ギーター・ジャヤンティ2020

2020年は、12月25日にギーター・ジャヤンティを迎えます。バガヴァッド・ギーターの生誕日として祝福されるギーター・ジャヤンティは、クリシュナ神によってこの世界にバガヴァッド・ギーターがもたらされた日として祝福されます。毎年、11月~12月に生じる新月から11日目のエーカーダシーがその時です。

バガヴァッド・ギーターは、ヒンドゥー教における最も重要な聖典の一つであり、世界においても価値ある哲学的古典と見なされています。サンスクリットでギーターは「詩」、バガヴァッドは「神」を意味することから、バガヴァッド・ギーターは「神の詩」と訳されます。ウパニシャッドの概説として、ギートーパニシャッドと呼ばれることもあります。聖仙ヴィヤーサによって書かれたとされる叙事詩マハーバーラタの一部にあり、ヒンドゥー教の真髄として受け継がれてきました。偉大な実在について、宗教を超えた霊的教義が記されたバガヴァッド・ギーターは、至高のあらわれであるクリシュナ神によって説かれ、紀元前2世紀頃に成立したと伝えられます。

信仰を持った継続的な学びは、困難と向き合う方法を示し、私たちの魂を浄化すると共に、内なる平安を生み出します。原本はサンスクリットで記されながらも、バガヴァッド・ギーターは世界に広まり、マハートマー・ガーンディー、アルベルト・シュヴァイツァー、ヘルマン・ヘッセ、ラルフ・ワルド・エマーソン、オルダス・ハクスリー、ルドルフ・シュタイナー、ニコラ・テスラといった多くの著名人に読まれ、時を超えたその叡智に人々は感銘を受けてきました。神とは何か、その根本となる確かな知識に加え、究極の真実、生と死、行為と結果、永遠の魂、解脱、人生の目的、存在の意味といった、深い概念が記されています。

バガヴァッド・ギーターは、ヴェーダとウパニシャッドの精髄です。思想や宗教を超え、あらゆる人々が読むことのできる聖典であり、そこには、ヨーガ、バクティ、ヴェーダーンタ、カルマに関する崇高な知識と、実践的な教えが含まれています。 バガヴァッド・ギーターは、多くの偉大な思想家たちに影響を与えてきました。理解することが非常に困難であるとされた、一元論と二元論の概念を並立しながら、その合一を主張しています。一元論と二元論は、それぞれ異なる起源と目的を持つ古代インドのシャド・ダルシャナ(六派哲学)に属しますが、それらすべては、解脱を得るための実践的な教えとして認められ取り入れられてきました。
シャド・ダルシャナ(六派哲学)は、ニヤーヤとヴァイシェーシカ、ヨーガとサーンキヤ、ヴェーダーンタとミーマーンサーが、それぞれ対となり互いに補い合う関係です。バガヴァッド・ギーターには、異なるサーンキヤの概念と、ヴェーダーンタの概念の調和が見られます。

ギーターに触れ、その教えを吸収し、実践することで、現代においても、世俗の浮き沈みに惑わされることのない、確固たる人生観を築くことができるでしょう。

(SitaRama)

ダーキニー雑感 その3

聞いた話ではありますが、昔日(中世)の日本のある時期には、天皇の即位の時にダーキニーの儀式をしていたそうです。だとすれば日本の歴史とダーキニーは切っても切り離せない関係だともいえるでしょう。

ちなみに、知り合いの大阿闍梨の方からおうかがいしたのですが密教の僧侶(阿闍梨)の方々などは、天部(インドの土着神で仏教に取り入れられたもの。ダーキニーも含む)よりも位が高いそうです。
つまり私たち普通の人間がダーキニーを拝むのとは、僧侶の方はスタンスが違うのです。

女性の根源的な力を恐れた男性の修行者たちが、女性的なエネルギーの象徴であるダーキニーの地位を貶めた、という説もあります。

いずれにしましても、ダーキニーにどのように接するかの結論は出ないのですが、一方で鑑定をしていて、過去世のダーキニーとの契約に関わる不幸に苛まれているとしか思えない方も実際におられます。しかも処方でそれを解消しようとするとかなり厄介なことも多く、それが私がダーキニーに意識を向けるきっかけの一つになりました。

