チャイルド・スポンサーシップのご報告(2019年5月)

チャイルド・スポンサーシップ(子どもの教育支援)にご協力をいただいている皆様、温かいご支援をいただき誠にありがとうございます。
5月の配給時の様子が届きましたので、ご報告をさせていただきます。

夏休み中となった5月の配給では、通常通り、食材を中心とする物資の配給が行われました。
子どもたちの暮らす南インドのケーララ州では、まもなく、モンスーン(雨季)が始まろうとしています。
今年は6月8日頃には始まるのではないかとされていますが、例年に比べて遅れています。

一方、北インドではまだ酷暑が続き、50度を超えた地域も出ています。
今年は、過去65年間において、モンスーンが始まる前の酷暑期の雨が2番目に少ない年となったと報告されています。
水不足が深刻となっている中、ケーララ州だけでなく、インドの各地でモンスーンの始まりが遅れる見通しとなっており、特に農業面などで懸念が広がっています。

子どもたちの暮らす地域では、5月にも時折雨が降り、大地を潤すことがありました。
5月の配給を行った日も、雷とともに大雨が降り、子どもたちや母親は配給を受けた物資を抱えて、リキシャで帰宅しました。
雨を喜び、外ではしゃぐ子どもたちの姿もありました。

モンスーンが始まると同時に、夏休みも終わり、学校が始まります。
夏休みの間には、学力向上のために勉学に励んだ子もいれば、離れて暮らす家族や親類のもとを訪れていた子もいます。
5月の配給においても、支援を受ける子どもの一人が率先して配給を進めました。
その他、家族のお手伝いに励んだりと、思い思いの時を過ごし、大きな問題も起きることなく新学期を迎えようとしています。

モンスーンが始まると、気温は少し下がりますが、湿気が増え、さまざまな感染症が広がりやすくなります。
子どもたちが健やかに過ごせるように、NGOでも公衆衛生に努めています。
昨年の豪雨災害からの再建が続く中でモンスーンを迎えようとしている今、少しでも穏やかな時を過ごせるように心から願っています。

いつも温かいご支援をいただき、心より御礼申し上げます。
これからもどうぞ宜しくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

影を拭い去る神

人々を魅了する神秘の国インドには、世界的にも有名となった数多くの巡礼や祝祭があります。
その一つが、ラタ・ヤートラーかもしれません。
ラタ・ヤートラーは、クリシュナ神のあらわれであるジャガンナータ神が熱心に礼拝される祝祭です。
その聖地である東インドのプリーは、各地から訪れる多くの巡礼者で溢れ、歓喜の渦に包まれます。

聖地プリーには、高さが65mにもなるジャガンナータ寺院がそびえ立ちます。
このジャガンナータ寺院は、インドの数ある寺院の中でもとりわけ多くの神秘が伝えられる寺院の一つであり、私たちをその神妙な世界に引き込みます。
その神秘の一つは、この寺院は決して地面に影を作らないと伝えています。

実際に、ジャガンナータ寺院は、いかなる時も、いかなる方向にも、地面に影を落とさないといわれます。
それは、建築上の偉業とも、工学上の功績とも、神の仕業ともいわれることがあります。
そこには、私たちに対するジャガンナータ神のメッセージがあるようにも見ることができます。

大きな目を輝かせ、愛らしい表情を見せるジャガンナータ神。
その姿を見つめると、もっと近くに来るようにと、いざなわれるかのように心を動かされることがあります。
事実、ジャガンナータ神はその大きな目で、常に私たちを見ているのだといわれます。

あまりにも崇高で、時に近寄りがたい神々の存在も、インドでは何よりも愛らしい姿となってあらわれます。
神々の姿が見えず、その存在を遠くに感じ、悩み苦しむことがある私たちにとって、その姿は明確なメッセージのように映ります。

影は、光を遮るものがある時に生まれます。
私たちにとって、光を遮るものとは無知や欲望であり、日々に苦悩という暗い影を生み出します。
しかし、神々に近づきその偉大な存在にただ身を委ねると、影を生み出すものは消え去り、自分自身の本質である明るい光が見えるように感じます。

