バガヴァッド・ギーター第1章第24節

एवम् उक्तो हृषीकेशो
evam ukto hṛṣīkeśo
エーヴァム ウクトー フリシーケーショー
このように言われたクリシュナは

evam【副詞】このように、こんなふうに、そんなふうに
uktas【男性・単数・主格、過去受動分詞 √vac】言われた、話された、語られた
hṛṣīkeśas【男性・単数・主格】フリシーケーシャは。クリシュナの別名。名前は「感官の主」〔hṛṣīka(感官) + iśa(主)〕、あるいは「髪を逆立てている者」〔hṛṣī(逆立てている) + keśa(髪)〕の意。

गुडाकेशेन भारत ।
guḍākeśena bhārata |
グダーケーシェーナ バーラタ
アルジュナによって、バラタの子孫よ

guḍākeśena【男性・単数・具格】グダーケーシャによって。ここではアルジュナのこと。名前は「濃い毛髪の者」〔guḍā(濃い) + keśa(髪)〕の意。
bhārata【男性・単数・呼格】バラタの子孫よ。ここでは状況を報告するサンジャヤから、ドリタラーシュトラ王への呼びかけとなる。

सेनयोर् उभयोर् मध्ये
senayor ubhayor madhye
セーナヨール ウバヨール マッディエー
両軍の中間において

senayos【女性・両数・属格】二つの軍隊の、二つの軍勢の
ubhayos【女性・両数・属格】両方の、双方の
madhye【中性・単数・処格】中央において、中心において、中間において

स्थापयित्वा रथोत्तमम् ॥
sthāpayitvā rathottamam ||
スターパイットヴァー ラトーッタマム
最高の戦車を止めて

sthāpayitvā【使役活用・絶対分詞 √sthā】止めて、留めて
rathottamam【男性・単数・対格、ratha uttamam】最高の戦車を、最上の戦車を

एवमुक्तो हृषीकेशो गुडाकेशेन भारत ।
सेनयोरुभयोर्मध्ये स्थापयित्वा रथोत्तमम् ॥ २४॥

evamukto hṛṣīkeśo guḍākeśena bhārata |
senayorubhayormadhye sthāpayitvā rathottamam || 24||
大王よ、アルジュナにこのように言われたクリシュナは、
両軍の間に最高の戦車を止めて、

バガヴァッド・ギーター第1章第23節

योत्स्यमानान् अवेक्षे ऽहं
yotsyamānān avekṣe ‘haṁ
ヨーツヤマーナーン アヴェークシェーハン
私は戦おうとしている者たちを見る

yotsyamānān【男性・複数・対格・アートマネーパダ・未来分詞 √yudh】戦おうとしている、戦おうとする者たち
avekṣe【一人称・単数・アートマネーパダ・現在 ava√īkṣ】私は見る、私は見守る、私は観察する
aham【単数・主格、一人称代名詞 mad】私は、私が

य एते ऽत्र समागताः ।
ya ete ‘tra samāgatāḥ |
ヤ エーテートラ サマーガターハ
ここに集結したこれらが

ya【男性・複数・主格、関係代名詞 yad】〜であるところの(yotsyamānānの内容を、ete以下で説明する関係代名詞yeの連声)
ete【男性・複数・主格、指示代名詞 etad】これら
atra【副詞】ここに、この場所に、この点において。ここでは「この戦地に」の意。
samāgatās【男性・複数・主格、過去受動分詞 sam-ā√gam】集まって来る、集合した、団結した、結集した

धार्तराष्ट्रस्य दुर्बुद्धेर्
dhārtarāṣṭrasya durbuddher
ダールタラーシュトラッシャ ドゥルブッデール
邪悪な心をもつドリタラーシュトラの息子の

dhārtarāṣṭrasya【男性・属格・単数】ドリタラーシュトラの息子の。ここではドゥルヨーダナのことを指す。
durbuddhes【男性・単数・属格、所有複合語】邪悪な心の、悪意をもつ、悪心の、悪性の

