スタッフ日記:第15回アンナダーナ終了しました!

第15回アンナダーナにお気持ちを寄せていただきました皆さま、本当にありがとうございます。今回は病院にて、滞りなく無事に終えることができました。

病院では、3回目の実施となりました。当日は朝から雨。雨が降ると少し気温が下がりますが、それでも湿気が多く、まだ体にこたえる天候が続いています。調理では熱したギーを使用するため、屋根の下でいつもより慎重に行いました。病院の近くでは、食事を配る場所に屋根がないため、どうにか止んでくれるようにと願っていると、配る間の2〜3時間ほどはぴったりと雨が止みました。

今回も、私たちが実施した時間帯には、周囲で3つのアンナダーナが行われていました。言葉も食文化も異なる遠く離れた地域から、家族の付き添いのために病院を訪れ、かさむ治療費に日々の食事すら得られない人々も多くいます。さまざまな思想や慣習が根づく広大な地で、増え続ける人口を支える社会保障制度の実施は容易ではありません。そんな時、助けになるのは人々の温かい気持ちや繋がりです。古代から受け継がれてきたこうした豊かさが、現代社会にもしっかりと生きるインドには、学ぶことが多くあります。

朝の7時頃、調理の準備が始まります。準備が始まった際には降っていませんでしたが、この後、大雨となりました。

出来た食事はトラックに積み、病院の近くへ運びます。そのまま、トラックの荷台で食事を配ります。

周囲で別のアンナダーナが行われているにも関わらず、列が途絶えることはありません。

順番を待ち、ただただ静かに列に並んでくださいます。

2〜3時間ほどで、用意をした1000食分以上の食事を配り終えることができました。

他を思うことで得られる心の豊かさは、決して廃れることなく、自分自身だけでなく周囲へと大きく広がっていきます。周囲に目を向け、常に全体と繋がり、自分自身と社会の幸せを願いたいと思います。

次回は、寺院でのアンナダーナを予定しています。次回も温かいご協力のほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

アンナダーナを通じ、皆様にも大きな恩寵がありますように。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:フード・サービス・プログラムのご報告(ココナッツの収穫)

フード・サービス・プログラムにご支援をいただいている皆様、本当にありがとうございます。

最近の写真が届きましたので、ご報告させていただきます。雨季であるモンスーンが始まり、蚊が媒介する病気や不衛生な状況から、病にかかる人が急増しています。毎年のことですが、この時期の病院は、廊下にまで病人の方が寝ていることもあります。

食事の配給も400人を超えることがあります。配給は毎日行われているため、その日の状況を見ながら、次の日の食事の配給量を調整します。足りなくなることはほとんどありません。

長い行列です。

本日は、病院の配給で配られるお豆のおかずに必要なココナッツの収穫の様子をご紹介します。NGOには農場があり、ココナッツなどを収穫できます。ベテランのココナッツマン(ココナッツの収穫をする人)です。最初に登る木には、まずお祈りを。

命綱など一切なし。斧を手に登っていきます。ココナッツマンはおよそ2ヵ月に一度収穫に来てくれます。以前は45日に一度ほどだったそうですが、天候の変化で今では2ヵ月に一度の収穫になったそうです。

高い木に登っての収穫となるため、日が高くならない早朝に行われます。あっという間にてっぺんまで登り、ささっとココナッツを収穫してしまう姿には驚いてしまいます。

配給にはおかゆとお豆のおかずが配られますが、お豆はタンパク質が豊富。ケララ州の料理には欠かせないココナッツをお豆に混ぜています。栄養があり、風味豊かな美味しい食事を届けるため、こうしてたくさんの人々に支えられています。

皆様の温かいご支援を心よりお待ちしております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:シュラヴァナ月のシヴァラートリーを迎える寺院

日本時間では7月22日がシュラヴァナ月のシヴァラートリーとなりますが、インドでは本日21日にシヴァラートリーを迎えます。シヴァラートリーにはシヴァリンガへのアビシェーカが欠かせません。