クリシュナ神は、形に限定されない遍在する神の愛を示すために、ジャガンナータ神の姿となってあらわれたといわれます。
その愛を通じて、光そのものである神と自分自身の存在に絶えず気づきながら歩むことが、私たちの日々の巡礼であるのかもしれません。

(文章:ひるま)

ラタ・ヤートラー2019

神聖な存在をより身近に感じる瞬間が、インドで過ごす日常には溢れています。偉大すぎて掴みがたいその存在も、インドの世界の中では不思議と親しみやすいものとして際立ち、人々を優しく迎え入れます。そんな神様の一人が、これから盛大な祝祭を迎えようとしているジャガンナータ神でした。

極彩色に彩られた姿、真ん丸とした大きな目、そして愛らしい表情が、一目見ただけで心の奥深くまでぐっと入り込み、大きな存在感を放っていたことを思い出します。ジャガンナータ神は、主に東インドで崇拝される、ヴィシュヌ神、もしくはクリシュナ神の化身とされる神様であり、最も盛大な祝祭が、2019年は7月4日に祝福される「ラタ・ヤートラー」です。

ラタ・ヤートラーは、東インドに位置するオリッサ州の聖地プリーにて、豪華な山車が街を練り歩くお祭りとして知られています。一説に、悪行を働いていたカンサを打ち破ったクリシュナ神が、兄のバララーム神と妹のスバドラー神と共に山車に乗り帰還したことを祝福するお祭りであるといわれ、豪華絢爛な山車と共に進むジャガンナータ神の姿が多くの人々を惹きつけます。

そんな山車は馬車とも捉えられ、精神性を学ぶ上で多くの例えに用いられるものです。カタ・ウパニシャッドにおいては、「真我(アートマン)は車主であり、肉体は馬車、理性が御者、そして意思が手綱である。」(カタ・ウパニシャッド第3章3~4節)と、人の体、心、そして精神のあり方が述べられています。

苦楽を生み出す感覚器官に操られる肉体を、意志と言う手綱を持って導くことは、精神性を向上させるための道において、最も強調される努めるべく行いの一つです。その先にあるものは、体、心、そして精神の統一であり、乱れのないその小さな世界の中において、誰もが偉大な存在に気づくに違いありません。

ジャガンナータ神を乗せた一つの大きな山車が、集まった個々の手によって真っ直ぐに導かれる様子こそ、一人一人が偉大な存在の下に一つであることを物語っています。心が主に定まる時、そこにはいつの時も平安があることを私たち自身が証明しているかのように映ります。

祝祭を通じ、そうした精神性を向上させる教えが、一瞬一瞬に溢れているのがインドでの生活です。ラタ・ヤートラーは9日間に渡る祝祭です。インドの各地から、また世界の多くの場所で、この愛らしい神の下に人々が歩み寄り一体となります。そのエネルギーが生み出す平安が、世界を包み込むことを心から願っています。

(文章:ひるま)

180、アーユルヴェーダ音楽療法入門42(用語辞典:エオ/カ行・カ-1-)

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ア行・エ
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エーカ・アートマ・バーヴァム:
「霊的一元論」。あらゆる宗教の奥義が同源に至るという思想。

エカンダ・ヴィーナ
南インドの弦楽器「Vina(Saraswati-Vina/Karnatic-Vina)」でJack-Woodの巨木から切り出し、胴と棹が一体(一刀彫)した楽器。南インドのアーユル・ヴェーダでは、ヴィーナの各部は、人体の各部と相似性(シンクロ)があると説く。

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ア行・オ
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オージャス:
活気・活性力・活力素。物質・身体原材料のダートゥを作るために、食品成分のダートゥを消化・吸収・代謝させる力。アグニ・ピッタの力との共同。または、アグニ・ピッタによって燃焼された後に働く力。また、免疫力のことも言う。現代西洋医学・科学が説く「自律神経・神経伝達物質・酵素・代謝回路・リンパ」や、ここ数年の医学で急速に新発見が増えている「細胞間の連絡経路」などを、紀元前「オージャス」として認知していたことに驚かされる。

