組織と悟り1

悟りという本質をつかむため、教団に所属して修行を積む。これ古今東西で行われてきた伝統的な方法です。仏教において出家する、キリスト教で修道士になる、あるいはインドでアーシュラムに所属してヨーガを修行する、これらは現代では本質的には組織(教団)に所属して修行を積むということになるでしょう。
インドでは無所有・無所属の象徴のような存在のサドゥも、実際はアカーラ(僧団)に所属していたりします。
かつて私はヒマラヤで修行するサドゥからアカーラの会員証を見せてもらったことがあります。電気も水道もなく岩と氷だけの地で、見せてもらった(人工物である)許可証に少し違和感を感じた記憶があります。
組織は、実は本質をつかむため、あるいはそれを伝えるには邪魔になる存在だという考え方があります。私はそれをヨーガの師から学んだのですが、自分の中で大きな信念の一つになっています。
組織が不必要だと言っているわけではありません。たしかに基礎的な行法のやり方や基本的な知識を学ぶのに組織は最適だと思います。例えるなら学校制度がまさにそれにあたると思います。
しかし、本質をつかむというのはその先の作業になります。学校制度に例えるなら基本的な知識を学ぶというのは、小学校から大学院までの過程に例えることができます。
本質をつかむというのは、その知識を元に自ら創意工夫をし、新たな発見をしてノーベル賞を受けるようなものでしょう。
先日、ヨーガの師の講演会の司会を拝命したのですが、講演中師が「古来より本当の意味で悟った人間は組織からはなれる。西洋でいえば異端者、東洋でいえば破戒僧といわれるような人たちです。そういう人たちのほうがきちんとした瞑想をしているのは注目すべきことでしょう。」という話をしていました。
もちろん悟り(サマーディ)には段階があり、あるレベルにおいては組織に留まることもあります。また本当の意味で悟っていても、形上は組織に留まることもあるかもしれません。
しかしいずれにせよ組織とのかかわりは、以前とは変わってくるのは間違いないと思います。
実は真のヨーガ行者が生涯に弟子を2〜3人しかとらないというのも、組織の問題とかかわりがあると私は考えています。伝える立場からしても組織を通してでは、ダイレクトに本質を伝えるのが難しいからです。
次回もう少し掘り下げます。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902
「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
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コラム上ヨーガ講座・ウッジャーイー・プラーナーヤーマ

ウッジャーイー・プラーナーヤーマは、吐く息とともに寝息のような音を出す呼吸法です(吸う息でも出す場合もあります)。
ウッジャイには「勝利」という意味があり、ジャイ・ルドラークシャ(16面ルドラークシャ)の「ジャイ」と同じ意味だと思われます。
この呼吸法で出す音は、当然のことながら喉の形をコントロールして音を出すわけですが、頭頂から息を抜くような感じや、みけんから息を出すような感じ、あるいは頭蓋に息を当てるような感じ、などをイメージすると良くできる可能性があります。
ウッジャーイー・プラーナーヤーマはポピュラーな呼吸法なので、インドのヨーガのアーシュラムをはじめ日本などでも良く行われています。
しかし、インドのアーシュラムなどで拝見する限り、本質的な意味で正しく効果的に実践されている方はあまり多くありません。
残念なことに指導者であっても出来ていないということもあります。
実はこの呼吸法は、本来グル(師)が行うやり方を、近くで見て真似をし、師の音に自分の呼吸の音を少しづつ近づけていく、という方法をとらないと、なかなか習得は難しいのです。
私もヨーガの師が実践する数少ない機会に、なるべく近くで聞いて、長い年月をかけて習得しました。
極論を言えば、この呼吸法(だけではありませんが)を確実にマスターするためには、伝統的な一人の師が少人数の弟子を育てるという方式で学ぶのがベストということになります。
ただ、伝統的なやり方では、現代ではヒマラヤのアカーラ(僧団)にでも所属しない限り難しいと思います。
しかし、中にはそのような方法で習得されていないにも関わらず、正しく効果的に実践されている方々もおられます。
そのような方々に共通しているのは「繊細に」実践されているということです。自分の体を観察して繊細に実践することは、ヨーガの基本であり、極意でもあります。
これは非常に重要です。