いつもアンナダーナを実施している寺院に、シヴァリンガへのアビシェーカのための最初のガンガージャル(ガンジス川の聖水)が、昨晩届きました。

カーンワルと呼ばれる天秤棒がとても豪華。両端に水壺がついていて、ガンガージャルが入っています。どなたかがハリドワールまで聖水を汲む巡礼に行っていたようです。

今夜は夜通し、シヴァリンガへのアビシェーカが行われます。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:フード・サービス・プログラムのご報告(病院の中の様子について)

フード・サービス・プログラムにご支援をいただいている皆様、本当にありがとうございます。

最近の写真が届きましたので、ご報告させていただきます。いつもと変わらない長い行列です。ケララでは先月の終わりに雨季であるモンスーンが始まりました。これからしばらくは、じとじとと湿った気候が続き、蚊が媒介する病気や、不衛生な状況から病院を訪れる人が急激に増えます。通常は150人から200人ほどの食事を準備していますが、倍になる400人ほどの食事を準備することもあります。

今日は、以前病院の中に入らせてもらった時の写真をご紹介いたします。病人の方たちなので、写真は控えた方がいいかなと思ったのですが、NGOの代表に「大丈夫だよ」と言われ、カメラを向けると、みなさんわざわざ立ち上がってくれました。

病室は簡単なベッドが並べてあるだけで、身の回りのものは全て自分たちで準備せねばなりません。話を聞くと、脳梗塞で身体が動かなくなってしまった方や事故にあった方、義理の家族から暴行を受けた女性もいました。仕事環境からか、呼吸器系の問題を抱える人々も多くいます。

病と貧困を抱え苦しい状況にも関わらず、訪問をした際には笑顔で暖かく迎え入れてくださいました。一日一食の配給を頼りにしている人々も少なくありません。

皆様の温かいご支援を心よりお待ちしております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:フード・サービス・プログラムのご報告(薪について)

フード・サービス・プログラムにご支援をいただいている皆様、本当にありがとうございます。

最近の写真が届きましたので、ご報告させていただきます。夕方5時半頃にリキシャで向かうと、病院の外には容器を持って待っている人々の姿があります。初めて入院をした人など、中には配給のことを知らない人々もおり、周りの人々から聞いて遅れて来る人々もいるため、食事を逃すことがないように、配り終わった後もしばらく待ち、確実に皆が食事を得たことを確認してから戻ります。

150人〜200人分の食事は、中には家族分を持ち帰る人々もいるため、30分ほどで配り終えます。

今日は配給に使用する薪のご紹介です。これでおよそ1ヶ月分。

薪は1kgあたり6ルピー(約10円)。この計算で、1ヶ月に必要な薪代は8000ルピー(約14000円)となります(2年前の情報なので、今ではもっと高くなっていると思います。)

今では150人〜200人分の食事を準備していますが、これから雨季であるモンスーンがやってきます。ケララでは、2017年は5月下旬頃に始まるのではないか、というニュースが伝えられましたが、雨季が始まると病気も増え、配給量も増えます。皆様の温かいご支援を心よりお待ちしております。

NGOからも心からの感謝をお預かりしています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:チャイルド・スポンサーシップのご報告(2017年5月)

チャイルド・スポンサーシップ(子どもの教育支援)にご協力をいただいている皆様、温かいご支援をいただき誠にありがとうございます。5月の配給時の様子が届きましたので、ご報告をさせていただきます。

インドの多くの地域で酷暑期を迎えている今、子どもたちは長い夏休みを満喫しています。今回の配給は、ダリット出身で、支援家族の一人となっている15歳の女の子、ヴァルシャによって進められました。ヴァルシャは父親を知らず、お母さんは家政婦として働いています。

支援家族のリストを手にするヴァルシャ。同じく支援を受ける子どもたちの名前を一人一人呼びながら、配給を進めるとても重要な仕事です。最初はとても恥ずかしがっていたようですが、最後まで無事に終えることができました。配給を通じては、ただ物資を配るだけでなく、こうして子どもたちの豊かな成長のお手伝いもします。


