ドゥルガー・サプタシュローキー第5節

・sarvasvarUpe sarvese sarvasaktisamanvite
bhayebhyastrAhi no devi durge devi namostu te
・サルヴァスヴァルーペー・サルヴェーシェー・サルヴァシャクティサマンヴィテー
バイェービャストラーヒ・ノー・デーヴィー・ドゥルゲー・デーヴィー・ナモーストゥ・テー
・意味:すべての宇宙、すべての至高の存在、すべてのエネルギーの本質であるお方、
あなたは私たちのあらゆる恐怖を取り除いてくださいます。
苦痛を取り去る女神よ。あなたに帰依いたします。

このマントラは、ドゥルガー・サプタシュローキー第5節(ドゥルガー・サプタシャティー第11章)に収録されています。
ドゥルガー・サプタシュローキーは、ドゥルガー・サプタシャティーのエッセンスを厳選した7詩節であり、この7詩節にはドゥルガーの栄光が余すところなく歌われています。
私たちを襲う恐怖、迷妄、無知を取り去るための強力なマントラです。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「デーヴィー・マーハートミャム(MP3)」(トラック1)

オーム・シャラヴァナ・バヴァ

・Om sharavana bhava
・オーム・シャラヴァナ・バヴァ
・意味:カールッティケーヤ神に栄光あれ

カールッティケーヤは、シヴァとパールヴァティーの息子で、スカンダ、クマーラ、スブラフマニヤ、ムルガン、マハーセーナなど、さまざまな別名を持ちます。カールッティケーヤは、シャラヴァナ森のシャラヴァナ湖で生まれたことから、シャラヴァナ・バヴァとも呼ばれています。カールッティケーヤ神は、軍神ともいわれるように、霊的探求の守り神です。このマントラは、霊的探求にともなう困難に打ち克ち、内的平安を得るために唱えられます。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「瞑想のためのマントラ・チャント」(トラック2)

プールナマダ・プールナミダム

・Om pUrnamadah pUrnamidam
pUrnAt pUrnamudachyate
pUrnasya pUrnamAdAya
pUrnamevAvashishyate
Om shAntih shAntih shAntih
・オーム・プールナマダ・プールナミダム
プールナートゥ・プールナムダッチャテー
プールナッシャ・プールナマーダーヤ
プールナメーヴァーヴァシッシャテー
オーム・シャーンティ・シャーンティ・シャーンティヒ
・意味:あれは完全である。これは完全である。
あの完全からこの完全が生じる。
完全から完全が取り除かれようとも、
完全は完全のままである。

ヤジュル・ヴェーダからの短いマントラですが、難解かつ深遠な哲学に満ちた内容になっています。ブラフマンは完全であり、何ものにも影響されず、常に完全を保つというギーターの教えとも共通しています。この短いマントラの中に、宇宙創造の神秘がすべて説かれているといわれます。このマントラは、ケーナ・ウパニシャッドやブリハダーラニヤカ・ウパニシャッドに見ることもできます。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「シャーンティ・マントラ・チャンティング with Shri Aswath」(トラック6)

ブラフマー・ビージャ・マントラ

・om brahma devaya namah
・オーム・ブラフマー・デーヴァーヤ・ナマハ
・意味:ブラフマー神に帰依いたします

万物創造の主であるブラフマー神に捧げるビージャ・マントラです。ブラフマーは、宇宙の根本原理であるブラフマンが擬人化された男性神であり、中性を示す場合はブラフマとなります。ブラフマー、ブラフマともに、原語はブラフマンであり、ブラフマンはマントラやヴェーダの創造主、そして万物に浸透する根本原理を示す語として古くから用いられてきました。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「The Holy Trinity」(トラック4)

フード・プレヤー

・brahmArpanam brahmahavir brahmAgnau brahmanA hutam
brahmaiva tena gantavyam brahma-karma-samAdhinA(BG 4.24)
aham vaishvAnaro bhUtvA prAninAm deham Ashritah
prAnApAna samA yuktah pachAmyannam catur vidham(BG 15.14)
・ブランマールパナム・ブランマハヴィール・ブランマーグノー・ブランマナー・フタム
ブランメーヴァ・テーナ・ガンタヴィヤム・ブランマ・カルマ・サマーディナー
アハム・ヴァイシュヴァーナロー・ブートゥヴァー・プラーニナーム・デーハマーシュリタハ
プラーナーパーナ・サマー・ユクタハ・パチャーミャンナム・チャトゥルヴィダム
・意味:ブラフマンは献供である。ブラフマンは供物である。それはブラフマンである火の中に、ブラフマンにより燃べられる。ブラフマンに捧げる行為に専心する者は、まさにブラフマンに達することができる。
私は一切人火(ヴァイシュヴァーナラ)となって、生類の身体に宿り、プラーナ気とアパーナ気に結びつき、四種の食物を消化する。(上村勝彦訳)

バガヴァッド・ギーター第4章24節と第15章14節から引用された食前の祈り(フード・プレヤー)です。食事という行為、行為者そして食物は、ブラフマンに他ならず、すべてはブラフマンの意志によって行われることであることをたたえています。そして、四種の食物(飲み込むもの、噛むもの、啜るもの、舐めるもの)は、すべての生類に宿るヴァイシュヴァーナラによって消化されます。
この祈りを通して、食事という行為を至高神に捧げることにより、食事は神聖なものとなり、速やかに消化されると信じられています。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「Beginning Shlokas in Song and Chant」(トラック11)