オーム:
ブラフマン教時代からの「聖音」。ヒンドゥー教では「A-U-Mの三音」と説かれ、三大神にちなむとされる。ヴェーダ詠唱(Mantra)の基音でもあり、「単音唱法」、「二音唱法」、「三音唱法」を通じて、「基音」である。つまり、ヒンドゥー教徒音楽家にとっては、「Sa=ドレミのド」は「Oum」なのである。
科学音楽(Shastriya-Sangit)の見地から言えば、「A-I-U-E-O-M(N)」の各音は、体の共鳴する部位が全く異なる。当然「Chakra」との関係性も変わってくる。特別な目的で「I-E」をも用いるが、基本が「A-U-M」であることは、極めて理に叶っている。言い換えれば、科学音楽のみならず、古典声楽からバジャン、キールターンに至るまで、「発音と共鳴する部位」が体感出来るほどの「古代科学音楽式ボイス・トレーニング」をせずに歌ったところで、表層的と言うより偽者に過ぎないと言える。(今日インド人声楽家でもマイク頼りの有様だが。これは「声量」の問題ではない)

オーシュディー:
ヴェーダ生物学(植物学)に於ける「花果を着ける一年草(~潅木)」のこと。「花果を着ける樹木」「花果を着ける潅木」「花果を着ける一年草(~潅木)」「根菜」「花果を着けない多年草」の順にSattvaを説く。
菜食主義のバラモン僧侶で「根菜以下」を食さない人は少なくない。
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カ行・カ (-1-)
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カビール
Kabir(1440-1518)。ミーラー・バーイー(15c.)、スール・ダース(16c.)、トゥルスィー・ダース(17c.)と共に「バジャン(バクティー:献身)讃歌」四大詩人に数えられる。四大詩人の中では異色で、ヒンドゥー神秘主義・献身思想のみならず、イスラム系神秘主義も取り込んだ。いずれの詩人も、歌詞は記されて残るが、楽曲は口頭伝承のため、厳密には変形も疑われる。そのような中でもカビールの楽曲は、古典音楽的な曲が少なくない。更にカビールは、献身歌の創作のみならず、思想・哲学の面でも強大な影響力を与え、一説にはシク教・教祖ナーナクにも影響を与えたと言われる。カビールの埋葬に関して、ヒンドゥー教徒の弟子とイスラム教徒の弟子が火葬・土葬で争い遺体を奪い合ったと言われるが、同じ話をグル・ナーナクに関して語るシク教徒は少なくない。前述の「エーカ・アートマ・バーヴァム」を探求した希少な存在(ヴィヴェカナンダも多分にそうだが)と言える。

カーラ(Kala):
時間。ヴェーダ科学に於ける「6宇宙物質(Dravya)」のひとつ。「生命(魂/霊魂)、物質、空間、運動原則、非運動原則」とともに説かれる。「生命は宇宙から来る」と説いていたこともさることながら、アインシュタインの数千年前に「時間」を物質として捉えていたことには驚嘆する。また「動くこと」と「動かないこと」が同価値で説かれ、「動かないことの動き」という感覚が、如何にもヴェーダらしい。「無(空)が在る」「ゼロが在る」とも通じる。

カーラ(Kala):
黒。サンスクリットからヒンディーまで広く一般的な「黒」を意味する語。従って、クリシュナの徒名のひとつである「Shyam」は、厳密には黒ではない。後述のカーリ女神は、確かにもっぱら黒く表現されるがクリシュナは、青く表現される。とは言っても「Shyam」は「青」ではなく、辞書的には、やはり「黒」とされる。(カーリ女神も青で描かれることも少なくない)深い訳がありそうだ。

カーリー(Kali):
10女神(Mahavidya)の一柱。字義的には「Kala(時間)の女性名詞形」と言われるが、何故か「黒(や青)」で描かれることがほとんど。ブラフマン教の神か、ベンガル土着の女神の「時の神=人生・寿命を司る→或る意味死神的」が、プラーナや「デーヴィー・マーハートミャ(女神聖典)」に於ける「ドゥルガー女神が怒り狂って黒色化してカーリーに変じた」という神話の頃に混同したのではないかと思われる。