युद्धे प्रियचिकीर्षवः ॥
yuddhe priyacikīrṣavaḥ ||
ユッデー プリヤチキールシャヴァハ
戦争において、喜ばせようとして

yuddhe【中性・単数・処格】戦いにおいて、戦闘において、戦争において
priya【中性】親しい、愛しい、欲しい、最愛の、好きな; 好意、親愛、親切、愛、楽しみ、喜び
cikīrṣavas【男性・複数・主格、語幹cikīrṣuは√kṛの意欲活用の形容詞化】〜をしようと望む、〜を行おうとする
→priyacikīrṣavaḥ【男性・複数・主格、限定複合語】奉仕をしようとして、喜ばせようとして、好意を示そうとして

योत्स्यमानानवेक्षेऽहं य एतेऽत्र समागताः ।
धार्तराष्ट्रस्य दुर्बुद्धेर्युद्धे प्रियचिकीर्षवः ॥ २३॥

yotsyamānānavekṣe’haṁ ya ete’tra samāgatāḥ |
dhārtarāṣṭrasya durbuddheryuddhe priyacikīrṣavaḥ || 23||
私はここに集結した彼らが戦おうとしているのを見ます。
邪悪な心をもつドリタラーシュトラの息子を、戦争において喜ばせようとして……」

バガヴァッド・ギーター第1章第22節

यावद् एतान् निरीक्षे ऽहं
yāvad etān nirīkṣe ‘haṁ
ヤーヴァド エーターン ニリークシェーハン
私がこれらを見るまで、

yāvad:〜するまで、〜まで、〜するや否や
etān【男性・複数・対格、指示代名詞 etad】これらを
nirīkṣe【一人称・単数・アートマネーパダ・現在 nir√īkṣ】私は見る、私は見守る、私は観察する
aham【単数・主格、一人称代名詞 mad】私は、私が

योद्धुकामान् अवस्थितान् ।
yoddhukāmān avasthitān |
ヨーッドゥカーマーン アヴァスティターン
戦おうとして配陣された

yoddhukāmān【男性・複数・対格】戦おうと欲する、戦いを望む、戦意のある
avasthitān【男性・複数・対格、過去受動分詞 ava√sthā】配置された、整列された、配陣された

कैर् मया सह योद्धव्यम्
kair mayā saha yoddhavyam
カイル マヤー サハ ヨーッダヴィヤム
どのような人々と私は戦わねばならないか

kais【男性・複数・具格、疑問代名詞 kim】誰(何)によって、誰(何)をもって、
mayā【単数・具格、一人称代名詞 mad】私によって、私をもって
saha:一緒に、〜と共に
yoddhavyam【中性・単数・主格、未来受動分詞(動詞的形容詞、義務分詞) √yudh】戦われるべき
→kais … saha:どのような人々と
→mayā … yoddhavyam:私によって戦われるべき、私が戦わねばならない

अस्मिन् रणसमुद्यमे ॥
asmin raṇasamudyame ||
アスミン ラナサムディヤメー
この戦いの企てにおいて

asmin【男性・単数・処格、指示代名詞 idam】これにおいて
raṇa【男性】喜び、楽しみ、歓喜、(歓喜の対象としての)戦争、戦い、衝突、格闘、紛争、対立
samudyame【男性・単数・処格】企て、用意、準備、持ち上げること、努力、尽力、従事すること
→raṇasamudyame【男性・単数・処格、限定複合語】この戦いの企てにおいて、この戦いの準備において

यावदेतान्निरीक्षेऽहं योद्धुकामानवस्थितान्।
कैर्मया सह योद्धव्यमस्मिन्रणसमुद्यमे॥ २२॥

yāvadetānnirīkṣe’haṁ yoddhukāmānavasthitān |
kairmayā saha yoddhavyamasminraṇasamudyame || 22||
私が戦おうとして布陣したこれらの人々を見て、
この戦陣において、私は誰と戦うべきなのかを見定めるまで。

