ドゥルガー・サプタシュローキー第6節

・rogAnasheshAnapahamsi tushtA
rushtA tu kAmAn sakalAnabhIshtAn
tvAmAshritAnAm na vipannarAnAm
tvAmAshritA hyAshrayatAm prayAnti
・ローガーナシェーシャーナパハムシ・トゥシュター
ルシュター・トゥ・カーマーン・サカラーナビーシュターン
トヴァーマーシュリターナーム・ナ・ヴィパンナラーナーム
トヴァーマーシュリター・フヤーシュラヤターム・プラヤーンティ
・意味:あなたが喜ぶとき、あらゆる欠陥が打ち砕かれます。
あなたが怒るとき、あらゆる願いが妨げられます。
あなたに救いを求める人々は、災難や病とは無縁です。
そして、あなたに救いを求める人々は、常に他の人々の寄る辺となります。

ドゥルガー女神への祈りのエッセンスである、ドゥルガー・サプタシュローキー第6節のマントラです。
慈悲深い母が、子の正しい成長を願って叱るように、宇宙の母なる女神が怒るとき、それは人々の正しい成長を願ってのことに他なりません。立ちはだかる困難が大きければ大きいほど、人々の成長は早いといわれます。全宇宙の母は、子供たちに困難を与え、そして慈悲深くそれを見守り、私たちの成長と繁栄を常に願っています。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「デーヴィー・マーハートミャム(MP3)」(トラック1)
・「ドゥルガー・サプタシャティー」(トラック10)

ドゥルガー・サプタシュローキー第2節

・durge smrutA harasi bhItima sheshajantoh
svasthaih smrutA matimatIva shubhAm dadAsi
dAridrya duhkha bhayahArini kA tvadanyA
sarvopakAra karanAya sadArdra chittA
・ドゥルゲー・スムルター・ハラシ・ビーティマ・シェーシャジャントーホ
スヴァスタイヒ・スムルター・マティマティーヴァ・シュバーム・ダダーシ
ダーリドリャ・ドフカ・バヤハーリニ・カー・トヴァダンニャー
サルヴォーパカーラ・カラナーヤ・サダールドラ・チッター
・意味:困難の救済者である女神よ。
あなたを想起するごとに、すべての生類の恐怖は一掃されます。
霊的調和を願う人々に想起されるごとに、あなたは彼らの幸福と知性に祝福を与えます。
貧困、苦痛、恐怖の救済者である女神よ。
あなたの哀れみ深い表情は、すべての者にやすらぎを与えます。
窮極の意識の化身であるあなたに帰依いたします。

ドゥルガー女神への祈りのエッセンスである、ドゥルガー・サプタシュローキー第2節のマントラです。
全宇宙の母なる女神を礼拝する機会に恵まれた人は、まことに幸運であるといわれます。なぜなら、母なる女神によってあらゆる恐怖や困難が取り除かれるだけでなく、それらの恐怖や困難が、吉兆に置き換わるからであるといわれます。全宇宙の母にとって、すべての生類は我が子に等しく、常に限りない慈愛が注がれています。私たちにとって、全宇宙の母なる女神を想起することは、母の愛という光輝に包まれ、高貴な性質を身につけ、やがては窮極の意識と一体になることの近道であるといわれます。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「デーヴィー・マーハートミャム(MP3)」(トラック1)
・「ドゥルガー・サプタシャティー」(トラック10)

ドゥルガー・サプタシュローキー第1節

・Om jnAninAmapi chetAmsi devI bhagavatI hi sA
balAdAkrisya mohAya mahAmAyA prayacchati
・オーム・ニャーニナーマピ・チェータームシ・デーヴィー・バガヴァティー・ヒ・サー
バラーダークリッスャ・モーハーヤ・マハーマーヤー・プラヤッチャティ
・意味:至高の女神であり、万物に遍在する意識をもつお方、
利己的な執着を断ち切るあなたの御力は、
感官を持つすべての生類を魅了します。