どなたでも、繊細にアプローチをすることによって、上記にのような条件でなくとも習得の可能性は大きく高まります。
ウッジャーイー・プラーナーヤーマには、洞察力を高める効果があります。また自分の体質に合った食傾向になるという利点もあります。
私は、この呼吸法を実践して、肉や魚が食べられなくなり、以来20年ほど一切口にしておりません。
もちろん「肉も魚が食べられなくなる」というのはかなり特異体質ですので、実践してもそうなる方はめったにおられないので安心していただきたのですが、肉より魚が好きになるという方は多いです。
きっと日本人の体質に合っているのだと思います。体質に合った食生活は、心身の健康をもたらします。
繊細に実践し、マスターしていただきたい呼吸法です。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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実力派レスラーの出生図

私の学生時代からの友人に実力派のプロレスラーがいます。プロレスに詳しい方ならこの男の名前をご存知のはずです。
プロレスの世界は格闘家としての実力以外にショーマンとしての要素が求められることが多い世界ですが、彼は実力主義にこだわり、プロレスの世界や総合格闘技の世界で生きてきました。そして若くして自らの団体を設立したのですが、その激しいファイトスタイルは他団体のレスラーたちから一目置かれ、熱狂的でコアなファンを生み出しました。一時は両国国技館で興行を行うなど隆盛を誇りましたが、プロレス・格闘技人気の低下には勝てず15年続けた団体を昨年解散しました。
彼の出生図を見てみますと、聖なるものに関係する木星が、戦いを表す部屋に良い影響を与えています。
この人にとって闘うことが聖なる行為になっており、かつそれが収入や財産につながることが読み取れます。たしかに彼自身、闘うことは聖なる行為だというようなことを言っていました。
闘争を表す火星は精神性の高い部屋に存在しています。またラーフという星の位置から彼がものすごい努力家であることが読み取れます。またこのラーフは同時に過去世で彼が、やはり闘うことを生業にしていたことも表してします。
自分自身を表す上昇宮は、革命的で同時に自己犠牲的でもある水瓶座です。そして本質を表すカラカムシャはリーダーを意味する獅子座です。アクと自己主張の強いレスラーたちを社長として良くまとめていました。また以前はあまりなかった他団体との交流も行い、良い関係を作ってきました。
一方太陽は損失の部屋にあり、実力は抜きんでているのに、あまり名声は得られないことを意味しています。そのような配置でありながら世にある程度名前が知られるようになったのは、彼の人間離れした努力の賜物なのでしょう。
また月は彼に鬱傾向があることを示しますが、だからこそ人一倍努力を重ねてきたと言えます。
この太陽と月のように、たとえ星の配置が良くなくても、努力次第で改善できるという見本を彼は示していると言えます。
現在、若手のころ彼と切磋しあった仲間は、アメリカのプロレス界で100万ドルプレイヤーになり、彼の弟子も現在100万ドルプレイヤーになりつつあります。
グラップリング(関節技)の世界選手権でも、彼の教えを受けた選手が世界一になりました。
彼の団体は解散しましたが、彼の運気は落ちていません。
本質的に人を育てるのが上手い彼は、現役を続けると同時に今後(おそらく海外で)素晴らしい指導者になるのではと思っています。
今後の活躍が楽しみです。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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コラム上ヨーガ講座・カパーラ・バーティ・クリヤー

ハタ・ヨーガの呼吸法の1種です。クリヤー(英語のクリア―とほぼ同じ意味)という言葉がついているので、厳密にいえば浄化法ということになるでしょうか。
日本語に訳すと「頭蓋光明浄化法」という意味になります。
瞬間的に腹筋を締めて緩めることにより鼻から息の出入りをさせます。私はヨーガの師から学んだこの呼吸法を自分の納得するレベルに至らせるまでに12年ほどかかってしまいました。
呼吸法の技術というのは、指導者の考え方によって違いがあるの普通です。ですからやり方が違うといっても一般的に優劣というものはつけられません。全てのやり方が素晴らしいと言えます。
しかしながら指導者がきちんと教えたとしても、修行者の実践の仕方がまずく、優劣がつくという場合が実はあります。