バガヴァッド・ギーター第1章第21節

हृसीकेशं तदा वाक्यम्
hṛsīkeśaṁ tadā vākyam
フリシーケーシャン タダー ヴァーキャム
そのとき、クリシュナに言葉を

hṛsīkeśam【男性・単数・対格】フリシーケーシャに。クリシュナの別名。名前は「感官の主」〔hṛṣīka(感官) + iśa(主)〕、あるいは「髪を逆立てている者」〔hṛṣī(逆立てている) + keśa(髪)〕の意。
tadā【副詞】そのとき、それから
vākyam【中性・単数・対格】言葉を、話を

इदम् आह महीपते ।
idam āha mahīpate |
イダム アーハ マヒーパテー
彼はこれを語った、大地の主よ

idam【中性・単数・対格、指示代名詞】これを
āha【三人称・単数・パラスマイパダ・完了、√ah】彼は言った、彼は語った
mahī【女性】大地
pate【男性・単数・呼格】主よ、師よ
→mahīpate【男性・単数・呼格、限定複合語】大地の主よ。ここでは状況を報告するサンジャヤから、ドリタラーシュトラ王への呼びかけとなる。

सेनयोर् उभयोर् मध्ये
senayor ubhayor madhye
セーナヨール ウバヨール マディエー
両軍の中間に

senayos【女性・両数・属格】二つの軍隊の、二つの軍勢の
ubhayos【女性・両数・属格】両方の、双方の
madhye【中性・単数・処格】中央に、中心に、中間に

रथं स्थापय मे ऽच्युत ॥
rathaṁ sthāpaya me ‘cyuta ||
ラタン スターパヤ メーチュタ
私の戦車を止めよ、不滅の者よ。

ratham【男性・単数・対格】戦車を
sthāpaya【二人称・単数・パラスマイパダ・命令法・使役活用 √sthā】止めよ、留めよ
me【単数・属格、一人称代名詞 mad】私の
acyuta【男性・単数・呼格】不滅の者よ、不死の者よ、永遠の者よ。ここではクリシュナのことを指す。

हृसीकेशं तदा वाक्यम्इदमाह महीपते ।
सेनयोरुभयोर्मध्ये रथं स्थापय मेऽच्युत ॥ २१॥

hṛsīkeśaṁ tadā vākyamidamāha mahīpate |
senayorubhayormadhye rathaṁ sthāpaya me’cyuta || 21||
そのとき、クリシュナにこう語ったのです。大王よ。
「両軍の間に私の戦車を止めてください。不滅の方よ。

バガヴァッド・ギーター第1章第20節

अथ व्यवस्थितान् दृष्ट्वा
atha vyavasthitān dṛṣṭvā
アタ ヴャヴァスティターン ドリシュトヴァー
さて、配陣されたのを見て

atha【接続詞】さて、それから、その後、間もなく
vyavasthitān【男性・複数・対格、過去受動分詞 vi-ava√sthā】配置された、整列された、配陣された
dṛṣṭvā【絶対分詞 √dṛś】見て、注視して

धार्तराष्ट्रान् कपिध्वजः ।
dhārtarāṣṭrān kapidhvajaḥ |
ダールタラーシュトラーン カピドヴァジャハ
猿の旗印をかかげるアルジュナは、ドリタラーシュトラの息子たちを

dhārtarāṣṭrān【男性・複数・対格】ドリタラーシュトラの息子たちを、ドリタラーシュトラの一族を
kapi【男性】猿、猿人類
dhvajas【男性・単数・主格】旗、国旗、軍旗、旗印、横断幕、旗竿、幟
→kapidhvajas【男性・単数・主格、所有複合語】猿の旗印を持つ者、猿の幟をかかげる者。ハヌマーンの旗印をかかげるアルジュナのこと。