一方、インド~東南アジア~中国(アフリカも)の田園地帯の脅威は、サイクロンなどによる水害や旱魃の他に、害虫による被害が甚大だった。その犯人はイナゴ系よりもむしろ「黒色化したトノサマバッタ」であった。(私事で恐縮だが)2000年頃、小学生時代から数十年ぶりに昆虫飼育を再開し、甲虫類百数種の他、直翅目数十種を累代飼育していましたが、イナゴは、稲の根(丁度彼の目線・口元の高さ)近くに喰らいついて、少し食べれば稲葉が倒れ食べにくくなると他の稲に向かう。その結果、ほとんどが食べ残しで甚大な被害を与える。ところが、トノサマバッタ(本来の緑色)は、「奇術剣飲み」のように真上を向いて、前足を起用に使って一枚の葉を食べきるので、必要最小限しか被害を与えない。しかし、その殿様が、或る条件に於いて幼虫から成育すると「黒色化」し、更に翅が1.5倍伸び、飛翔力が数倍になり、凶暴化する「突然変異の異常発生」に至り、一国を滅ぼしてしまう(イナゴの十倍の破壊力)。三国志の中に、これを飼育し「突然変異」させ、雇い主の政敵の作物を壊滅させる「虫屋(飛蝗師)」の話が出てくる。以上、余談のようですが、広大なデルタ地帯のベンガルの田園のアニミズムに於いて、全く無縁の話ではないように思えてならない。

カリ・ユガ(Kali-Yuga):
ヒンドゥー・プラーナが説く「時代観念:ユガ」に於ける「繰り返される四時代の第四の時代」。
四時代は、総年数:432万年間で繰り返されるが、「カリ・ユガ」は最も短い43万2千年年間。
「カリ・ユガ」は、BC.3102年に始まったが、「カリ・ユガ」を一年に喩えた時、現在(2019年)は、たったの4日目に過ぎない。要するに「ピンと来ない感覚」でもある。(私は40年前このことをひとりのバラモンから聞いた時、三日ほど思考が停止してしまった。)その一方で、プラーナの時代に「カリ・ユガ」について記した内容、「人間の精神・思考・心の退廃」「社会の崩壊」などが見事に適合していると説く人も多い。「カリ・ユガ」の「カリ」は、悪魔:カリ(Kali)に由来すると言われるが、女神「カーリー(Kali)」は長母音なので、全く別。

カルパナ:
インド古典音楽に於ける「即興演奏」のこと。科学音楽の時代には、これが音楽の本懐だった。「布教劇場音楽(布教芝居の伴奏音楽)」の頃から「作曲された楽曲」が発展したが、早々に「純粋な科学音楽」とは、別な方向に至った。19世紀の南インドでは、イギリス植民政策の後ろ盾で、「作曲されたヒンドゥー讃歌:Kriti」が台頭し、「即興演奏」が激減した。ところが、最近、世界的な「排他的な民族主義とセットになった不気味な復古主義・偽伝統回帰」の風潮に乗ったかのような「即興演奏」が盛んになって来ているが、「旋法(Raga)を道具にしたような自己表現」の様相ばかりで、古録音と比べても雲泥の違いがある。

カリヤーン:
科学音楽~古典音楽の旋法(ラーガ)のひとつ。増四度が特徴。

カーマ:
「愛の神」。後述する「カーマ・スートラ」の極解によって「愛欲・性行為の神」の誤ったイメージが世界的に広まった。

カーマ・スートラ:
4~5c.にヴァーツヤーヤナによって著された「愛の経典」。一般に「愛欲・性行為の経典」のように解されるが、或る意味「家庭医学・夫婦指南書」といった健全な書であると見ることも出来る。確かに古代~中世の一時期、タントリズムの一派に、極端な「欲望肯定主義」も生まれたが、それがタントラの全てはないように、本書も一方面からだけで評価・解釈されることには疑問を禁じえない。むしろ、西洋出版物や、中世オリエント~シルクロードの「宮廷文献」にはない「一般読者向け」の書が何故インドに多かったのか?などの出版文化論に於いて検証されるべきとも考える。