オームカーラム・マントラ

・om-kAram bindu samyuktam
nityam dhyAyanti yoginah
kAmadam mokshadam caiva
om-kArAya namo namah
・オームカーラム・ビンドゥ・サムユクタム
ニッティヤム・デャーヤンティ・ヨーギナハ
カーマダム・モークシャダム・チェイヴァ
オームカーラーヤ・ナモー・ナマハ
・意味:「オーム」は、「ア」「ウ」「ム」の3音から構成される。
ヨーガ行者は日々この音を瞑想し、
この音を瞑想するならば、願望は成就する。
聖音オームに敬礼いたします。

「オーム」は、宇宙創造の時に発生したプラナヴァ(原初音)とされる聖音です。すべてのマントラは、聖音オームから始まり、オームに終わります。このマントラは、聖音オームと合一し、永遠の寂静に入るため、瞑想前などに唱えられます。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「Beginning Shlokas in Song and Chant
・「幸せな結婚のためのマントラ」(トラック6)

ナマストゥンガ・シラスチュンビ

・namastunga shiras chumbi chandrachAmana chArave
trailokyanagarArambha mUlastambhAya shambhave
・ナマストゥンガ・シラスチュンビ・チャンドラチャーマナ・チャーラヴェー
トライローキャナガラーランバ・ムーラスタンバーヤ・シャンバヴェー
・意味:三界のすべての被造物を支える万物の支柱であり、
一房の髪に月が目映く輝く至高のシヴァ神に帰依いたします。

インドでは、私たちの住む三界は、支柱(stambha)によって支えられていると信じられています。クリシュナがゴーヴァルダナ山を持ち上げた姿もその象徴のひとつです。 これは万物の支柱であるシヴァ神をたたえるマントラです。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「Gods of India マルチメディア・マントラブック

サラスワティー・ストートラム

・sarasvatI namasyAmi cetanAm
hridi samsthitAnAm
kamthasthAm padmayonim tvam
hrImkAram supriyAm sadA
・サラスヴァティー・ナマシャーミ・チェータナーム
フリディ・サムスティターナーム
カンタスターム・パドマヨーニム・トヴァム
フリームカーラム・スプリヤーム・サダー
・意味:意識として私たちの心に宿るお方、
私たちの喉に宿るお方、
歓喜に満ちたサラスワティー女神に帰依いたします。

学問と芸術の女神であるサラスワティーは、スピーチを司る女神でもあり、しばしば喉に宿る(カンタスタ)といわれます。マントラが効力に満ちたものになるよう、また誤った言葉で罪を犯さないよう、サラスワティーに祈願します。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「シュリー・サラスヴァティー・プラールタナー(オーディオブック)」(ディスク1・トラック2:サラスワティー・ストートラム?)

カーリー・ガーヤトリー・マントラ

・Om Pishachadwajayai Vidmahey
Shoolahasthaye Dhimahi
Tanno Kali Prachodayat
・オーム・ピシャーチャッドワジャーイェー・ヴィッドゥマヘー
シューラハスターイェー・ディーマヒー
タンノ・カーリー・プラチョーダヤートゥ
・意味:どうか悪魔ピシャーチャを焼き尽くす女神を知り、
シヴァの偉大な武器シューラを手に持つ女神を瞑想できますように。
カーリー女神が、私たちをそこに導き、照らしてくれますように。

破壊と殺戮の女神として知られるカーリー女神に捧げられるガーヤトリー調の讃歌です。カーリーは、悪霊を祓うという意味から、健康祈願のために祀られることも多く、そのため、カーリー・ガーヤトリー・マントラは、主に病気平癒・健康長寿の祈願をするために唱えられています。
このマントラが収録されているCDには、以下のCDがあります。
・「カーリー・ガーヤトリー・マントラ(Japa Mantra 108)」(CDSA440)

ドゥルガー・サプタシャティ・サンプタ・マントラ

・Sarva Mangala Mangalye Shive
Sarvartha Sadhike
Sharanye Tryambake Gauri
Narayani Namostu Te
・サルヴァマンガラマーンガリェー・シヴェー
サルヴァールタサーディケー
シャランニェー・トリャンバケー・ガウリー
ナーラーヤニ・ナモーストゥ・テー
・意味:あらゆる吉兆の中の吉兆を示す女神、
あらゆる望みを叶えてくれる女神、
すべての者の拠り所である女神、
三界を統べる女神、
光輝の女神、至高の女神よ、
あなたに帰依いたします。

このマントラは、「ドゥルガー・サプタシャティ・サンプタ・マントラ」の中の一節に出てくるマントラです。瞑想用として唱える方も多く、瞑想用CDも出ています(メディテーション・ミュージック from Mystic India)。至高のドゥルガー女神に捧げるマントラです。
このマントラが収録されているCDは以下のCDがあります。
・「シュリー・ドゥルガー・プラールタナー(オーディオブック)
(MTD06141)
・「シュリー・ドゥルガー・サプタシャティー(CD4枚組)