प्रवृत्ते शस्त्रसंपाते
pravṛtte śastrasaṁpāte
プラヴリッテー シャストラサンパーテー
合戦が始まったとき

pravṛtte【男性・単数・処格、過去受動分詞 pra√vṛt】生じたなかで、起きたなかで、始まったなかで
śastra【男性】武器、刀剣
saṁpāte【男性・単数・処格】衝突において、遭遇において、合流において
→śastrasaṁpāte【男性・単数・処格、限定複合語】合戦において、戦いにおいて
→pravṛtte śastrasaṁpāte【男性・処格、絶対句】合戦が始まったとき、戦いが起きたとき

धनुर् उद्यम्य पाण्डवः ॥
dhanur udyamya pāṇḍavaḥ ||
ダヌル ウディヤンミャ パーンダヴァハ
アルジュナは、弓を取り上げて

dhanus【男性・単数・対格】弓を
udyamya【絶対分詞 ud√yam】取り上げて、持ち上げて、掲げて
pāṇḍavas【男性・単数・主格】パーンドゥの息子は。ここではアルジュナのこと。

अथ व्यवस्थितान्दृष्ट्वा धार्तराष्ट्रान् कपिध्वजः ।
प्रवृत्ते शस्त्रसंपाते धनुरुद्यम्य पाण्डवः ॥ २०॥

atha vyavasthitāndṛṣṭvā dhārtarāṣṭrān kapidhvajaḥ |
pravṛtte śastrasaṁpāte dhanurudyamya pāṇḍavaḥ || 20||
さて、合戦が始まったとき、ドリタラーシュトラの息子たちが布陣したのを見て、
猿の旗印をかかげるアルジュナは、弓を取り上げて、

バガヴァッド・ギーター第1章第19節

स घोषो धार्तराष्ट्राणां
sa ghoṣo dhārtarāṣṭrāṇāṁ
サ ゴーショー ダールタラーシュトラーナーン
その音は、ドリタラーシュトラの息子たちの

sas【男性・単数・主格、指示代名詞 tad】それ、その、あれ、あの
ghoṣas【男性・単数・主格】音、騒音、なき声、喊声
dhārtarāṣṭrāṇām【男性・複数・属格】ドリタラーシュトラの息子たちの。ドゥルヨーダナをはじめとする百王子たちのこと。

हृदयानि व्यदारयत् ।
hṛdayāni vyadārayat |
フリダヤーニ ヴャダーラヤト
心を引き裂いた

hṛdayāni【中性・複数・対格】心を、心臓を
vyadārayat【三人称・単数・パラスマイパダ・過去・使役活用、vi√dṝ】それは裂いた、それは破いた、それは引き裂いた

नभश्च पृथिवीं चैव
nabhaśca pṛthivīṁ caiva
ナバシュチャ プリティヴィーン チャイヴァ
天と地を

nabhas【中性・単数・対格】天を、空を、大気を
ca【接続詞】そして、また、〜と
pṛthivīm【女性・単数・対格】地を、大地を
ca【接続詞】そして、また、〜と
eva【副詞】実に、真に(強意を表す。しばしば虚辞として使用)

तुमुलो व्यनुनादयन् ॥
tumulo vyanunādayan ||
トゥムロー ヴャヌナーダヤン
ごうごうと反響させて

tumulas【男性・単数・主格】騒がしい、騒々しい、すさまじい、ごうごうと
vyanunādayan【男性・単数・主格・現在分詞・使役活用 vi-anu√nad】鳴り響かせて、反響させて、共鳴させて

स घोषो धार्तराष्ट्राणां हृदयानि व्यदारयत् ।
नभश्च पृथिवीं चैव तुमुलो व्यनुनादयन् ॥ १९॥

sa ghoṣo dhārtarāṣṭrāṇāṁ hṛdayāni vyadārayat |
nabhaśca pṛthivīṁ caiva tumulo vyanunādayan || 19||
そのすさまじい音は、天と地をごうごうと反響させて、
ドリタラーシュトラの息子たちの心を引き裂きました。