カラ(Kara):
才能、芸術

カラワティー:
インド旋法(Raga)のひとつ。字義は「芸達者な女性」。もしくは「芸術の女神=Saraswati」、サラスワティーは、別に「Raga:Saraswati」がある。Raga:Kalawatiは、昔は「女性だけが歌う(弾く)」とされた。その当時は、師匠が男性の場合、出向して女性歌手に学ぶか、師匠が個人的に部屋で独りで歌うのを、隣の部屋で盗み聞き(無論、了解の上でだが)して学ばねばならなかった。同様に、「教え教わりすると、師弟の一方が早死にするRaga」もその方法で伝授された。

カルナ:
原因。ニャーヤ学派の論理学から見れば、極めて表層的で安直な、言わば「犯人探し」レベルの「原因」がほとんど。従って、「様々な原因の総称」的に理解すべき。
ちなみにニヤーヤ学派に於ける原因は「3Ashiddha/8Hetu/3Vritti/3Vayi」の計17もの「原因」の概念が在る。或る意味「非現実的」でもあるが、以下、筆者(私:若林)の「論理学セラピー(脳機能をデフォルトに戻し様々な異変・不調を治す)」入門編に登場するひとつの課題を紹介すると、ある程度はご理解頂けるのではないか、と期待する。

「新婚旅行のハワイのホテルの部屋に到着するとベッドの上に拳銃が在った」「玩具だろうと思って新郎が新婦に向けて構えてふざけていたら暴発して殺してしまった」「果たして犯人は?」「銃か?銃に実弾が入っていたことか?安全装置が解除されていたことか?銃器規制法の不備か?銃を置いた者か?それとも新郎か?」

(社会に守られていると錯覚=思いたい)現代社会のほとんどの人間が、「新郎には殺意が無い=犯人じゃない=善良な何も悪いことなどして来なかった普通の人間」と考え、新郎以外に「犯人探し/カルナ探し」を行う。しかしニヤーヤ論理に於ける「17の原因」からすれば、上記の6種の全てが紛れも無い原因(犯人)。それ以外にも「11種の原因(犯人)」が存在する。しかし、現実、昨今のテロ事件でも銃乱射事件でも、真っ先に問われるのが「銃規制問題」。上記の喩えで言うならば。「新郎新婦の危機管理意識」なども、最も身近な課題である筈。(個々が日々、トラブルを未然に防ぐ遂行可能な努力法としても)。

デトックス一辺倒の昨今のアーユル・ヴェーダを危惧する理由もこのテーマと同じ。ちなみに(私事で恐縮ですが)15年前、ステロイドをお医者を騙して倍貰って倍飲んでも効かなかった「重症の猫毛アレルギー(朝起きると掻き毟って血だらけ)」だったのに、或る日を境に、15年で3錠も飲んでいない(この10年は皆無)。他の治療法も一切無し。などと言いながら、早々に私も癌で死ぬかも知れませんが。アレルギーや自己免疫疾患、癌、アパシー、鬱病、そして様々なストレス性生活疾患は、「○+○+Karna=発症」という算数レベルの単純な問題に過ぎない。にも拘らず、猫毛だ花粉だ、添加物だ、受動喫煙だ。逆に癒しだ、ストレス解消だ、デトックスだ、と。Karnaのことしか考えない風潮。しかもそれは、必ず何処かで商売が成り立ち、結構な儲けになっている。私がステロイドを飲まずに済んでいる為に掛かった費用はゼロ。気づかせて下さったのは、実はお医者さんだから、皮肉な話です。
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何時も、最後までご高読を誠にありがとうございます。
本連載は、インドスピリチュアル・グッズweb-Shopのシーターラーマさんのご好意で長年連載を続けさせていただいております。皆様の応援も大きな支えです。少しでもお役に立てる内容がございましたら、ぜひ「いいね」の応援を下さいますよう。よろしくお願い致します。

