失くしたものを取り戻すためのマントラ

日々の生活においては、物を落としたり忘れたりして、紛失することが少なくありません。大切なものであれば、どうにか取り戻したいと強く思うことも多くあります。インドには、そんな失くしたものを取り戻すためのマントラが伝わります。


・कार्तवीर्यार्जुनो नाम राजा बाहुसहस्रवान् ।
तस्य स्मरणमात्रेण गतं नष्टं च लभ्यते ॥ १॥
・kārtavīryārjuno nāma rājā bāhusahasravān ।
tasya smaraṇamātreṇa gataṁ naṣṭaṁ ca labhyate ॥ 1॥

・オーム カールタヴィールヤールジュノー ナーマ ラージャー バーフサハスラヴァーヌ
タスヤ スマラナマートレーナ ガタン ナシュタン チャ ラビャテー
・意味:千の腕を持つ王であるカールタヴィールヤ・アルジュナのその御名を想うことで、失くしたしたものを手にする。

このマントラは、カールタヴィールヤ・アルジュナを讃える讃歌、カールタヴィールヤ・ドヴァーダシャナーマストートラム(कार्तवीर्य द्वादशनामस्तोत्रम् )の最初の節にあたります。カールタヴィールヤ・アルジュナは、ナルマダー川のほとりにあるマーヒシュマティーに都を持つ、古代のハイハヤ王国の伝説的な王でした。ダッタートレーヤ神を崇め、千の腕を持つとされます。

カールタヴィールヤ・アルジュナを讃える讃歌では、以下のように讃えられる聖句もあることから、失くしたものを取り戻すためのマントラとしてその讃歌が唱えられるようになったとされています。一説には、ダッタートレーヤ神が失くしたものを取り戻すための力を授けたとも伝えられます。

「クリタヴィールヤの息子である偉大なアルジュナの12の御名を想う者は繁栄に恵まれる。(中略)盗難などで富や財産を失うことはなく、失ったお金を取り戻すことも可能である」

また、単に「カールタヴィールヤ・アルジュナ」とその御名を繰り返し唱えることでも、失くしたものを取り戻すことができると信じられます。いなくなってしまったペットを見つけることに役立ったという報告もされています。

参照:kArtavIrya dvAdashanAma stotram

ガンガー・ダシャラー2020

インドでは、一部の地域において、2020年5月22日の新月より、ガンジス河の降誕を祝福する10日間の祝祭「ガンガー・ダシャラー」が祝福されています。
その10日目となる6月1日は、ガンジス河が地上に現れた日と信じられ、多くの人々がガンジス河で沐浴をし、祈りを捧げます。
ヒンドゥー教徒にとって、ガンジス河はあらゆる罪を清め解脱を授ける究極の存在であると共に、女神ガンガーとして多くの恵みを与える母なる存在でもあります。

一説に、天を流れていたガンジス河は、賢者バギーラタの苦行によって、この地に降り注いだと伝えられます。
バギーラタは、殺された祖先の霊を清め解放するために、天を流れる純粋なガンジス河の聖水を必要としていました。
ガンジス河を地上にもたらすために行ったバギーラタの大変な苦行に神々は喜び、女神ガンガーはシヴァ神にその急流を受け止められながら地上へ降り注いだと言われます。
こうして地上にもたらされたガンジス河であるが故に、その聖水に触れることで罪が清められ、解脱を得ることができると、現代でも多くの人々がこの河を崇め、心を委ねています。

ガンジス河の聖水は、神聖な水としてさまざまな用途に用いることができます。

・神像を洗ったり、プージャー(宗教儀式)などに使用します。
・シヴァリンガムにアビシェーカ(灌水)を行うときに使用することで、すべての聖地を巡礼するのと同様の功徳があるといわれます。
・礼拝に用いることで、物質的豊かさと、霊的成長をもたらすといわれます。
・どのようなヤジュニャ(祭式)に対しても使用することができます。
・銅製の容器に入れて保存することで、災難と不運を追い祓うお守りとして使用されます。