それは呼吸法(に限らずヨーガの技術全般について)のやり方が1回1回大きく違う場合です。
ヨーガの達人が同じ技法を何度かやっても、厳密には1回1回必ず動きが微妙に違います。同じように見えても動きの0.2mm位や吸う息の0.3cc位は必ず違うわけです。
これはどんなに極めても残るものなので、仕方がないと思います。
全く同じに出来ると言うことは、肉体を持っている限りどんな達人でもあり得ないと思います。
しかしたとえば、体の動きが毎回2〜3cmも違ったり、吸う息が20%も多かったりする場合は、1回1回が技法として違うものの性質を持ってしまいます。それは残念ながら、あまりよいことだとはいえません。
カパーラ・バーティ・クリヤーは1回1回の技法の差が特に出やすいものです。ゆえにどの師について学んだカパーラ・バーティ・クリヤーでも毎回同じようにやるというのは共通した注意点だと思います。
ちなみに私のところでは、この呼吸法に使う息は、一般にやられているものの10分の1から5分の1程度です。
1回1回のスピードはかなり早いのですが特に瞬間的に戻すところに特徴があるかもしれません。人間の体というのは瞬間的に力を入れられるものの、瞬間的に力を抜くのは相当の訓練が必要です。私が12年も時間がかかってしまったのがまさにここの部分です。そして1回1回の間には必ず1秒弱のポーズを入れます。続けると(自分に対して)1回1回の技法を誤魔化しやすくなってしまうからです。
ヒマラヤのゴームク(標高4000m)で師とともに修行していた時、現地のサドゥがこのカパーラ・バーティを教えてくれと言ってきたことがあります。
彼らは一般的にハタ・ヨーガのスペシャリストです。スペシャリストでないと厳しいヒマラヤの自然の中で生きていけないのです。
スペシャリストが惹かれる呼吸法を自分が普段練習していることが、嬉しかったです。
最後に・・理想的な呼吸法のやり方に関して書かせていただきましたが、呼吸法などの技法が厳密な意味できちんと出来なくても、ある一定の効果は期待できます。
そこがヨーガの素晴らしいところだと思います。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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素晴らしいパンデット2

3年ぶりに合ったパンデットは、私たちのためにスペシャルなプージャをしくれました。
魂をいれるプージャが終わった後、パンデットは祠の棚の上に置いてあった数珠を私の首にかけてくれました。ナヴァクラハ(9惑星)の数珠です。
そして数百年前から安置されている御神体にかかっていた数珠を取って、私の連れの女性にかけました。
彼女がかけられたのは、明らかに私にかけてくれた数珠よりも素晴らしく祝福された数珠でした。
プージャ前に、私がグル(先生)でこの方はシッシャ(生徒)だと説明したのに、生徒(女性)の方に素晴らしく祝福された数珠をかけたのです。
普通は必ずグルの方に素晴らしいアイテムを渡すはずです。といいますか御神体にかかっていた数珠を、普通の人にかけるはずはありません。
彼は「わかっているだろう。」という感じで私に笑いかけ、私も笑顔を返しました。
話は変わりますが、昨年私のところでヨーガを学んで下さっている女性が、マントラに興味をもってインドのヴァラナシに1ヶ月マントラの勉強に行きました。
彼女はその時に、マントラの先生である老パンデットに「弟子にならないか?」と言われたそうです。
彼女がそれを受け入れると、翌日の入門式に10社を超えるマスコミが取材に来たそうです。後に私も彼女の写真が1面トップに掲載されている新聞を拝見しました。
実は外国人女性がヴェーダの正式な学習者になるというのは、インドの歴史上、非常に珍しいことなのです。
老パンデットは彼女の素質を見抜いて、長年の慣習を破ってまで、弟子にしたのです。
ちなみに彼女は「聖者」としての出生図を持つ人なのです。
今回パンデットの元に同行したこの女性は、上記の正式なヴェーダ学習者になった女性の友人で、私のところでヨーガを学ぶ一般の主婦なのですが、実はインド占星術で観るとやはり「聖者」と言っていい魂を持つ方なのです。
このパンデットも、明らかにこの女性が素晴らしい魂を持つと見抜いたのです。
私自身も修行者としての出生図を持って生まれていますが、決して聖者ではありません。
しかし私の元に来て下さる方の中には、「聖者」ようなの出生図を持つ方が複数おられます。インド占星術は非常に正確にそういう部分を映し出します。
私は、ヨーガという技術はお教えしているものの、実は大切な何かを参加されている皆様にお教えいただいているのかもしれません。