来月、6月の配給は、学校の開始に伴い、洋服やバッグ、日傘、ノートやペンなどの学用品を配る、一年の中でももっとも重要な配給となります。また、ケララ州では6月よりモンスーンとなる雨季が始まりますが、ダリットの人々の主な仕事となる外仕事が減ることもあり、食材等を含め、6月〜8月はより多くの配給支援が必要となります。

子どもたちのお母さん。母子家庭であったり、貧困家庭であったり、ダリット出身であったり、病気を患っていたり、厳しい生活を余儀無くされています。日中は仕事をしていることも多いため、配給の多くは、学校がお休みとなり、お母さんたちの仕事が終わった第2土曜日の夕方に、皆を集めて様子を伺いながら行われています。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:第10回アンナダーナ終了しました!

第10回アンナダーナにお気持ちを寄せていただきました皆さま、本当にありがとうございます。今回はいつもの寺院にて、滞りなく無事に終えることができました。

酷暑期となり、気温は連日40度を超え、当日は44度の予報でした。食事を配る時間帯は、いつも一番暑い時間となり、食事の列に並ぶ方々にもよくないので、できれば午前中に配ることができるようにケータリングの方達と予定を立てていました。しかし、朝の準備段階から非常に暑く、動くのもいつも通りが精一杯。配り始めることができたのは、いつも通りのお昼過ぎでした。

今回は子どもたちが夏休み中のせいか、ギーの香りに誘われて、配り始める前からたくさん集まり、遊びながらまだかまだかと待ちきれない様子。こんなに暑くても元気一杯の子どもたちを見ると、それだけで元気をもらうような気持ちです。デザートのハルワーだけおかわりに来る子の姿もありました。

今回は特に、サブジー(野菜のおかず)が絶品だったようで、たくさんの方々が美味しいと声をかけてくださいました。暑いとどうしても食欲が落ちるので、集まる方々も少なめかなと予想していましたが、いつも通りの大行列となり、美味しいサブジーとデザートのハルワーも含め、予定通り1000食分以上を配り終えることができました。

午前中といえど非常に暑く、捏ねたり、揚げたり、煮たり、こんなに暑くては、ケータリングの方達も大変です。

子どもたちがたくさん!配り始める前からきちんと並んでくれています。

13時〜14時の間はとても混み合います。ちょうど、インドのお昼時間です。

本当に暑いですが、とても乾燥しているので、木陰とそよ風があれば、だいぶ過ごしやすいです。温かい食事も楽しんでいただけたようです。

(写真を掲載しきれなかったので、Facebookにアップロードしました。こちらからもっとたくさんの写真をご覧いただけます。)

皆様の温かいお気持ち、改めまして心より御礼申し上げます。いつもの寺院での実施となり、子どもたちに加え、いつも来てくださる方、ご近所の方、地方から出て来てデリーに滞在している労働者の方、貧しいコミュニティから来る方など、さまざまなバックグラウンドを持つたくさんの方々へ奉仕することができました。食事というかけがえのない豊かさを通じ、多くの方々と繋がることができとても嬉しく思います。こうした温かい繋がりが広まっていくことを心より願っています。次回もどうぞ、宜しくお願い申し上げます。

アンナダーナを通じ、皆様にも大きな恩寵がありますように。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:フード・サービス・プログラムのご報告

フード・サービス・プログラムにご支援をいただいている皆様、本当にありがとうございます。

いつもと変わらない病院配給の風景ですが、最近の写真が届きましたので、ご報告させていただきます。

いつも時間になると、こうして長い行列ができます。

今日は配給を行うスレーシュをご紹介します(左側の男性)。

スレーシュは普段はリキシャの運転手さんですが、毎日、時間になるとSEEDS-INDIAの施設へ行き、出来上がった食事をリキシャに積んで、もう一人のスタッフと一緒に病院へ行きます。

食事を配るのもスレーシュです。もう長い間、毎日、欠かさずにスレーシュが配給を行なっています。時には子どもたちのお迎えに行ったり、SEEDS-INDIAのサポートも行なっています。黙々と仕事を行う、頼もしい男性です。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:チャイルド・スポンサーシップのご報告(2017年4月)