(文章:ガネーシャ・ギリ)

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ガネーシャ・ギリ氏共著 『インド占星術と運命改善法』

ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定

ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス
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バイラヴァ・ムドラー

静かな夜が長くなり、瞑想の深まりを感じる季節となりました。
古代より、悟りを得る手段として大切に受け継がれてきた瞑想は、現代では、心身の健康のために実践されることも多くあります。
さまざまな方法で取り組まれるその瞑想において、広く勧められるムドラーがあります。

左右の手を重ねるこのムドラーは、バイラヴァ・ムドラーと呼ばれます。
瞑想において、調和の取れたエネルギーを生み出すムドラーとして実践されてきました。
このムドラーは、右手を上にして重ねる時、バイラヴァ・ムドラーと呼ばれ、左手を上にして重ねる時、バイラヴィー・ムドラーと呼ばれます。

バイラヴァは、シヴァ神が化身した恐ろしい姿として知られます。
そして、バイラヴィーはバイラヴァ神の妃にあたります。
シヴァ神がバイラヴァ神として姿をあらわしたのは、一説に、欲望にまみれ驕り高ぶった態度を見せたブラフマー神を罰するためであったと伝えられます。
ヴィシュヌ神とブラフマー神の間で、誰が一番崇高な存在であるかと対立が生じた時のことでした。

バイラヴァ・ムドラーで重ねる右手と左手は、相反するものの象徴です。
それは、清浄と不浄、陰と陽、男性と女性、または自分と他者、さらには梵と我とも考えられます。
その相反するものが対立する時、私たちはさまざまな困難に直面します。
とりわけ、そこに生じる欲望は強敵で、私たちを大きく混乱させることも少なくありません。
バイラヴァ神の礼拝は、こうした対立や欲望を鎮め、人生に生じる問題や苦難を取り除くと信じられてきました。

実際、瞑想の中で相反するものの象徴である左右の手を重ねる時、ぶつかり合うものがない、穏やかな心地良さに包まれることがあります。
このムドラーを通じて全身で感じるその調和は、至福のエネルギーとなって心身を巡るものでした。

意識に強く働きかけるムドラーの実践は、自分自身の内なる世界だけでなく、その周囲に至るまで、より良いエネルギーを生み出すと伝えられます。
こうしたムドラーの実践を通じて、自分自身の持つエネルギーを上手に活用することを学びたいと感じます。
その学びの中では、より穏やかで豊かな道を歩み続けることができるはずです。

(文章:ひるま)

ヴァイクンタ・チャトゥルダシー2020

カールッティカ月(10月~11月)の月が満ちる14日目、インドではヴァイクンタ・チャトゥルダシーという吉日が祝福されます。2020年は11月28日となるこの日は、ヴィシュヌ神とシヴァ神に捧げられる日として、インドの各地で礼拝が執り行われます。

ヴァイクンタ・チャトゥルダシーは、シヴァ神が神聖な武器であるスダルシャナ・チャクラを、ヴィシュヌ神に授けた日と伝えられます。ヴィシュヌ神がシヴァ神を礼拝するために、1000の蓮の花を捧げていた時のことでした。1000個目の蓮の花がないことに気づいたヴィシュヌ神は、足りない蓮の花の代わりに、蓮のようだと称される自らの片目を捧げ、シヴァ神がその献身さに心を動かされたからだと伝えられます。

スダルシャナ・チャクラは、太陽の炎から生まれた、あらゆる悪を滅ぼす強力な円盤型の武器といわれます。その輪は、まるで輪廻の世界をあらわしているように見えます。このスダルシャナ・チャクラには、ある有名な神話があります。

父親のダクシャから結婚を反対され、焼身をはかったサティーを思い悲しみにくれていたシヴァ神は、サティーの身体を抱え破壊の踊りを踊りました。ヴィシュヌ神は、その破壊の踊りを止めようと、スダルシャナ・チャクラでサティーの身体をバラバラにします。シヴァ神は、サティーの身体がバラバラになった後、正気を取り戻したと伝えられます。