バガヴァッド・ギーター第1章第18節

द्रुपदो द्रौपदेयाश्च
drupado draupadeyāśca
ドルパドー ドラウパデーヤーシュチャ
ドルパダ、ドラウパディーの息子たち、

drupadas【男性・単数・主格】ドルパダ。パーンダヴァ軍の戦士。パンチャーラ国の王で、ドリシュタディユムナ、シカンディン、ドラウパディーの父。ドラウパディーはパーンドゥの五王子共通の妻となった。
draupadeyās【男性・複数・主格】ドラウパディーの息子たち
ca【接続詞】そして、また、〜と

सर्वशः पृथिवीपते ।
sarvaśaḥ pṛthivīpate |
サルヴァシャハ プリティヴィーパテー
一斉に、大地の主よ

sarvaśas【副詞】全体に、集団で、完全に、一斉に
pṛthivīpate【男性・単数・呼格】大地の主よ。ここでは状況を報告するサンジャヤから、ドリタラーシュトラ王への呼びかけとなる。

सौभद्रश्च महाबाहुः
saubhadraśca mahābāhuḥ
サウバトラシュチャ マハーバーフフ
逞しい腕のスバドラーの息子、

saubhadras【男性・単数・主格】スバドラーの息子。アルジュナとスバドラー(クリシュナの妹でアルジュナの第二夫人)の息子アビマニユのこと。
ca【接続詞】そして、また、〜と
mahā:強大な、大きな
bāhus【男性・単数・主格】腕
→mahābāhus【男性・単数・主格、所有複合語】強大な腕力を持つ、長い腕を持つ、強い臂を持つ

शङ्खान् दध्मुः पृथक् पृथक् ॥
śaṅkhān dadhmuḥ pṛthak pṛthak ||
シャンカーン ダドムフ プリタク プリタク
彼らはそれぞれ法螺貝を吹いた

śaṅkhān【男性・複数・対格】法螺貝を
dadhmus【三人称・複数・パラスマイパダ・完了、√dham, √dhmā】彼らは吹いた
pṛthak pṛthak【副詞】それぞれ、別々に、個々に、ひとりずつ

द्रुपदो द्रौपदेयाश्च सर्वशः पृथिवीपते ।
सौभद्रश्च महाबाहुः शङ्खान्दध्मुः पृथक् पृथक् ॥ १८॥

drupado draupadeyāśca sarvaśaḥ pṛthivīpate |
saubhadraśca mahābāhuḥ śaṅkhāndadhmuḥ pṛthak pṛthak || 18||
そして、ドルパダ、ドラウパディーの息子たち、勇敢なスバドラーの息子は、
それぞれの法螺貝を一斉に吹き鳴らしたのです。大王よ。

バガヴァッド・ギーター第1章第17節

काश्यश्च परमेष्वासः
kāśyaśca parameṣvāsaḥ
カーシヤシュチャ パラメーシュヴァーサハ
最高の射手カーシー国王、

kāśyas【男性・単数・主格】カーシー国王
ca【接続詞】そして、また、〜と
parama【男性】最高の、至高の
iṣvāsas【男性・単数・主格】弓の射手、弓兵
→parama-iṣvāsas【男性・単数・主格、同格限定複合語】最高の弓の射手

शिखण्डी च महारथः ।
śikhaṇḍī ca mahārathaḥ |
シカンディー チャ マハーラタハ
偉大な戦士シカンディン、

śikhaṇḍī【男性・単数・主格】シカンディン。シカンディニーという女性として生まれたが、ヤクシャと性交換して男性になったドルパダの息子。カーシー国王の娘アムバーの生まれ変わりとされる。
ca【接続詞】そして、また、〜と
mahārathas【男性・単数・主格】偉大な戦士。あるいは大車を駆る者