チャイルド・スポンサーシップ(子どもの教育支援)にご協力をいただいている皆様、温かいご支援をいただき誠にありがとうございます。4月の配給時の様子が届きましたので、ご報告をさせていただきます。

SEEDS-INDIAのあるケララ州では、4月14日に新年であるヴィシュが祝福されました。現在は夏休み中で、お休みや祝祭があったりすると、農作業のお手伝いに行ったり、家族や親類とのお付き合い等で自宅を離れる子もおり、配給時に来られない場合もあります。写真を見ると、少し少ないような気もしますが、来られない場合は、都合の良い時に施設まで取りに来ます。

今年のヴィシュはグッドフライデーに重なり、盛大な祝福だったかもしれません。SEEDS-INDIAの関係者は、デフチャーチ(耳の不自由な方たちが集まる教会)でグッドフライデーをお祝いしたようです。デフチャーチはSEEDS-INDIAが長年支援する教会で、お説教も手話で行われます。絵葉書を描く耳の不自由な女性たちも多く所属しています。

4月〜6月は、一年中でもっとも暑くなる時を迎え、インドの学校の多くは夏休みとなります。子どもたちも夏休みを満喫中で、祝祭のお祝いをする準備の様子です。

子どもたちがいるのはダリット村です。支援をする子どもたちの多くはダリット出身で、2〜3つの村の子どもたちの支援を行なっています。ダリット村の多くは低い地にあるため、雨季や豪雨において冠水することも多くあります。病気が蔓延し、病院配給食も倍の食事を用意することがあります。

ケララの雨季は6月頃に始まります。今はまだ乾燥していて、外で遊ぶ子どもたちも楽しそうです。お休みの間、いろいろな経験をして、いい思い出をたくさん作って欲しいと思います。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:第9回アンナダーナ終了しました!

第9回アンナダーナにお気持ちを寄せていただきました皆さま、本当にありがとうございます。今回は初めて病院での実施となりましたが、無事に終えることができました。

ここのところデリーは4月とは思えない45度近い気温が続き、当日も42度。朝から大汗をかきながら準備が始まりました。実施した病院のAIIMSは政府系の医療機関で、とても大きな病院です。インド中からたくさんの人々が訪れますが、貧しい人も多くいます。デリーに頼れる親類等がいればいいですが、そうでない場合は、付き添いで来た家族たちは道端等に寝る場合も少なくありません。

医療費や旅費などがかかる上、物価が高いデリー。こうした食事は、本当に大きな助けになります。ここはAIIMSの他にも大きな病院があり、毎日たくさんのアンナダーナが行われていますが、私たちが実施した時間帯だけでも、周りで3つのアンナダーナが行われていました。それでもたくさんの人が整然と並んでくださり、2時間半ほどで1000食分以上を、混乱もなく、静かに配り終えることができました。

朝の準備。病院では調理ができないため、いつも通りに寺院の近くで準備し、この後、トラックで運びます。

配り始めたのは12時半過ぎ。少しずつ人が集まり始めます。

そして5分後には大行列。

日陰がなく、こう暑くては、並んでいる皆さんも具合が悪くなってしまうのではと、この後、少し木陰があるところへ移動。

少し木陰のあるところへ。

初めて病院での実施となりましたが、とても胸がいっぱいになりました。寺院の実施では、子どもたちのはしゃぎ回る姿があったりしてほっこりする瞬間がありますが、今回は思った以上に淡々と進んだからかもしれません。病を患っている方はもちろん、支える周りの家族の方々の、とても苦しい思いが伝わります。貧しい人々にとっては尚更。皆様の温かいお気持ちがいっぱいの食事を通じて、少しでも、心が休まることを願ってなりません。

インドは生活が厳しく感じることもありますが、こうした施しがあちこちで実施されています。 ダーナ(布施)は非常に重要視される行いであり、こうした霊的叡智が支える社会には学ぶことばかりです。

次回は、いつもの寺院での実施を予定しています。またご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

アンナダーナを通じ、皆様にも大きな恩寵がありますように。

(スタッフ:ひるま)