肉体や物質に対する執着や欲望は、誰しもが抱くものです。その執着や欲望という暗闇の中で、私たちは大きな苦難を経験し、輪廻を繰り返さなければなりません。スダルシャナ・チャクラは、私たちのそんな執着や欲望を断ち切り、輪廻からの解放をもたらす強力な武器となるものです。

常日頃、太陽の炎でできたこのスダルシャナ・チャクラを思うことで、私たちはその光を知ることができます。その過程であらゆる悪は滅ぼされ、魂の平安を得ることができるに違いありません。このヴァイクンタ・チャトゥルダシーが、皆様にとっても意味のある日となりますように、心よりお祈り申し上げます。

(文章:ひるま)

新型コロナウィルス緊急アンナダーナ活動報告(その29)

新型コロナウィルス緊急アンナダーナにご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。

3月25日に始まった新型コロナウィルス感染拡大防止のためのインド全土の封鎖は、経済状況の悪化を受け、6月以降、段階的な措置の緩和が行われています。
インド全体では感染拡大のピークを過ぎたと見られていますが、これまでに累計感染者数は890万人、死者数は13万人を超えました。

食事の奉仕は、11月14日に500皿(第49回目)、11月17日に500皿(第50回目)を配ることができました。
メニューはどちらもダール・チャーワル(豆のカレーとご飯、1皿45ルピー)です。

第49回目は、ディーワーリーの祝祭の当日に実施することができました。
ディーワーリーの期間中は、日本のお正月のように長いお休みになるところが多くありますが、いつも調理や運搬や配膳を行う方々が協力をしてくださり、ディーワーリーの当日に食事を奉仕できましたこと、とても嬉しく思います。
たくさんの方々のお気持ちが繋がり、こうして奉仕を継続でき、感謝の気持ちでいっぱいです。

ディーワーリーの時期は毎年大気汚染が深刻になることから、デリーでは花火やクラッカーを禁止すると事前に発表されましたが、花火はあちこちで盛大に打ち上げられました。
一時はAQI値が大きく上昇しましたが、クラッカーは控え目になり、また雨が降って風も強まった影響で青空が見えています。
例年に比べ控えめな祝福にはなりましたが、こうした祝福を通じて得られる喜びは、コロナ禍で先の見えない暗闇に光をもたらしてくれたことと思います。


インド全体では感染拡大のピークを過ぎたと見られていますが、感染が再拡大している地域もあり、食事の奉仕を行うデリーもそのひとつです。
ディーワーリーの祝祭を通じて人が移動したり集合したりする機会が増えたことから、今後の状況も懸念されています。
不安定な状況はまだまだ続くと見られ、今後も継続して奉仕を実施できますよう、努めていきたいと思います。
皆様の温かいお気持ちから生まれる行為は、必ず良い変化を生み出してくれることと思います。

この度の温かいご協力に、心より御礼申し上げます。
次回の奉仕後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

アクシャヤ・ナヴァミー2020

2020年11月23日は、アクシャヤ・ナヴァミーの吉日です。

アクシャヤ・ナヴァミーは、カールッティカ月(10月~11月)のシュクラ・パクシャ(月が満ちる約2週間)のナヴァミー(9日目)に祝福されます。
一説に、このアクシャヤ・ナヴァミーにおいて、サティヤ・ユガ(黄金の時代)が始まったと伝えられます。
それ故、この日は「サティヤ・ウガーディ」としても知られます。
ウガーディの語源は、「ユガ+アーディ=新しい時代の始まり」にあるとされます。

このアクシャヤ・ナヴァミーに真摯な祈りを捧げることで、あらゆる願望が成就し、モークシャを達成することができると信じられています。
また、アクシャヤ・ナヴァミーはあらゆる寄付や施しを行う吉祥な日とされます。
アクシャヤに「不朽の、不滅の」という意味があるように、この日に行う慈善行為は廃れることがなく、今生または来世に渡って、恩寵をもたらすと信じられます。

アクシャヤ・ナヴァミーにおいては、人々は早朝に起床し、日の出の前に沐浴を行います。
身を清めた後にプージャーを行い、1日を通して断食を努めます。
また、キールタンやバジャンなどの神々を讃える讃歌を捧げながら1日を過ごします。

