スタッフ日記:サイクロン・オキ 緊急災害支援募金のご報告

サイクロン・オキ 緊急災害支援募金にご協力をいただきました皆さま、誠にありがとうございます。サイクロンから約2ヶ月がたった2月上旬、現地を訪問する機会が取れましたので、少しばかりですが、現地の様子をご報告させていただきます。

2017年12月の上旬にインドを襲ったサイクロン・オキによって、インド南部のケーララ州でも甚大な被害が出ました。2月上旬に訪問した際は、大きな被害の様子は見られず、支援募金を行なったSEEDS-INDIAの周辺もほぼ日常に戻っていました。しかし、多くの漁師の方々が船やボートを失い、仕事ができずに大変な状況が続いています。行方不明のままの人々も多くいるようです。

SEEDS-INDIAの代表宅の裏庭でも、大きな木が倒れたままになっていました。

また、今年はシヴァラートリーの日中に、同じく被害のあったダリット村を訪問することができました。シヴァラートリーの祝祭は夜に行われますが、村のお寺の装飾を見られるかもしれないと楽しみにしていました。

しかし、お寺はいつもと変わらず、特別な装飾はされていません。サイクロンの際、村のお寺を管理する僧侶の自宅も被害を受け、大変厳しい生活を強いられています。この日も、僧侶は朝から日雇いの畑仕事に出かけており、祝祭の準備などが何もできなかったようです。

僧侶のお家。裏手にまわれなかったのですが、この裏側が大きく壊れているようです。

インドの人々にとって、神様と生きることは生活の中心をなす大切な行いです。それが難しいというのは、とても辛い状況です。

貧しく差別を受ける人々にとって、日々は一難去ってまた一難の状況です。社会からの恩恵を感じる機会もほとんどありません。皆さまの温かいご支援が、現地の人々の大きな支えとなっています。苦難にあっても、たくましく生きる人々へ、皆様のご支援によって、幸せが授けられますよう心より願っています。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:フード・サービス・プログラムのご報告(今年の訪問見学)

フード・サービス・プログラムにご支援をいただいている皆様、本当にありがとうございます。今月は現地を訪問し、配給の様子を見学することができました。以下にご報告をさせていただきます。

配給食作りは毎日13時頃から始まります。このように、薪を用いて大きな鍋で調理を行います。この時はもう調理を終えていましたが、それでも周辺がとても熱く、この作業を暑い中で行うのはとても大変なことです。

17時半前になると、リキシャドライバー兼配給を行うスレーシュがやってきて、できた食事をリキシャに積んで病院へと向かいます。病院は10分くらいの距離にあります。

今年は月曜日に病院を訪問しました。この日はじめて、「配給が始まります」という病院のアナウンス放送を耳にしました。月曜日あたりは初めて入院をしている人も多く、配給を知らない人がいるため、病院でアナウンスをしてくれるようになったのだそうです。

病院を訪問した次の日は、シヴァラートリーの祝日で休日となっていました。休日が重なると手術や入院等を行わないため、人数は少なめと予想をしていましたが、列は途切れず、準備をした食事をほぼぴったり配り終えました。食事は重湯のみを希望する人も多く、病に苦しんでいる方が多いようです。季節や時期によって食事量を予測しているのもありますが、極端に余ったり足りなくなったりすることはありません。

今回は少しですが、動画を撮影してみました。大変な状況にあるにも関わらず、笑顔を見せてくださる人もおり、その姿勢に学ぶことが多くあります。

配給は、雨の日も晴れの日も、祝日も休日も、1日も休むことなく行われています。現地のスタッフを含め、一人ひとりの温かい気持ちが繋がり続いているこの配給。この配給が一日の唯一の食事という方も少なくありません。皆様の温かいご支援を心よりお待ちしております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:フード・サービス・プログラムのご報告(医療現場)

フード・サービス・プログラムにご支援をいただいている皆様、本当にありがとうございます。最近の写真が届きましたので、ご報告をさせていただきます。

一年中30度を超える常夏のケーララ州ですが、12月〜1月頃の早朝は、少し気温が下がります。過ごしやすい気候となる一方で、風邪を引いたり体調を崩す人々が増える時です。それでも、高温多湿の酷暑期に比べると、病院は落ち着いていて、ここ最近は通常の150~200食の配給が続いてます。

だいぶ前に訪れた時の写真となりますが、病院の中に入らせて頂いた時の写真です。私立の病院に比べると、医療現場や医療器具のあり方は大きく異なります。それでも、必要としている方々はとても多く、たくさんの人々が治療を受けています。