若きパンデットには明らかにそれがわかったのだと思います。素晴らしい体験でした。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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素晴らしいパンデット(僧侶)・1

前回の話に引き続き、自らのヨーガ教室のインドツアーの話で恐縮ですが、出会ったパンデットのことを書きたいと思います。
ハリドワールは、古くからある巡礼者の街です。そのパンデットはハリドワールにいます。おそらく30歳前後の若い僧ですが、兄とともにそこに数百年前からある祠を守っているのです。
最初の出会いは、2008年でした。全回書いた友人の金細工屋でヤントラを購入した私は、どこかの寺院でプラーナ・プラティシュタ(生命の儀式)をしてもらえないか訪ねました。
すると友人は、自分の知り合いが古い御神体を祀る祠を守っている友人の僧がいるから、そこでやってもらったらどうだと提案されました。
私はその僧に会ってすぐに惚れ込みました。目が信じられない位澄んでいたのです。
ここまで目の澄んだ人を私は初めて見ました。
私は彼に頼み、13種類のヤントラに魂を入れてもらいました。
アイテムに魂を入れる場合、儀式をするパンデットの技量と精神性が大きく反映されると聞いたことがあります。
彼に儀式をしてもらったヤントラは、あれから3年以上たつ今でも、しっかりとした鈍い光を放ち続けています。これはヤントラに金がメッキしてあることもあるでしょうが、明らかにある種のエネルギーを纏っているように感じられます。私はそのパンデットとの技量と数百年祈り続けられた祠の御神体の威力を確信しました。
そのため今回のインドツアーでも、彼を訪ねて神像に魂を入れてもらおうと画策していました。特にドゥルガー女神の像を手にれそれに生命の儀式をしてほしいと思ったのです。
他のメンバーがリシケーシュでヨーガのレッスンに参加した機会に、レッスンをパスした一人の女性とともにタクシーをチャーターしてハリドワールに向かいました。
私は金細工屋で純銀のドゥルガー女神像を購入し、女性は彼女の占星術アイテムであるエメラルドの指輪を購入しました。彼女もプージャを希望したので、2人でパンデットのところに向かいました。
3年ぶりに会う彼は、私のことを覚えていて笑顔で出迎えてくれました。
リシケーシュの隣町ながら、比較的外国人の少ないハリドワールにおいて、ヒンディー語しかしゃべれない彼にとって私は今まで唯一の外国人の依頼者なのかもしれません。
(以下次号)
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
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100年前のルドラークシャ

私ごとで恐縮ですが、昨年12月に自分のヨーガ教室のツアーで、インドに行ってきました。
訪れたのは、ヒマラヤのデオプラヤーグです。バギラッティ川とアラクナンダー川が合流するポイントで、川はここから「ガンガー(ガンジス)」という名前になります。
この旅には素晴らしい出来事がたくさんあったのですが、その中の一つが100年ほど前の行者が身に着けていた(であろう)ルドラークシャのマーラー(数珠)を手にいれたことです(もちろんリフォーム済みのものです)。
この数珠は、ハリドワールで金細工屋を営む知人のインド人の店で偶然見つけて手に入れたものです。インドではよくものを買う時にだまされることがありますが、この知人は、私が学んだヨーガ教室の祭壇のオームマークを2度ほど作った男です。
私も5年ほど付き合いがあり、日本にいてもメールのやりとりをしています。
商人として一流なのか、インド人としては珍しくあまり値引きはしてくれませんが、正直ですし、今まで購入した宝石などの品質は確かでした(日本で鑑定してもらいました)。
ルドラークシャはその男の店のショーウィンドウの片隅に置いてあるのを偶然発見して手に入れたものです。
聞くと彼は「ガンジス川の上流から流されてきたもので、この数珠は100年ほど前の行者が身に着けていたものだ。」と答えました。
ガンジス川で流れされてくるルドラークシャは時々見つかるようで、扱っている人間には年代やかつての所有者の種類も大体わかるそうです。
この数珠はおそらく100年ほど前に採取されて、ごく最近まで使われていたものが、何かのきっかけでガンジス川に流されてきたものと思われます。
この手は偽物が多いですし本物でも由来がわからなので、他の店で同じものを見せられたら絶対に買わなかったと思いますが、ルドラークシャからとてもよい波動が伝わってきたため、彼を信用し購入しました。