धृष्टद्युम्नो विराटश्च
dhṛṣṭadyumno virāṭaśca
ドリシュタディユムノー ヴィラータシュチャ
ドリシュタディユムナ、ヴィラータ、

dhṛṣṭadyumnas【男性・単数・主格】ドリシュタディユムナ。ドルパダの長子で、パーンドゥの五王子共通の妻ドラウパディーの兄。パーンダヴァ軍の最初の総司令官。
virāṭas【男性・単数・主格】ヴィラータ。かつてパーンダヴァ五王子を宮殿に匿っていた王。
ca【接続詞】そして、また、〜と

सात्यकिश्चापराजितः ॥
sātyakiścāparājitaḥ ||
サーティヤキシュチャーパラージタハ
無敗のサーティヤキ、

sātyakis【男性・単数・主格】サーティヤキ。パーンダヴァ軍につくクリシュナの友人。ユユダーナとも呼ばれる。
ca【接続詞】そして、また、〜と
aparājitas【男性・単数・主格】無敵の、不敗の、打ち負けない

काश्यश्च परमेष्वासः शिखण्डी च महारथः ।
धृष्टद्युम्नो विराटश्च सात्यकिश्चापराजितः ॥ १७॥

kāśyaśca parameṣvāsaḥ śikhaṇḍī ca mahārathaḥ |
dhṛṣṭadyumno virāṭaśca sātyakiścāparājitaḥ || 17||
最高の射手カーシー国王、偉大な戦士シカンディン、
ドリシュタディユムナ、ヴィラータ、無敗のサーティヤキ、

バガヴァッド・ギーター第1章第16節

अनन्तविजयं राजा
anantavijayaṁ rājā
アナンタヴィジャヤン ラージャー
王はアナンタヴィジャヤを

anantavijayam【男性・単数・対格】アナンタヴィジャヤを。ユディシュティラの持つ法螺貝の名。名前は「永久に勝利するもの」の意。
rājā【男性・単数・主格】王は

कुन्तीपुत्रो युधिष्ठिरः ।
kuntīputro yudhiṣṭhiraḥ |
クンティープトロー ユディシュティラハ
クンティーの息子ユディシュティラは、

kuntīputras【男性・単数・主格】クンティーの息子。クンティーはパーンドゥの第一夫人で、ユディシュティラ、ビーマ、アルジュナを産んだ。
yudhiṣṭhiras【男性・単数・主格】ユディシュティラは。パーンドゥの五王子の長兄で、パーンダヴァ軍の総帥。クンティーがダルマデーヴァに祈り捧げて身籠もった子であり、ダルマプトラ(正義の子)とも呼ばれる。ユディシュティラの名は「戦いにおいて堅忍不抜な者」の意。

नकुलः सहदेवश्च
nakulaḥ sahadevaśca
ナクラハ サハデーヴァシュチャ
ナクラとサハデーヴァは

nakulas【男性・単数・主格】ナクラは。パーンドゥの第二夫人マードリーの双子で、パーンドゥの第四王子。クンティーがマードリーのためにアシュヴィン双神に祈りを捧げて産まれた子。名前は「マングースの色」の意。
sahadevas【男性・単数・主格】サハデーヴァは。パーンドゥの第二夫人マードリーの双子で、パーンドゥの第五王子。クンティーがマードリーのためにアシュヴィン双神に祈りを捧げて産まれた子。名前は「神々と共にある者」の意。
ca【接続詞】そして、また、〜と

सुघोषमणिपुष्पकौ ॥
sughoṣamaṇipuṣpakau ||
スゴーシャマニプシュパカウ
スゴーシャとマニプシュパカを、

sughoṣa:スゴーシャ。ナクラの持つ法螺貝の名。名前は「轟音をたてるもの」の意。
maṇipuṣpakau【男性・両数・対格】マニプシュパカを。サハデーヴァの持つ法螺貝の名。名前は「宝石のブレスレット」の意。
→sughoṣamaṇipuṣpakau【男性・両数・対格、並列複合語】スゴーシャとマニプシュパカを