以下のようなマントラを唱えることもできます。


・ॐ शुद्धि दात गङ्गा माता नमो नमो
・om śuddhi dāta gaṅgā mātā namo namo

・オーム シュッディ ダータ ガンガー マーター ナモー ナモー
・意味:清浄をもたらす母なるガンガーに帰依いたします。

参照:2020 Ganga Dussehra

第71回グループ・ホーマ(シャニ・ジャヤンティ)無事終了のお知らせ

第71回グループ・ホーマ(シャニ・ジャヤンティ)にお申込みいただきました皆様、誠にありがとうございました。

シャニ神を礼拝する、第71回グループ・ホーマは、5月22日に無事に終了いたしました。

プージャーの写真を以下に掲載させていただきます。

神々の祝福と、より良い体験がありますよう、心よりお祈り申し上げます。
第71回グループ・ホーマの実施内容はこちらよりご覧いただけます。

ヴァーラーヒー女神への祈り

コロナウィルスの問題が世界中を駆け巡りましたが、この記事を書いている時点で日本の緊急事態宣言は、首都圏など一部を除き解除されたようです。
このまま、すべてが元も戻ればいいのでしょうけれど、第二波、第三波の可能性もあります。未知のウィルスですから、どうなるのかはまだ全くわかりません。またウィルスの問題自体がこのまま収まったとしても、経済的な損失に陥った方もたくさんおられるでしょうし、色々なことが簡単に元に戻るとは思えません。
さらには、こんな状況の時に、さらに別の災害(台風や地震など)に遭遇しないとも限りません。
神の強い力を信じる方は、人知を超えた力に救いを求めたりするでしょう。それは昔から行われていることで、災害が続くときなどに大仏が建立されたりしてきました。

話は飛びますが、インドの隣、チベット文化圏では、昔疫病などが流行った時に、ヴァジュラ・ヴァーラーヒー(金剛亥母)という神様が降臨してきて、鎮める技術を伝えたという伝承があるそうです。
このヴァジュラ・ヴァーラーヒーは、インドのヴァーラーヒー女神と同じルーツを持つ神と考えられます。

チェンナイのプラティヤンギラー寺院の入り口に祀られているヴァーラーヒー女神(撮影禁止)を見ると、猪の顔・女性の身体をしており、その身体全体にたくさんの「眼」がついています。これは魔や邪を祓う眼と考えられます。
インドでもこの女神は社会不安がるときに拝むといい、と考えられているようです。
過去にヴァーラーヒー女神の記事を書かせていただいたことがありますが、ここシーターラーマではこの女神と縁をつなぐアイテムが入手可能です。
ピンとくるものがある方は、ご縁を結び、祈りを捧げることは、この社会不安が拭えない状況の中でも、大いなる安心を得られるかもしれません。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』

ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定

ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
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ジャガンナータ寺院の神秘

霊的叡智の宝庫であるインドでは、神々のもとへ歩み寄る巡礼が、日常の一部に溶け込んでいます。
その歩みを通じて得る神々しい経験に魅了される巡礼者も多く、世界の各地から引き寄せられる人々が絶えません。
そのひとつが、2020年は6月23日に祝福されるラタ・ヤートラーです。

ラタ・ヤートラーは、インドの4大聖地のひとつである東インドのプリーにて、ヴィシュヌ神の化身であるジャガンナータ神が山車に乗り、街を練り歩く盛大な祝祭です。
宇宙の主と呼ばれるそのジャガンナータ神の姿をひとめ謁見しようと、2019年には60万人もの巡礼者が訪れたと伝えらます。

聖地プリーには、高さが65mにもなる圧巻のジャガンナータ寺院が屹立しています。
このジャガンナータ寺院は、インドの数ある寺院の中でも、とりわけ多くの神秘が伝えられる寺院のひとつです。
その寺院のてっぺんでは、ヴィシュヌ神の象徴であるスダルシャナ・チャクラが光彩を放ちます。

スダルシャナ・チャクラは、太陽の炎から生まれた、あらゆる悪を滅ぼす強力な円盤型の武器といわれます。
ジャガンナータ寺院のスダルシャナ・チャクラは、高さが3.5メートルにもなる大きさで、ニーラ・チャクラと呼ばれ崇められます。
ニーラ・チャクラは、ジャガンナータ神の礼拝において、とりわけ重要視される象徴のひとつです。

