・アシュタミー。クリシュナ神が牛飼いとなった日として、聖なる牛が崇められる時です。ゴーパー・アシュタミーは、ディーワーリー祭の後に祝福されたゴーヴァルダナ・プージャーにも関連があるとされています。

~インドラ神は非常に尊大であったため、クリシュナ神は人々に、インドラ神ではなく動物や自然(牛や山)を礼拝することを勧めます。インドラ神はひどく怒り、大雨を降らせました。その大雨による洪水から人々を守るため、クリシュナ神はゴーヴァルダナ山を持ちあげ傘にし人々を救いました(ディーワーリー祭の翌日:ゴーヴァルダナ・プージャー)。それからおよそ7日後、インドラ神はクリシュナ神にひれ伏します。その日が本日のゴーパー・アシュタミーであると信じられています。~

インドでは牛は聖なるものとして崇められ、乳製品を用いた料理や飲み物、スイーツがとっても豊富。

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クリシュナ神が幼少を過ごしたとされるブリンダーヴァンを訪れた時に頂いた朝食。素焼きのカップに入ったラッシーが本当に本当に美味しくて、愛されて育てられた牛たちからの恵みとはこんなに幸せいっぱいなんだと感じたことを覚えています。ラッシーだけでお腹いっぱいになってしまうほど。お腹というか胸がいっぱいになりました。

牛はミルクだけでなく、尿や糞は薬や燃料、家々の塗料としても用いられます。プージャーにもギーやミルクが欠かせませんね。

お牛さまからの恵みは、日々に必要不可欠なもの。今日はそんなお牛さまがきれいに着飾られ、プージャーやお祈りがされる時です。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:バーイー・ドゥージュ

今日で今年のディーワーリー祭もいよいよ終わりです。ディーワーリー最後の日は、ラクシャ・バンダンと似た、兄弟姉妹の間で行われる祝祭「バーイー・ドゥージュ」です。

バーイー・ドゥージュについては様々な神話がある中で、一説には、クリシュナが悪魔を倒した後、妹であるスバドラーを訪れた時、スバドラーはクリシュナをお花とお菓子で迎え入れ、そしてクリシュナの額にティラカを塗って祝福をしたことに所以があると言われます。

バーイー・ドゥージュの日のターリー。プレートに、ティラカとココナッツ、そしてインド・スイーツの代表格である砂糖よりも甘いラスグッラー。

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このターリーを持って、お祈りをしながら、姉妹たちが兄弟たちの額にティラカを塗り、甘いお菓子を口へ運びます。その他にも食事をふるまったり、お花やお菓子の贈り物をすることも。ココナッツは神聖なフルーツで、プージャーの際には祭壇に置かれたり、供物として捧げられることも多くあります。

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お姉さんから弟さんに捧げられた甘いお菓子。パルワル。パルワルは小さなキュウリのような野菜で、甘く煮てあり、その中にコーアー(コーヤー)と呼ばれるカッテージチーズのようなものが詰められています。野菜とは思えないほどの美味しいスイーツ!

広大なインドでは、ディーワーリー祭も各地でさまざまに異なって祝福されますが、多くはバーイー・ドゥージュが終わると、帰省していた人々がそれぞれのお家へ戻り、また普段の日々に戻ります。今年は明日が土曜日なので、まだまだお休みムードかもしれません。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:ゴーヴァルダナ・プージャー

ディーワーリーの翌日はゴーヴァルダナ・プージャー。

言い伝えでは、インドラ神が降らせた大雨はひどく、クリシュナ神はゴーヴァルダナ山を持ち上げ傘にし人々や牛たちを守ったといわれ、それがディーワーリーの翌日にあたると信じられています。

このゴーヴァルダナ・プージャーでは、神聖な牛の糞でゴーヴァルダナ山に見たてた山やクリシュナ神の像を作り、花や色粉で彩ったのちプージャーを行い祈りを捧げます。

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友人宅のゴーヴァルダナ・プージャー。真ん中にあるのが牛の糞で作ったクリシュナさまです。プージャーをした後、周りにいる方々がこのまわりをマントラを唱えながらぐるぐる回ります。その様子を見て気が付くと、皆さま男性で、どうやら女の人は参加しないよう…。様子を見たいアングレージ(外国人)のために喜んで私を受け入れてくださったのですが本当はいけなかったのかも…。