アクシャヤ・ナヴァミーには、神々の住居とされるアムラの木にプージャーを行う慣習もあります。
この日はアムラ・ナヴァミーとも呼ばれ、健康を祈願し、人々はアムラの木を礼拝してその実を食すことがあります。

参照:2020 Akshaya Navami

トゥラシー・ヴィヴァーハ 2020

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インドでは7月のグル・プールニマー(師を讃える満月祭)前より、聖なる4カ月間であるチャトゥル・マースが続いています。
この間はヴィシュヌ神が眠りにつく時とされ、そして、霊性を高める神聖な時であると言われます。
この4カ月間には、クリシュナ降誕祭、ガネーシャ降誕祭、ナヴァラートリー祭、ダシャラー祭、そしてディーワーリー祭と、神々を讃える神聖な時が続き、その象徴を見つめながら、自分自身と向き合う瞬間が多くあります。

そしてこのチャトゥル・マースの終わりが、2020年は11月26日のエーカーダシーにあたり、ヴィシュヌ神が目覚める時です。
11月26日から30日の満月にかけては、ヴィシュヌ神とトゥラシー女神の結婚を祝福するトゥラシー・ヴィヴァーハの祝福が執り行われます。
トゥラシー・ヴァヴァーハについてはさまざまな説がありますが、一説に以下のように伝えられています。

悪神ジャランダーラは、ヴィシュヌ神を心から崇拝する女神ヴリンダーと結婚をしました。
ヴリンダーが純潔である限り不滅であるという力を得た悪神ジャランダーラは尊大となり、この世を恐怖に陥れます。
ヴィシュヌ神はこの世を救うため、悪神ジャランダーラになりすまし、ヴリンダーを誘惑します。
ヴリンダーが純潔を失ったため、ジャランダーラは戦いによって命を落とし、ヴリンダーはひどく悲しみました。
ヴリンダーはヴィシュヌ神を咎め、ヴィシュヌ神の姿をシャーラグラーマ(アンモナイトの化石とも言われる神聖な黒石)と変え、自ら命を断ちます。
しかし、ヴィシュヌ神はヴリンダーの魂を純潔の象徴である聖木トゥラシーとし、各家庭で崇拝される姿を彼女に与えます。
そしてヴィシュヌ神はヴリンダーと結婚をする約束をしました。

トゥラシー・ヴィヴァーハは、ヴィシュヌ神とトゥラシーのこの神聖な関係を称えるものであり、ヴィシュヌ神そのものであるとされるシャーラグラーマと、トゥラシーへの礼拝が広く執り行われます。
トゥラシーはラクシュミー女神の化身としても崇拝され、時にヴィシュヌ神、もしくはクリシュナ神の妻としても描かれる存在です。

聖木としてのトゥラシーはすっきりとして非常に芳しい香りを放ち、浄化の作用があるとして、インドの家庭の庭先には必ず植えられています。
純潔を象徴するトゥラシーは、様々な儀式においても、その葉を捧げることが欠かせません。
ヴィシュヌ派の人々にとって、トゥラシーの数珠もまた非常に重要な意味を持つものです。

また、ヴィシュヌ神が眠りにつくチャトゥル・マースの4ヶ月間においては、結婚の儀式は勧められず、インドではこの間、結婚式が執り行われることはありません。
しかしこのトゥラシー・ヴィヴァーハを境に結婚シーズンが始まり、各地で盛大な結婚の祝祭が続く時となります。

日々の一瞬一瞬に深い意味が存在するインドの暦、その内にある神々の象徴にそって生きる日々は、全体世界との深い繋がりと共に、大きな平安を授けてくれるものです。
皆さまの一日一日もまた、幸せに満ちた大切なものとなりますよう心よりお祈り申し上げております。

(文章:ひるま)

参照:Tulsi Vivah

第82回グループ・ホーマ(ダンテーラス)無事終了のお知らせ

第82回グループ・ホーマ(ダンテーラス)にお申込みいただきました皆様、誠にありがとうございました。

クベーラ神とラクシュミー女神を礼拝する、第82回グループ・ホーマは、11月13日に無事に終了いたしました。

プージャーの写真を以下に掲載させていただきます。

神々の祝福と、より良い体験がありますよう、心よりお祈り申し上げます。
第82回グループ・ホーマの実施内容はこちらよりご覧いただけます。

信愛が灯す光

ラクシュミー女神が降誕した日として祝福されるディーワーリーは、ラーマ神がアヨーディヤー王国へ凱旋する日として祝福される時でもあります。
叙事詩のラーマーヤナにおいて、ランカー島で魔王のラーヴァナを倒し、勝利を収めた後のことでした。
ディーワーリーの夜に灯される無数の光は、王国に戻るラーマ神を迎え入れるために、その道を照らす明かりでもあります。