ケーララ州は他の州に比べ社会福祉が整っており、誰でもこうして、病院で治療を受けられるよう制度が整っています。しかし、インドにはこうした医療を受けることができない人々がとても多くいます。一人でも多くの人が、痛みや苦しみの少ない生活を送ることができるようにと願うばかります。

皆様の温かいご支援を心よりお待ちしております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:フード・サービス・プログラムのご報告(2017年のクリスマス)

フード・サービス・プログラムにご支援をいただいている皆様、本当にありがとうございます。最近の写真が届きましたので、ご報告をさせていただきます。

病院では、サイクロンの影響で一時期は1日に1度の配給を、2度実施していました。病院は人で溢れ混乱し、警察の立ち入りによって写真を禁じられたため、当時の様子のご報告ができず誠に申し訳ございません。現在は落ち着き、1日に1度の配給に戻っています。

緊急の出費が続き、クリスマスの祝福も危ぶまれていましたが、SEEDS-INDIAでは、例年通りクリスマスケーキを配りました。皆様のご支援のおかげもあります。

通常の配給に加え、12月22日にクリスマスケーキを配った時の写真です。一切れほどのケーキですが、入院する方々と付き添いのご家族の方全員に配ることができました。

一般病棟

一般病棟

 事故患者病棟

 がん専門病棟

 小児病棟

 アルコール、ドラッグなどの依存症専門病棟

TB患者病棟

こうした少しの喜びが、苦しい日々に大きな光をもたらします。ケーキを手にする方々の笑顔を目にし心がとても温まり、与えることと与えられることの意味を改めて感じています。

皆様の温かいご支援に心より感謝申し上げます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:第20回アンナダーナ終了しました!

第20回アンナダーナにお気持ちを寄せていただきました皆さま、本当にありがとうございます。今回は病院にて、滞りなく無事に終えることができました。

病院では、5回目の実施となりました。北インドでもすっかり気温が下がり、朝晩は寒いくらいの気候です。今回のアンナダーナはいつも以上に大行列となり、2時間半ほどで、1000食分以上を配り終えることができました。日曜日の実施だったからかもしれませんが、食事を積んだトラックが到着するや否や、大勢の人が列を成し、配膳の人手も足りないほどでしたが、ご厚意で手伝ってくださる方がいたりと、無事に終えることができました。

この辺りでは、毎日複数のアンナダーナが行われているため、病院関係者だけでなく、ホームレスの方々や食事を得られないほど困窮している方々も集まるようです。これからはデリーあたりでも、朝晩は凍えるほどに冷えてきます。食事を満足に取ることができない毎日の中で、温かい食事を得られるということは、きっと大きな喜びになることと思います。

朝の準備。ジャガイモを洗ったりする冷たい水作業が大変な季節になりましたが、準備は滞りなく進みました。

今回は11時過ぎには配り始めることができました。配膳の準備をしている間にも大行列です。

前方のトラックの荷台に食事が積んであり、そのまま荷台で配ります。

スムーズに配ることができるよう、プレートを先に配り、並んでいただきます。

今回はいつもの写真係が配膳を手伝っていたため、別に手伝ってくださった方が写真を撮ってくださいました。

インドでさまざまな教えに触れる中で、その多くは、「あらゆるところに神を見よ。」という事実を伝えています。豊かな人でも、貧しい人でも、その中には神がいます。こうして食事を施す行いは、神へ食事を奉仕することにも変わりないのだと感じます。必要としている方々へ、少しでも喜びが授けられるように、これからもスタッフ一同努力していきたいと思います。

次回も温かいご協力のほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

アンナダーナを通じ、皆様にも大きな恩寵がありますように。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:フード・サービス・プログラムのご報告(クリスマスの日)

フード・サービス・プログラムにご支援をいただいている皆様、本当にありがとうございます。最近の写真が届きましたので、ご報告をさせていただきます。

ケーララ州では雨の時期がすっかり終わり、毎日たっぷりの太陽が降り注いでいます。北インドでは冬を迎えますが、一年中常夏のケーララ州は、まだまだ30度を超える日が続きます。17時半に始まる食事の配給は、いつもと変わらずに、長い行列ができています。