普通他人の身に着けたルドラークシャを身に着けるには、プージャなどでお清めが必要なのですが、ガンジス川に流されてきたものはその必要がないそうです。
川の土が溝に付着した古ぼけたルドラークシャですが、しっかりしていて丈夫です。
手に持つと、見た時よりもさらに清浄なエネルギーが伝わってくるのがわかりました。
処方として使われる宝石などは占星術的な効果に限りがあるとよく耳にします。
しかしルドラークシャは代々引き継げるほど丈夫なものすし、ちゃんとマントラを唱えていれば占星術的な効果も続きます。
現在ルドラークシャを所有されている方は、ぜひ大切になさることをお勧めしたします。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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ヒマラヤ修行の思い出3

ゴームクで瞑想をすると非常に深く入ることができます。
私にはヒマラヤ修行中に瞑想していると、空や空間を走るラインのようなものがよく感じられることがあります。これを観察していると意識の通ったあとのようなものであることに気付きました。
瞑想法には様々なテクニックが存在しますが、意識を遠くに飛ばしたり、時間をさかのぼったりするテクニックも存在します。それらは観想法と言われるものなどの延長線上にあると私は思います。
もしかしたらこのラインは、そのような観想法や意識を拡大させるような系統のテクニックを使うヨーギーがいて、その人がとばした意識の残像なのかもしれません。
別に瞑想法を使っていなくても意識力が強い場合、残留想念は残ることがあると思いますが、たとえば東京都内のようなところでは、大勢の人の意識が飛び交っているので、古い意識の残骸は、すぐにたくさんの意識にまぎれたりかき消されたりしてしまいます(といいますか、私のレベルではつかめなくなってしまいます。)。
ヒマラヤの高地は圧倒的に生活している人が少ないため、残像がの残りやすいのかも知れません。またはそのテクニックを使った行者の意識力の強さも大きく関係しているのだと思います。本当に強い意識力を持つ行者のものであれば、長い間残り続けるのかもしれません。
瞑想中にそのとばした意識のラインに自分の意識を合わせると、なかなか面白い体験ができました。自分では体験したことのないような体験ができるのです。ラインの中には宇宙の果てまで続いているようにすら感じられるものもありました。
よくヨーガの師に「瞑想を使えば宇宙の果てまでだって瞬時に行ける。」という話を聞いた記憶がありますが、実際にそういうことを試していた行者がヒマラヤにいたのかもしれません。
これはあくまで私個人が感じたものです。この体験を読んでくださっている方に押しつけるつもりはありませんし、逆に非常に瞑想能力の高い方であれば「幼稚なコラムだ。」と感じるかもしれません。新年のコラム故、少し浮世離れしていることをご容赦ください。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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ヒマラヤ修行の思い出2

私が初めて訪れた1998年には、ガンジス川源流のゴームク(標高約4000m)には3人のサドゥ(出家行者)がいました。
それぞれ厳密には宗派が違っているようでしたが、一定の距離を取って強力しあっているように見えました。
3人はそれぞれ私のヨーガの師と懇意であったため、最初は修行者のしきたりなどよく知らない私が、気付かず失礼なことをしてしまっても大目に見てくださったようです。
その3人の中で、当時最も歴史の古いアカーラ(僧団)に属していたサドゥが、特に私のヨーガの師と懇意で、「(勝手に)自分は、彼(私のヨガの師)の弟分だ。」と言っていました。
このサドゥは、当時弟子がいませんでした。そのためか、私のヨガの師が同席であれば、弟子に教えるような内容を私たちにも教えてくださいました。
特に私は、数年の間にインド占星術に関する数種類のマントラとそれについての知識や運用法などを教えていただきました。(ヒマラヤのサドゥは占星術の知識を持っている方が多いです。)
その知識は今非常に役立っています。
ちなみにこのサドゥはその時点ではハタ・ヨーガは実践していなかったのですが、身のこなしがすばらしく、ヒマラヤの高地を飛び回るように走り回っていました。