このニーラ・チャクラには、聖地プリーのどこから見ても、常にその輪が自分の方をむいて見えるという神秘が伝わります。
それは、ジャガンナータ神がその大きな目で常に私たちを見ているといわれるように、神々がどこからでも、私たちを見ているということを伝えているかのようです。

日々の歩みにおいては、神々の姿が見えず、その存在を遠くに感じ、悩み苦しむことが少なくありません。
今年は、多くの人々が集まる聖地への巡礼も難しいでしょう。
しかし、そんな今こそ、どんな場所にいても、神々が常に私たちを見ているという事実に気づく時であるのかもしれません。
人生という巡礼において、どこにいても神の存在に気づくことができれば、その恵みの中で幸せに日々を歩むことができるはずです。

(文章:ひるま)

ラタ・ヤートラー2020

神聖な存在をより身近に感じる瞬間が、インドで過ごす日常には溢れています。偉大すぎて掴みがたいその存在も、インドの世界の中では不思議と親しみやすいものとして際立ち、人々を優しく迎え入れます。そんな神様の一人が、これから盛大な祝祭を迎えようとしているジャガンナータ神でした。

極彩色に彩られた姿、真ん丸とした大きな目、そして愛らしい表情が、一目見ただけで心の奥深くまでぐっと入り込み、大きな存在感を放っていたことを思い出します。ジャガンナータ神は、主に東インドで崇拝される、ヴィシュヌ神、もしくはクリシュナ神の化身とされる神様であり、最も盛大な祝祭が、2020年は6月23日に祝福される「ラタ・ヤートラー」です。

ラタ・ヤートラーは、東インドに位置するオリッサ州の聖地プリーにて、豪華な山車が街を練り歩くお祭りとして知られています。一説に、悪行を働いていたカンサを打ち破ったクリシュナ神が、兄のバララーム神と妹のスバドラー神と共に山車に乗り帰還したことを祝福するお祭りであるといわれ、豪華絢爛な山車と共に進むジャガンナータ神の姿が多くの人々を惹きつけます。

そんな山車は馬車とも捉えられ、精神性を学ぶ上で多くの例えに用いられるものです。カタ・ウパニシャッドにおいては、「真我(アートマン)は車主であり、肉体は馬車、理性が御者、そして意思が手綱である。」(カタ・ウパニシャッド第3章3~4節)と、人の体、心、そして精神のあり方が述べられています。

苦楽を生み出す感覚器官に操られる肉体を、意志と言う手綱を持って導くことは、精神性を向上させるための道において、最も強調される努めるべく行いの一つです。その先にあるものは、体、心、そして精神の統一であり、乱れのないその小さな世界の中において、誰もが偉大な存在に気づくに違いありません。

ジャガンナータ神を乗せた一つの大きな山車が、集まった個々の手によって真っ直ぐに導かれる様子こそ、一人一人が偉大な存在の下に一つであることを物語っています。心が主に定まる時、そこにはいつの時も平安があることを私たち自身が証明しているかのように映ります。

祝祭を通じ、そうした精神性を向上させる教えが、一瞬一瞬に溢れているのがインドでの生活です。ラタ・ヤートラーは9日間に渡る祝祭です。インドの各地から、また世界の多くの場所で、この愛らしい神の下に人々が歩み寄り一体となります。そのエネルギーが生み出す平安が、世界を包み込むことを心から願っています。

(文章:ひるま)

カーリー・ヤントラの力

ヤントラは、外界に存在する幾何学的な象徴であり、人間の意識の中に内在化される対象です。カーリーは、時間の変化の女神です。カーリー女神は、行動の力であり、呼吸の力であり、そして変容の力でもあります。

神の愛を本質とするカーリー女神に身を任せれば、彼女はエネルギーを創造し、すべてが可能となります。カーリー・ヤントラは、その内に変容のエネルギーを含んでいます。このエネルギーを内在化し、その変容する愛の力に身を委ねると、私たちは精神的な成長へと向かう旅を始めます。