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別のお家の牛糞のクリシュナさま。それぞれの家庭がこうしてクリシュナさまを作って、親戚にあたる家庭を男性全員が訪れて、同じようにプージャーをし、ぐるぐる回って次の家庭へ移ります。

でも、出身地がだいぶ異なる別の友人はゴーヴァルダナ・プージャーはやったことがないと言っていたので、一部の地域のみで行われる慣習になりますね。広大なインド、学ぶことがたくさん。

ゴーヴァルダナ・プージャーは今日の夜です。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:Happy Diwali!!

インドは今日が新月で、いよいよディーワーリー祭です!日本での新月はあす未明となりますが、暦の関係上、日本時間のディーワーリーも今夜になるようです。

今夜は一晩中、インドでは光が灯され、盛大な祝祭が行われますね。最近は花火や爆竹がひどく、実はこのディーワーリーの時期の大気汚染や、事故や怪我などが近年大問題となっています…。誰もが幸せなディーワーリーを迎えられるように心から願っています。

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光の祭典であるディーワーリー。今日は大好きなマントラをご紹介します。とても有名なマントラですね。

असतोमा सद्गमय।
तमसोमा ज्योतिर् गमया।
मृत्योर्मामृतं गमय॥
ॐ शान्तिः शान्तिः शान्तिः

asatomā sadgamaya |
tamasomā jyotir gamayā |
mṛtyormāmṛtaṁ gamaya ||
om śāntiḥ śāntiḥ śāntiḥ

アサトーマー サッドガマヤ
タマソーマー ジョーティル ガマヤー
ムリティヨールマー アムリタン ガマヤ
オーム シャーンティヒ シャーンティヒ シャーンティヒ

意味:非真から真実へ
不明から光明へ
死から不死へ
どうか私をお導きください。
平安あれ、平安あれ、平安あれ

ラヴィ・シャンカルとジョージ・ハリスンのアルバム「Chants of India」のトラックは特に好きです。このアルバムではたくさん学びました。

このマントラは、ご存知の方も多いと思いますが、映画「マトリックス レボリューションズ」のエンディングでも力強く豪華に流れていて、あれを耳にした時は思わずドキッとしたほど。心に響くマントラです。「目覚めろ」と言われているような気がしてなりませんでした。

どんな形でもあっても、こうした叡智に触れる機会があるというのはとてもありがたい事だなと思います。それらが伝える真の意味を正しく理解できるように、これからも学び続けたいと思っています。

皆様もどうぞ祝福に満ちたディーワーリーをお過ごしください!

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:ラクシュミー女神を迎え入れる

今日はエーカーダシー。ということは、明後日がダンテーラスで、いよいよ今年のディーワーリー祭が始まります。インドではボーナスが支給されるものこのディーワーリー頃が多いと言われ、新しいものでディーワーリーを迎えられるようにマーケットは大賑わい。家々の大掃除が行われるのもディーワーリー前で、本当にきれいで豪華な祝祭となります。

ディーワーリーの日と言えば、ガネーシャ&ラクシュミー(+サラスワティー)への礼拝が盛大に行われます。繁栄や豊かさを願うもっとも吉兆な時のひとつで、ラクシュミー女神への礼拝は特に盛大。

お家をきれいにしてラクシュミー女神を迎え入れるために、ラクシュミー・チャラナ(ラクシュミーさまの御足)を飾ったり、たくさんのディヤを灯したり、カラフルなパウダーでランゴーリーを描いたり。ご馳走も欠かせません。

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友人宅でディーワーリーを迎えた際に玄関に描いたランゴーリー。शुभ दीपावली(スバ・ディーパーヴァリー:吉兆なディーワーリーの意)と書いてあります。

ランゴーリーも一つ一つのデザインにとっても深い意味があり、伝統的には米粉などで描いたりしますが、カラフルなランゴーリーもとってもかわいい。今では手軽に描ける専用フレームも売られています。