同じように身の軽い私のヨーガの師と、このサドゥの2人が、いつ崩落してもおかしくない危険なゴームクの氷河の上をいとも簡単に歩く姿は、2柱のハヌマ―ンが戯れているようにも見え感動した記憶があります。
もう一人のサドゥは、ヒマラヤのナーガババ(裸形行者)の長老で、沐浴場ガングナーニの司祭でもある、大男でした。
大変厳しい性格のように見えましたが、上記の理由からか、私たちにはとてもやさしく接してくださいました。
3人目ののサドゥは、電気も水道も無いゴームクにいながら、とてもおしゃれな人でした。典型的なサドゥ・ファッションではなくいつもセンスの良い服を着ていました。
(「フランス人みたいにおしゃれだな。」と思っていたら、後年フランス人旅行者に請われて、本当にフランスに行ってしまいました。)
この方も、おしゃれではありましたが、他の2人のサドゥと同じく相当な修行を積んでいたのだと思います。
後にこのおしゃれなサドゥにリシケーシュで偶然再会したことがあります。
その時に一緒にいた師匠筋にあたる女性修行者に、「見てごらん。ちゃんと修行している人は、○○がこう違うのよ。」と言われ、
(当時まだ修行が浅かった私は)「はっ。」とした記憶があります。
ゴームクという厳しい環境に住んで修行を続けるのは、並大抵の精神力や体力で、できるものではなく、そこで修行するサドゥは、サドゥの中でも超一流なのだと感じました。
(ちなみに現在は、インド政府の政策の関係で、ゴームクには人が住むことはできません。)
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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タージマハルの秘密の風水的仕掛け

1995年だったと記憶していますが、通っていたヨーガ教室のインドツアーで「デリー・アーグラー・ジャイプール」のゴールデントライアングルを訪れました。
ヴァーラーナスィーと並んで北インド旅行の王道の地域です。
アーグラーには、有名なタージマハルがあります。インドに全く興味のない方でも、映像等で白いエキゾチックな建物を見たことがあると思います。
タージマハルはイスラム風の建築ですが、この建物は17世紀に、有名なムガール帝国の王・シャージャハーンが亡き愛する王妃ムムターズマハルのために22年の歳月を費やして造った廟です。
そして本来はヤムナー川を挟んだ反対側に同じ形の黒い建物を建て、自らの廟とする計画だったのですが、息子に幽閉され計画はかなわず、失意のうちにこの世を去りました。
幽閉されていたアグーラー城の部屋のバルコニーから、今でもタージマハルの美しい姿が臨めます。
なお、タージマハルという名前はムムターズマハルの愛称から来ています。
タージマハルに到着する前に、ヨーガの師から、タージマハルに風水的仕掛けがあるという話をお聞きしていました。
当時の私は、ヴァーストゥ(インド風水)のことは知らなかったのですが、とても興味を持ちました。
到着して初めて見るタージマハルの美しさに私は圧倒されました。建物はシンメトリーで大変美しく輝いていました。
中を散策中にヨーガの師が、様々な風水的仕掛けの話をして下さいました。
その中で参道の中心とタージマハルの建物の中心が7cmずれていることを指摘されました。かつて自ら実際に計測したしたそうです。
これだけ美しく左右対称な建物なのに、参道と建物がわずかにずれているのはやはり不思議です。
おそらくこれは日本の日光の東照宮の陽明門の柱が1本だけ逆さになっているのと同じなのだと思います。
完全なものは、もうそれ以上の進歩はなく、あとは崩れるだけという考え方です。
タージマハルもそうした考えの元、あえてわざとずらして造られたのだと思います。
ムガールという名称はモンゴルに由来し、そして宗教はイスラム教ですが、ヒンドゥー教と融和政策をとっていた時代が長かったと聞きます。
またそのためか、インド占星術における宝石処方(腕輪)もこのころ王族はやっていたと聞いたことがあります。
このやり方がヴァーストゥに由来するものかどうか門外漢の私にはわかりませんが、人類に共通した知恵のようにも思えますので、ヴァーストゥの技術だったのかもしれません。
いずれにせよタージマハルの風水的仕掛けにロマンを感じます。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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デオ・プラヤーグ ガンジス川上流・聖地ツアー
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