カーリー・ヤントラは、5つの逆三角形、2つの円、8つの蓮の花びら、中心点(ビンドゥ)を含みます。

・5つの逆三角形:潜在的エネルギーをあらわす三角形に対し、逆三角形は現象的エネルギーをあらわし、女性の再生力を象徴します。5つの逆三角形は、人間の存在を構成する5つの層であるコーシャ(鞘)をあらわし、その中心にはビンドゥ(魂)があります。5つのコーシャは、アンナマヤ・コーシャ、プラーナマヤ・コーシャ、マノーマヤ・コーシャ、ヴィジュニャーナマヤ・コーシャ、アーナンダマヤ・コーシャです。

・5つの逆三角形の15の角:15の経験の原則をあらわします。5つの知覚器官(嗅覚、味覚、視覚、触覚、聴覚)、5つの行為器官(発声・操作・移動・生殖・排泄)、5つの微細要素(香、味、色、触、音)です。

・2つの円:生と死のサイクルをあらわします。絶対の真理に到達するために、突き破る必要があるものです。

・8つの蓮の花びら:出現する宇宙の原因である8つのプラクリティをあらわします。8つのプラクリティは、五大元素であるパンチャ・マハー・ブータ(地、水、火、空、風)、そして、マナス、ブッディ、アハンカーラの3つであり、これらの8つのプラクリティは、現象世界を形成します。

カーリーは、「時間」や「黒色」を意味するカーラの女性形です。物質である肉体を持って生じた私たちは、始まりがあり終わりがある時間の中で、常に不安と恐怖に苛まれています。暗黒の女神と称されるように、カーリー女神が見せる姿はおぞましくも、その様相とは反対に、肉体の中でもがき苦しむ魂を解放する偉大な愛を秘めています。

※宗派等によって、ヤントラの図形やその意味は異なる場合があります。

参照:THE KALI YANTRA

新型コロナウィルス支援募金活動報告(その3)

新型コロナウィルス支援募金にご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。

3月25日に始まった新型コロナウィルス感染拡大防止のためのインド全土の封鎖は、これまでに3度の延長が行われ、現在は5月末までとなっています。
新規感染者は増加していますが、3度目の延長では封鎖や外出禁止の措置が一段と緩和され、社会活動が進んでいます。

現在、動物の餌食は、朝晩の1日2回行なっています。
20kg入りのドッグフードの大袋は、現在までに6袋目になりました。
気温が40度を超えている現在は、朝晩に各5パック(1パックは500ml)ずつ、冷たいミルクも与えています。

最近はスタッフが赴くとすぐに分かるようになり、遠くからでも走って駆けつけるようになりました。
身体はしっかりしていますが、まだ幼い犬も多く、じゃれ合うのが大好きのようです。
喜びのあまりミルクを与える器がすぐに壊れてしまうため、現在は空のペットボトルを器がわりにしています。

毎日、こうした餌食を行なっていたところ、デリーで動物を保護する施設の関係者より支援を求める声をかけられました。
封鎖や外出禁止の影響により飼い犬の世話ができなくなったり、ペットが新型コロナウイルス感染の原因になると誤った噂が流れたことにより、飼い犬を捨てる人が増加したと伝えられています。
捨てられた犬が徘徊することにより、縄張り争いで怪我をする犬が多くなりました。
動物を保護する施設では、主に怪我をした犬の保護が増えており、現在は300頭ほどを保護しています。
餌の確保はできていることから、必要な医薬品を支援して欲しいと要請を受け、獣医さんと相談をして今後は医薬品の支援を検討しています。

身寄りのない高齢者や孤児が暮らす福祉施設では、最初に支援をした物資で現在までに賄えているという連絡がありました。
また、デリーと福祉施設があるグルグラムの州境が封鎖されていることから、封鎖が解除された頃に、2回目の物資の支援を行う予定です。

たくさんの温かいご支援をいただき、心より御礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

パニールのレシピ

新型コロナウイルスの影響により、日本では乳製品の需要の減少が伝えられています。5月から6月にかけては、生乳の生産量がピークになることから、大量に余れば、乳牛の殺処分を迫られる可能性もあるとされています。