ケーララ州の現在の日没は18時頃。この日は少し暗くなっています。ここの病院にいる方々は、この配給が一日の唯一の食事という方も少なくありません。少しでも時間に遅れると、「もしかしたら、今日は食事がないのだろうか」と待っている方々を不安にさせてしまいます。インド時間のため、5分や10分くらい遅れることはありますが、長く待たせることがないように、毎日時間厳守でスタッフは頑張っています。

キリスト教徒が多いケーララ州では、クリスマスは休日となり、盛大な祝福が行われます。以前の写真になりますが、SEEDS-INDIAでも、入院する方々にプラムケーキを配ります。プラムケーキは、ケーララ州のクリスマスのお祝いに欠かすことのできないものです。休日でも、配給は休みません。

青いチェック柄のシャツを着ているのが、リキシャのドライバー兼配給を行うスレーシュ。物価が上がり大変な昨今のため、今年も配れるか心配ですが、配れるようにと願うばかりです。

苦しい日々でも、少しの喜びは大きな光となります。皆様の温かいご支援を心よりお待ちしております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:第18回アンナダーナ終了しました!

第18回アンナダーナにお気持ちを寄せていただきました皆さま、本当にありがとうございます。今回は病院にて、滞りなく無事に終えることができました。

病院では、4回目の実施となりました。ディーワーリー祭を終えた北インドでは、朝晩の気温は20度を下回るようになり、とても過ごしやすくなりました。それでも、日中は30度を超える気温となり、まだまだ暑い日が続きます。季節が穏やかになっても、病院にはインド各地から多くの人々が訪れるため、いつものようにたくさんの人々が食事を待っていました。

これから寒くなると、北インドの大都市では大気汚染が深刻となります。特に気温が下がる早朝は、有害物質が停滞するために、一寸先も見えないほどの靄がかかることも少なくありません。経済の発展に伴い、病にかかる人が増えました。呼吸器系疾患や循環器系疾患を抱える人々が多く、一日中外で労働を行う貧しい人々がこうした被害を特に多く被っているといいます。

食事の配給を行う際も、食事を受け取るために長い時間外で待ち、そのまま排気ガスの溢れる道路で食事を済ませる方々の姿が多くありました。私たちは、食事を与えるだけでなく、こうした社会を生み出してしまう原因を、自分自身の生活を通じて見つめ直す必要があるようにも思います。

病院周辺ではいつも複数のアンナダーナが実施されており、遅れると配給を行う場所がなくなってしまうため、いつもよりも張り切って朝から準備を進めます。

今回、私たちが実施した時間帯には、周囲で5つのアンナダーナが行われていました。それでも、食事は2時間半ほどで1000食分以上を配り終えました。

口を覆い隠す人の姿もあり、埃にまみれる車を見ても大気汚染の深刻さがわかります。一日拭かないだけでも、こんな風に埃まみれになってしまいます。

家族のために、あちこち並んで食事を得る人々もいるようです。

地面に座って食事をする方の姿も多くあります。大都市の環境では身体によくありませんが、仕方ありません。

誰もが健康で豊かな生活を享受できるように、私自身も生活のあり方を常に考えながら過ごしたいと感じます。そうして大きな世界と向き合いながら生活することは、日々に平安を授けてくれるように思います。

次回は、寺院でのアンナダーナを予定しています。次回も温かいご協力のほど、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

アンナダーナを通じ、皆様にも大きな恩寵がありますように。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:フード・サービス・プログラムのご報告(雨の日の配給)

フード・サービス・プログラムにご支援をいただいている皆様、本当にありがとうございます。最近の写真が届きましたので、ご報告をさせていただきます。

ディーワーリー祭を終えたインドの各地では、過ごしやすい気候を迎えています。ケーララ州でも、続いていたセカンドモンスーンと呼ばれる雨の多い時期に程よい雨が降り、畑も十分に潤ったとのことでした。気候が穏やかになると、病院で配る食事も通常の150~200食に落ち着きます。

毎日、17時半に始まる食事の配給は、いつもと変わらず長い行列ができています。

食事を受ける方々は、いつも静かに並んで順番を待ってくださいます。しかし、病を抱え、お腹を空かせている方たち。時には苛立って、小さな揉め事が起きてしまうこともあります。

現在、配給を行う場所には立派な屋根が取り付けられ、雨の日でも問題なく配給を行うことができます。しかし、以前はこの屋根がなく、雨が降ると一旦中断をしたり、場所を移動したりと、とても大変な作業でした。

何年か前の写真になりますが、セカンドモンスーン時の配給の様子です。もう配給を終える時間帯なので行列はありませんが、配給を受けられなかった人がいないよう、終えた後もしばらく待ちます。雨の中でスタッフもびしょ濡れになりますが、中断することはあっても、中止することは決してありません。

現地のスタッフを含め、皆様の温かい気持ちが繋がり続いているこのフード・サービス・プログラム。本当は、こうした配給などない社会が望ましいのでしょうが、必要な人がいる限り、温かい気持ちが届くことを心から願っています。

皆様の温かいご支援を心よりお待ちしております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:第17回アンナダーナ終了しました!