アヨーディヤー王国へ戻るラーマ神の側には、ラーヴァナに誘拐された、妃であるシーター女神の姿がありました。
深い教えが秘められたラーマーヤナを通じては、ラーマ神は主であり、シーター女神は心であると説かれることがあります。
そして、離れてしまったラーマ神(主)とシーター女神(心)を結びつけたのが、ラーマ神に忠誠を誓うハヌマーン神(信愛)でした。

ハヌマーン神は、ラーヴァナに誘拐されたシーター女神を救うべく、ランカー島に向かって飛び立ちます。
そこでシーター女神を見つけると、ラーマ神の真の使者である証として、ラーマ神から預かった指輪をシーター女神に見せました。
その指輪を目にした時のシーター女神を思うと、苦難の中に差し込む明るい光がはっきりと見えるようです。

ラーマーヤナで起こる出来事は、私たちの日々の歩みにおいて繰り返される出来事に他ありません。
離れてしまいがちな主と心。
しかし、主の救済の手は、常に差し伸べられています。
それに気づくためには、自分自身の内で信愛を育まなくてはなりません。
その時、心が主から離れどんな暗闇に落ちてしまっても、必ず主と一体になり、光のもとに戻ることができるはずです。

ディーワーリーが祝福されるのは、日没が早まった秋、暗い新月の夜です。
暗闇が広がるこれからの時、意識的に光を灯すことを心がけたいと感じます。
その光は、主と一体になる喜びを迎え入れるための道を、どんな時も照らしてくれるはずです。
ディーワーリーを迎え、皆様にも大きな恩寵がありますように、心よりお祈り申し上げます。

(文章:ひるま)

新型コロナウィルス支援募金活動報告(その20)

新型コロナウィルス支援募金にご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。

3月25日に始まった新型コロナウィルス感染拡大防止のためのインド全土の封鎖は、経済状況の悪化を受け、6月以降、段階的な措置の緩和が行われています。
インド全体では感染拡大のピークを過ぎたと見られていますが、一部地域では感染の再拡大が見られ、これまでに累計感染者数は860万人を超えています。

11月11日に、身寄りのない高齢者や孤児が暮らす福祉施設へ、第10回目の物資の支援を行いました。
もっとも消費される食料品や生活必需品を中心に物資を集め、配送料を含めた合計は、Rs.33590(約48000円)です。

今回も、前回の支援から約3週間での支援となりました。
ディーワーリーの祝祭の前となり、今回は祝祭に欠かせない甘いお菓子のラッドゥーを14kg購入し、支援物資に含めています。
福祉施設では、ディーワーリーの美しい飾り付けが行われ、入居者の方々は甘いお菓子のラッドゥーをとても喜んでくださいました。
現在の状況には不安を感じることも多くありますが、巡る季節の中で日々を祝うことを欠かさないインドの文化には、豊かに生きる術を学びます。

一方、福祉施設は首都のデリー近郊に位置しますが、デリーではここに来て感染者数が急増し、過去最高を記録する日が続いています。
この新型コロナウイルスによる影響を受けて、さまざまな理由により、入居を希望する人が増え続けているといいます。
この状況で活動を止めることはできず、さまざまな方面に支援を求めながら、可能な範囲で受け入れを行っているとのことでした。
少しでもより良い方向に社会が動くよう、私たちも行動することを忘れずにいたいと気づかされます。

感染防止のために、入居者の方々と必要以上に接することはできませんが、皆様のご多幸とご健勝をお祈りしていますと、温かいお気持ちをお預かりしています。
この時に喜びを共有でき、とても嬉しく思います。
いよいよディーワーリーを迎え、皆様にも大きな恩寵がございますように、心よりお祈り申し上げます。

この度の温かいご協力に、心より御礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)