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若林は現在、福岡及び近郊の方の「通いレッスン」の他に、全国の民族音楽・民族楽器ファンの方々にSkypeでのレッスンを実施しています。体験の為に、インド楽器とVedic-Chant、アーユルヴェーダ音楽療法の「無料体験講座」も行っています。詳しくは「若林忠宏・民族音楽教室」のFacebook-Page「Zindagi-e-Mosiqui(毎月の実施日時も掲載しています)」か、若林のTime-Lineにメッセージでお尋ね下さい。 九州に音楽仲間さんが居らっしゃる方は是非、ご周知下さると幸いです。

また、本連載コラムのテーマでも重要な、「現代人に大きく欠落している論理性」につきましては、論理力育成Mail-Lessonをご教授しています。
心と体の健康(本来のバランス力を取り戻す)の為に欠かせない。脳機能を本来の姿・力に戻すための講座です。ヨガ、瞑想、アーユルヴェーダ音楽療法の全てにとっても、極めて重要な基本です。論理力を高めると、世界観さえ変わって(むしろ神秘・スピリチュアルなことが、新鮮に敏感に深く理解出来るようになります)来ます。
更に、貴方の論理力を簡単にチェックする「論理力・無料Mail診断」を受け付けています。
お気軽にメールか、Facebookメッセージでお尋ね下さい。
chametabla@yahoo.co.jp 若林

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また、Hindu Chant講座Vol.1 https://youtu.be/_UPLRjMFFpo 「インド音楽旋法ラーガ・アンケート」https://youtu.be/wWmYiPbgCzg をはじめとした多くの「紹介動画」をYou-Tubeにアップしております。是非ご参考にして下さいませ。

(文章:若林 忠宏

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若林忠宏氏によるオリジナル・ヨーガミュージック製作(デモ音源申込み)
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第48回グループ・ホーマ(シャニ・ジャヤンティ)無事終了のお知らせ

第48回グループ・ホーマ(シャニ・ジャヤンティ)にお申込みいただきました皆様、誠にありがとうございました。

シャニ神を礼拝する、第48回グループ・ホーマは、6月3日に無事に終了いたしました。

プージャーの写真を以下に掲載させていただきます。

神々の祝福と、より良い体験がありますよう、心よりお祈り申し上げます。

第48回グループ・ホーマの実施内容はこちらよりご覧いただけます。

ガンガー・ダシャラー2019

2019年6月3日の新月より、ガンジス河の降誕を祝福する10日間の祝祭「ガンガー・ダシャラー」が祝福されます。
その10日目となる6月12日は、ガンジス河が地上に現れた日と信じられ、多くの人々がガンジス河で沐浴をし、祈りを捧げます。
ヒンドゥー教徒にとって、ガンジス河はあらゆる罪を清め解脱を授ける究極の存在であると共に、女神ガンガーとして多くの恵みを与える母なる存在でもあります。

一説に、天を流れていたガンジス河は、賢者バギーラタの苦行によって、この地に降り注いだと伝えられます。
バギーラタは、殺された祖先の霊を清め解放するために、天を流れる純粋なガンジス河の聖水を必要としていました。
ガンジス河を地上にもたらすために行ったバギーラタの大変な苦行に神々は喜び、女神ガンガーはシヴァ神にその急流を受け止められながら地上へ降り注いだと言われます。
こうして地上にもたらされたガンジス河であるが故に、その聖水に触れることで罪が清められ、解脱を得ることができると、現代でも多くの人々がこの河を崇め、心を委ねています。

参照:2019 Ganga Dussehra Date

ヨーガ・スートラ第4章第16節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


न चैकचित्ततन्त्रं वस्तु तदप्रमाणकं तदा किं स्यात्॥१६॥
Na caikacittatantraṁ vastu tadapramāṇakaṁ tadā kiṁ syāt||16||
ナ チャイカチッタタントラン ヴァストゥ タダプラマーナカン タダー キン スヤート
対象物は、一つの心に依存しているのではない、その心が認知しない場合、どうなるのか。

簡単な解説:前節において、顕現する対象物が一つであっても、それについての想念は人の心によって相違するため、対象物と心は異なる道を歩むと説かれました。本節では、対象物は一つの心に依存しているのではない、もし一つの心に依存しているのであれば、その心が認知しない場合、その対象物はどうなるのかと説かれます。