第17回アンナダーナにお気持ちを寄せていただきました皆さま、本当にありがとうございます。今回は孤児院にて無事に終えることができました。

孤児院でのアンナダーナは4回目となりました。今回は、コージャーガラ・プールニマーと呼ばれる満月に近く、子どもたちが大好きなキール(ミルク粥)をデザートとして当初から予定していました。コージャーガラ・プールニマーは、キール(ミルク粥)を食べてお祝いする習慣があります。孤児院で生活する子どもたちにとって、こうした祝祭をお祝いする機会はなかなかありません。今回も、200~220食分を準備しましたが、子どもたちが皆と同じようにお祝いすることができ、とても嬉しく思っています。

インドはNGO大国ともいわれ、社会活動が非常に盛んです。しかし、慈善活動を謳って不正を行う活動も多く存在するため、近年では厳しいルールが設けられるようになり、活動がとても難しくなっています。アンナダーナを実施している孤児院でも、運営にいろいろと課題を抱えているようです。今まで外部の男性は孤児院内に長時間滞在できない状況でしたが、今回は孤児院内に立ち入ることもできませんでした。いつもは孤児院までできた食事を運び、スタッフの一人が中の様子を見ながら写真を撮り、配膳は孤児院で子どもたちのお世話をする女性の方たちが行ってくださいました。今回はスタッフも中に入れなかったため、お世話をする女性の方に写真を撮っていただきました。

奥で配膳をしていただいているのが子どもたちのお世話をする方たちです。

子どもたちはいつも以上に楽しそうで、お世話をする方たちに心を開いている様子がとてもよく伝わってきます。

キールを楽しむ子どもたち。お皿の上の丸く黄色いものはラッドゥ(甘いお菓子)で、孤児院側で用意したものです。

みんなで賑やかにキールを食して、大喜びだったようです。

孤児院とも良い関係が構築されて、もっと良い形でつながりを深めていきたいと思っていますが、しばらくは様子を見ながら、より良い支援策を模索したいと思います。社会的弱者に寄り添い、行動を起こす重要性は、霊性を育む教えでも頻繁に説かれています。多様な文化や思想が生きるインドでは、物事が思うように進まないことも多くありますが、少しでも、子どもたちの成長を助けることができるようにお手伝いできたらいいなと思っています。

皆様の温かいお気持ち、本当にありがとうございます。次回は病院での実施を予定しています。今後とも温かいご協力のほどどうぞ宜しくお願い申し上げます。

アンナダーナを通じ、皆様にも大きな恩寵がありますように。

(スタッフ:ひるま)

スタッフ日記:フード・サービス・プログラムのご報告(食事の内容)

フード・サービス・プログラムにご支援をいただいている皆様、本当にありがとうございます。

最近の写真が届きましたので、ご報告をさせていただきます。インドの各地では雨季が終わり、少し過ごしやすい気候となりました。しかし、ケーララ州ではこの後、セカンドモンスーンと呼ばれる雨の多い時期が再びやってきます。まだしばらくは、配給食が増える時期が続きます。

毎日、17時半に始まる食事の配給は、いつもと変わらず長い行列ができています。

本日は、食事の内容についてご紹介いたします。まずはカンニと呼ばれるおかゆです。薪を使って大きな鍋で時間をかけて煮込みます。日本のお米とは異なり粘り気が少ないため、長く煮てもさらりとしたスープのように仕上がります。食事がうまく取れない患者さんは、重湯だけをいただきにくることも多くあります。

そしてお豆のおかずです。お豆が高騰しているため、農園で取れる調理用のバナナを加えて量を増やしています。中にはココナッツも入り、スパイスで味付けされています。病人食ですが、私でも少し辛いくらいの味付けです。

現地では物価の上昇が続き、貧しい人々にとっては生活の厳しさも増しています。SEEDS-INDIAでも、皆様の温かいご支援のおかげで、必要な人々への温かい食事の配給を続けることができています。

皆様の温かいご支援を心よりお待ちしております。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

(スタッフ:ひるま)