私も身の回りをきれいにして、吉兆な時を迎えたいと思っています。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:ディーワーリーのご飯

ディーワーリーは日本のお正月のようなもの。離れ離れになっていた家族が集まり、一家が勢揃いします。いつもお世話になっている友人宅で過ごすことが多かったディーワーリーは、ディヤが灯されて、たくさんの人が集まり、本当に暖かな空間だったことを思い出します。

最近はデリーを拠点することが多いのですが、デリーの部屋ではガスコンロが使えず、IH調理器でご飯を作ります。でもやっぱり火で調理されたご飯が食べたい。そんな私の要望にはりきって答えてくれた友人のお母さん。

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ダール・ワダという一品を調理中。お豆をすりつぶしたものにスパイスなどを入れて揚げたもの。この激しく燃える火のチューラハー(コンロ)は、今でも庭の片隅にある家庭がとても多いです。下の台が絶妙なバランスで組み立てられているので、カラーヒー(カダーイーとも。丸い鍋。)を乗せるとひっくり返るのではないかとドキドキしますが、自然の火を通された食事は消化にも良いと言われ、今でもこれで調理することを好むお母様方も多いよう。何よりこれで調理されたご飯は本当においしい。

ディーワーリー頃になると夜は冷え込むこともあるので、こうした火のまわりで温まったりもしました。家族やご近所のために大量にお料理を作るので、あちこちで火が焚かれて、なんとなくディーワーリーはこういうあたたかみのある色のイメージがあります。

今年も温かいワダが食べたいなぁとしみじみしています。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:もうすぐディーワーリー

ディーワーリー祭が一週間後に迫って、なんだかとてもわくわくしています。お盆とお正月とクリスマスがまとめてやってきたような、本当に本当に大きな祝祭で、インドの友人たちもディーワーリーの準備で大変のよう。

そんなディーワーリーに欠かせないものと言えば、ディヤ。

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友人宅でお祝いしたディーワーリーの夜。ランゴーリーの上にディヤを並べて、一晩中お祝いをします。

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素焼きのディヤはあたたかみがあって、本当に素敵。ディーワーリー前になると、伝統的なかわいいディヤが街中に溢れます。ディーワーリーで火を灯すと、光のある生活ってなんて尊いんだろうといつも気づかされます。

先日入荷したディヤはご好評を頂いてすぐに売り切れとなってしまいました。これからもたくさんかわいいディヤを入荷予定です。

忙しない毎日の中でも、小さな光を忘れずにいたいですね。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:ロマンチックなカルヴァー・チャウト

今日はカルヴァー・チャウトの日。主に北インドになりますが、先日のダシャラー祭と次のディーワーリー祭の間に行われるこのカルヴァー・チャウトも、とても盛大にお祝いされる祝祭です。

いつだかの友人宅のカルヴァー・チャウトのターリー。

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ターリー(お皿)に、灯り、お花、ミターイー(お菓子)、アクシャタ(米粒)、クムクム(朱粉)、そしてカルヴァー(ポット)に入った聖水があります。

女性たちは朝から断食をした後、夜になって月が出るころ、このターリーを持って外に出ます。そして、興味深いのがこの後の行い。

”ふるい”を通して出てきた月を見て、その後、今度は”ふるい”を通して旦那様のお顔を見て、カルヴァーに入った聖水を飲み、断食を終えます。

”ふるい”は、あの粉を濾すもので、インドの家庭には必ずあります。全粒粉のローティー(チャパティ)が主食な北インドでは、ローティーを作る前に、必ずふるいで粉をふるいます。そのふるいでお月さまをみて、その後にご主人さまのお顔を見るんです。

あまりにも崇高な存在を直接見ないようにするため、または、ふるいを通じて悪いものを払い良いものだけを見るため、などと伝えられていますが、初めて見た時はびっくりしました。

このカルヴァー・チャウトは、最近では夫婦だけでなく、恋人たちの間でも行われるそう。カルヴァー・チャウト・アプリなるものもあるそうで、デジタルにロマンチックな夜を過ごす恋人たちもいるそうです。

(スタッフ:ひるま)