クベーラ・ムドラー

目的意識を高めることは、願望成就のために何よりも重要であるといわれることがあります。
日々の中で、私たちは行動の目的をどれだけ明確に意識することができているでしょうか。
時には目的が見えず、何をすればいいのか、身動きが取れないことも少なくありません。

この目的意識の実現を助けてくれる、クベーラ・ムドラーと呼ばれるムドラーがあります。
財宝の神であるクベーラの名前を持つこのムドラーは、私たちの目的意識を高め、願望成就をもたらし、最終的には大きな財産を授けるムドラーとして知られます。

クベーラ・ムドラーでは、親指、人差し指、中指の先端を合わせ、薬指と小指は手の平に丸めこみます。
瞑想時などにゆったりと座りながら、両手で形作ったこの手を、膝の上や胸のあたりで組むのがクベーラ・ムドラーです。

親指は火、人差し指は風、中指は空、薬指は地、小指は水というように、5本の指には、それぞれ5元素の象徴があります。
クベーラ・ムドラーで合わせる親指、人差し指、中指は、それぞれ、火と風と空を象徴します。

「火」は、激しさや鋭さをもたらす性質であるピッタの象徴です。
ピッタが適切に活性化すると、集中力が高まり、自信に満ち、勇気に溢れると信じられます。
また、「風」と「空」は、自由に何かを動かし変化をもたらす性質であるヴァータの象徴です。
ヴァータが適切に活性化すると、豊かな創造力、発想力、好奇心が生まれると信じられます。

さらに、それぞれの指は惑星に関連し、それぞれに異なる力を持つとされます。
親指は勇気や強さを象徴する火星、人差し指は学びや成長を象徴する木星、中指は安定や正義を象徴する土星に対応するとされています。
これらを合わせその力が高まるとき、意志が強まり、正しい知識を得ながら、着実に成長する力を得ることができると信じられます。

ムドラーは、自分自身の内なる世界からその周囲まで、取り巻くエネルギーを向上させる術として伝えられます。
このムドラーがクベーラという名前を持つように、こうして明確になる目的意識は、私たちを願望成就に向けて突き動かします。
それはやがて、私たちに大きな財産をもたらしてくれるものとなるでしょう。

(文章:ひるま)

2019年6月の主な祝祭

lotus flower

2019年6月の主な祝祭をご紹介いたします。

5月〜6月の新月は、インドの一部の慣習において、土星であるシャニ神の降誕祭が祝福されます。また、インドの各地で酷暑期となるこの時期、水すらも摂らない一年で一番厳しい断食が実践されるニルジャラ・エーカーダシーが祝福されます。一方で、6月に入ると少しずつモンスーンが北上し、恵みの雨が潤いをもたらします。

6月1日 プラドーシャ/シヴァラートリー
6月3日 新月/シャニ・ジャヤンティ/ヴァタ・サヴィトリー・ヴラタ
6月12日 ガンガー・ダシャラー
6月13日 ニルジャラ・エーカーダシー/ガーヤトリー・ジャヤンティ
6月14日 プラドーシャ
6月15日 ミトゥナ(双子座)・サンクラーンティ
6月17日 満月/カビールの生誕祭
6月20日 サンカタハラ・チャトゥルティー
6月29日 エーカーダシー
6月30日 プラドーシャ

*地域や慣習によって、祝祭の日にちには差異が生じることがあります。

1年を通じた祝祭、またその詳細について、インド暦カレンダーでご紹介しております。

参照:Month Panchang

179、アーユルヴェーダ音楽療法入門41(脳機能正常化のプロセス)

インド太鼓Tablaの勧め(その1)