अनन्तविजयं राजा कुन्तीपुत्रो युधिष्ठिरः ।
नकुलः सहदेवश्च सुघोषमणिपुष्पकौ ॥ १६॥

anantavijayaṁ rājā kuntīputro yudhiṣṭhiraḥ |
nakulaḥ sahadevaśca sughoṣamaṇipuṣpakau || 16||
クンティーの息子ユディシュティラ王はアナンタヴィジャヤを、
ナクラとサハデーヴァはスゴーシャとマニプシュパカを、

バガヴァッド・ギーター第1章第15節

पाञ्चजन्यं हृषीकेशो
pāñcajanyaṁ hṛṣīkeśo
パーンチャジャニヤン フリシーケーショー
クリシュナはパーンチャジャニヤを、

pāñcajanyam【男性・単数・対格】パーンチャジャニヤを。クリシュナの持つ法螺貝の名。海に棲む悪魔パンチャジャナ(クリシュナに殺された)の貝あるいは骨からつくられたとされる。
hṛṣīkeśas【男性・単数・主格】フリシーケーシャ。クリシュナの別名。名前は「感官の主」〔hṛṣīka(感官) + iśa(主)〕、あるいは「髪を逆立てている者」〔hṛṣī(逆立てている) + keśa(髪)〕の意。

देवदत्तं धनंजयः ।
devadattaṁ dhanaṁjayaḥ |
デーヴァダッタン ダナンジャヤハ
アルジュナはデーヴァダッタを、

devadattam【男性・単数・対格】デーヴァダッタを。アルジュナの持つ法螺貝の名。名前は「神から与えられたもの」の意。
dhanaṁjayas【男性・単数・主格】ダナンジャヤ。アルジュナの別名。名前は「富の征服者」の意。

पौण्ड्रं दध्मौ महाशङ्खं
pauṇḍraṁ dadhmau mahāśaṅkhaṁ
パウンドラン ダドマウ マハーシャンカン
彼は大きな法螺貝パウンドラを吹いた

pauṇḍram【男性・単数・対格】パウンドラを。ビーマの持つ法螺貝の名。
dadhmau【三人称・単数・パラスマイパダ・完了、√dham, √dhmā】彼は吹いた
mahā:偉大な、大きな
śaṅkham【男性・中性・単数・対格】法螺貝を

भीमकर्मा वृकोदरः ॥
bhīmakarmā vṛkodaraḥ ||
ビーマカルマー ヴリコーダラハ
恐ろしい行為をする狼腹ビーマは、

bhīmakarmā【男性・単数・主格、所有複合語】恐ろしい行為をする、行為の恐ろしい者。このbhīmaは、恐ろしいという形容詞の意味と、人名ビーマをともに含む。
vṛka【男性】オオカミ
udaras【男性・単数・主格】腹、腹部、胃
→vṛkodaras【男性・単数・主格、所有複合語】オオカミの腹を持つ者、オオカミのように貪欲な者。ビーマの別名。

पाञ्चजन्यं हृषीकेशो देवदत्तं धनंजयः ।
पौण्ड्रं दध्मौ महाशङ्खं भीमकर्मा वृकोदरः ॥ १५॥

pāñcajanyaṁ hṛṣīkeśo devadattaṁ dhanaṁjayaḥ |
pauṇḍraṁ dadhmau mahāśaṅkhaṁ bhīmakarmā vṛkodaraḥ || 15||
クリシュナはパーンチャジャニヤを、アルジュナはデーヴァダッタを、
恐ろしい行為をする狼腹ビーマは、大きな法螺貝パウンドラを吹き鳴らしました。