インドでは、人々にさまざまな恵みを運ぶ幸せの象徴として、牛が崇められます。牛が運ぶさまざま恵みの中でも、特に乳製品は、インド料理において欠かせないものであり、豊富なレシピが伝えられます。中でも、パニール(पनीर、カッテージチーズ)は日本のお豆腐のような食材で、ベジタリアンの貴重なタンパク源として、さまざまな料理に用いられます。カレーの具材になるだけでなく、甘いデザートに用いられることもあります。

パニールは、家庭でも簡単に作ることができます。この機会に、与えられた恵みに感謝をしながら、自然環境のために大きな役割を担うベジタリアンの実践を心がけると良いでしょう。

★パニールのレシピ★

【材料】
・牛乳:1リットル
・レモン汁:大さじ2

【作り方】
・ざるの上に、ガーゼや手ぬぐいを広げておく。
・牛乳を大きめの鍋に入れ、焦がさないように混ぜながら中火で温める。
・牛乳が沸騰してきたら弱火にし、レモン汁を加え、静かに混ぜる。
・2〜3分して牛乳が固形分と水分に分離し、水分が透明になったら火を止める。
・ガーゼや手ぬぐいを広げたざるに流し入れ、固形分と水分を分ける。
・固形分に残ったレモンの酸味を取るために、流水で少し洗う。
・ガーゼや手ぬぐいを使って、水分をしっかり絞る。
・ガーゼや手ぬぐいに包んだまま、重石を乗せて3時間ほどおいて固めたら出来上がり。

※出来たパニールは、カレーの具材にしたり、サラダに入れたり、スパイスで味付けしオーブンで焼いたり、さまざまに用いることができます。
※低脂肪の牛乳は避け、なるべく脂肪分の多い牛乳を用いることが勧められます。
※1リットルでおよそ200グラムのパニールができます。

パニールの作り方は、以下の動画が参考になります。

不運を幸運に変えるためのマントラ・サーダナ

シヴァ神とチャンドラ神(月)を讃えるマントラを通じた、不運を幸運に変えるためのマントラ・サーダナをご紹介いたします。

月曜日にシヴァ神を礼拝しながらチャンドラ神のマントラを唱えることは、不運を幸運に変える力があるとされます。
シヴァ神は、乳海攪拌において生み出された猛毒を飲み込んだ際、その影響を和らげるために、三日月を頭に乗せて冷やしたと伝えられます。
満ち欠けをする月は、始まりや終わりのある「時」の巡りを象徴すると伝えられてきました。
そんな変化の象徴を頭に乗せるシヴァ神は、その移り変わりを超越した偉大な存在であり、時や心の支配者にも他ありません。
外界の世界は、常に巡り、変化を続けています。
時を超えた永遠の存在に身を委ねる時、心は穏やかに定まり、不運を幸運に変える力を得ることができると信じられます。

人生においては、どんな人も不運の時期を経験します。
この局面を克服するためには、不断の努力と心構えが必要です。
こうした修練を通じて、前向きな姿勢を保ちながら、永遠の存在を信じる人は、どんなに厳しい運も克服することができるでしょう。


・श्रीं चन्द्राय सदाराध्याय नमः
・śrīṁ candrāya sadārādhyāya namaḥ

・シュリーン チャンドラーヤ サダーラーディヤーヤ ナマハ
・意味:常に礼拝されるべきチャンドラ神に帰依いたします。

このマントラは、以下のような方法で、唱えることが勧められます。

・月曜日の夕方に身を清め、白色の服を着用します。
・シヴァ神の神像やヤントラや絵をお祀りし、月を見ながら礼拝を行います。
・供物として、白い花、聖水、チャンダン・ペースト(白檀のペースト)、お香、白色のお菓子、またはキール(ミルク粥)を捧げます。
・チャンドラ・マントラを108回唱えます。
・家族や親しい人々と、お菓子やキールを分け合います。

参照:Chandra Mantra to Change Bad Luck to Good Luck