現代人は、その偏った思考回路によって、脳機能も偏ってアンバランス。それが様々な悪因になっている。
「Tri-Doshaの何かに偏った体質⇔同じ偏りの気質⇔それに支配された精神構造⇔その上に成り立つ思考性・思考回路⇔その為だけにしか使われない脳機能」は、ぐるぐると回り、悪循環を作り出し、問題を刻々と深刻化させています。
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一説には、生き物の便のほとんどが「善玉菌の死骸」と言われます。そして、個体の消化吸収力によっては「消化し切れなかった食物」が「老廃物」として加わります。それは「高度成長期末期~バブル期以前」の過剰包装のようなもので、購買意欲も盛んだったあの頃の、各家庭の「ゴミ」の量ときたら半端じゃなかったのです。「消化吸収力」が低下し、善玉菌が次々に死んでしまえば、便は増える一方。しかも便秘でしたら、腎臓・肝臓は、刻々と劣化し老廃度を高める便から毒素を何度も吸収し処分せねばならない。
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そのような状態に陥ったらば、「デトックス」も、緊急避難処置として不可欠でしょう。しかし、基本は、「体の構造状態」にある訳です。そして、同じことが「思考回路の構造状態」にある筈で、前者が「問題がある=体の調子が悪い」という人で、後者が良好という人はあまり居ない。昔から「病は気から」の「気」には、実に深い多様な意味がある訳です。
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「緊急避難措置」が悪いわけでは決してありません。私も保護猫の病状に応じて、緊急避難措置で「抗生剤」から「ステロイド」迄、短期・適量・ベストなタイミングで起用します。その代わり、その後一二ヶ月、生薬で化学物質のダメージなどをフォローせねばなりません。
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そもそも「アーユルヴェーダ」は、「全身医療・自然治癒力サポート・予防医療」の「東洋医学」の知恵ですから、「緊急避難措置」だけでは本末転倒です。
「ヤントラ」も「マントラ」も、勿論「アーユルヴェーダ音楽療法」も「ヨガ」もしかりです。

「過剰包装でゴミだらけ」「思考回路~脳機能の偏重で自律神経・ホルモン・腸内細菌叢に不調をきたす」は、ある意味「自業自得・自作自演」なのです。
その対処対応の為だけに、ヴェーダの叡智を使ってしまっては実に勿体無い。
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表題の「脳機能正常化のプロセス~インド太鼓タブラの勧め」は、実際にタブラを学んで叩いて練習し上手になることですから、「僕も!私も!」というわけには行かないことは重々承知ですが、タブラは、世界でも稀に見る独特な奏法(左右の手指の使い方)の楽器(太鼓)です。そして、それは「偏った脳機能」を見事に改善してくれるのです。
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今回の図版の表をご覧ください。

「左手」と書かれた側には、「Khula」と「Band」のところに、それぞれ「Ge」と「Ka」と書いてあります。「Band」は、ヒンディー語で「閉じる(※)」で、太鼓の音分類では「ミュート音」を意味しています。が、西洋楽器感覚の「消音」ではなく「響かない音」という感覚です。「パン!」と手拍子を打つ感じ。手拍子はそれ自体では響きませんが、それなりに大きな音が出ます。

「Khula」とは、ヒンディー語で「空(から)」の意味で、太鼓では「響く」という意味です。
「Ge」や「Ka」は、インド人の耳にはそう聞こえる「擬音語」です。「Ge」は、恐らく殆どの日本人には、「ドン」と聞こえるでしょう。「Ka」は「パン」と聞こえるでしょう。

※「閉じる」の意味の「Band」は、「印欧語族」の共通点がギリシア・ラテン語にあり、LPレコードや陸上競技のトラックをBand(帯)という。戦前・戦直後生まれの人が、「ズボンのベルトをBand(締め紐)」と言う。そして「ロック・バンド」の「Band(結束)」もみな同源同語です。なので、近年多く流通している「結束バンド」という商品は「サハラ砂漠・スィンド(インダス)河・チゲ鍋・殿様キングス」です。

「右手」と書かれた縦列は、大小二つ一組の太鼓「タブラー」(正確にはタブラー・バヤン)の右側・木製胴・高音太鼓(タブラー、またはダーヤン)を右手で叩く基本音の五種をしめしてあります。
「Half-B(Band)」「Half-Kh(Khula)」「Full-B(Band)」は、それぞれ「半分閉じ音」「半分開き音」「完全な閉じ音」を意味しています。「半分閉じ音」「半分開き音」の違いは、ニュアンス(気分的)な表現で、正確な概念ではありませんが、前者は「閉じ音に近い」後者は「開き音に近い」とさせて下さい。

(Vol.183につづく)

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(文章:若林 忠宏

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