ドゥルガー女神への祈りのエッセンスである、ドゥルガー・サプタシュローキー第1節のマントラです。
ドゥルガーには、マハーマーヤーという別名があります。私たちは、自己と他人は別人であるというマーヤー(幻惑)に陥りがちですが、マハーマーヤー(ドゥルガー)は、そのような誤った感覚を正す女神です。自己と他人はひとつの存在であると認識することができれば、憎しみや怒りはなくなり、信愛以外の気持ちは存在しなくなります。 このマントラは、「私」「他人」という意識、利己的な感情を消去するためのマントラです。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「デーヴィー・マーハートミャム(MP3)」(トラック1)
・「ドゥルガー・サプタシャティー」(トラック10)

ドゥルガー・サプタシュローキー第4節

・sharanAgata dInArta paritrAna parAyane
sarvasyArti hare devi nArAyani namostu te
・シャラナーガタ・ディーナールタ・パリットラーナ・パラーヤネー
サルヴァスャールティ・ハレー・デーヴィー・ナーラーヤニ・ナモーストゥテー
・意味:あなたを愛するすべての者を、
あなたに寄る辺を求めるすべての者を、
それがたとえ救いようがない困難な状況の者であっても、
あなたはあらゆる苦痛と不幸を取り除いてくださいます。
あらゆる不安を取り除く、至高の源泉である女神よ。
あなたに帰依いたします。

ドゥルガー女神への祈りのエッセンスである、ドゥルガー・サプタシュローキー第4節のマントラです。
この詩節に内在している神聖な力は、全宇宙に平安をもたらす力があると信じられています。この強力な詩節を用いて、全宇宙の平安を女神に祈願するならば、永遠の平安が実現するといわれます。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「デーヴィー・マーハートミャム(MP3)」(トラック1)
・「ドゥルガー・サプタシャティー」(トラック10)

ドゥルガー・サプタシュローキー第5節

・sarvasvarUpe sarvese sarvasaktisamanvite
bhayebhyastrAhi no devi durge devi namostu te
・サルヴァスヴァルーペー・サルヴェーシェー・サルヴァシャクティサマンヴィテー
バイェービャストラーヒ・ノー・デーヴィー・ドゥルゲー・デーヴィー・ナモーストゥ・テー
・意味:すべての宇宙、すべての至高の存在、すべてのエネルギーの本質であるお方、
あなたは私たちのあらゆる恐怖を取り除いてくださいます。
苦痛を取り去る女神よ。あなたに帰依いたします。

このマントラは、ドゥルガー・サプタシュローキー第5節(ドゥルガー・サプタシャティー第11章)に収録されています。
ドゥルガー・サプタシュローキーは、ドゥルガー・サプタシャティーのエッセンスを厳選した7詩節であり、この7詩節にはドゥルガーの栄光が余すところなく歌われています。
私たちを襲う恐怖、迷妄、無知を取り去るための強力なマントラです。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「デーヴィー・マーハートミャム(MP3)」(トラック1)

オーム・シャラヴァナ・バヴァ

・Om sharavana bhava
・オーム・シャラヴァナ・バヴァ
・意味:カールッティケーヤ神に栄光あれ

カールッティケーヤは、シヴァとパールヴァティーの息子で、スカンダ、クマーラ、スブラフマニヤ、ムルガン、マハーセーナなど、さまざまな別名を持ちます。カールッティケーヤは、シャラヴァナ森のシャラヴァナ湖で生まれたことから、シャラヴァナ・バヴァとも呼ばれています。カールッティケーヤ神は、軍神ともいわれるように、霊的探求の守り神です。このマントラは、霊的探求にともなう困難に打ち克ち、内的平安を得るために唱えられます。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「瞑想のためのマントラ・チャント」(トラック2)

プールナマダ・プールナミダム

・Om pUrnamadah pUrnamidam
pUrnAt pUrnamudachyate
pUrnasya pUrnamAdAya
pUrnamevAvashishyate
Om shAntih shAntih shAntih
・オーム・プールナマダ・プールナミダム
プールナートゥ・プールナムダッチャテー
プールナッシャ・プールナマーダーヤ
プールナメーヴァーヴァシッシャテー
オーム・シャーンティ・シャーンティ・シャーンティヒ
・意味:あれは完全である。これは完全である。
あの完全からこの完全が生じる。
完全から完全が取り除かれようとも、
完全は完全のままである。

ヤジュル・ヴェーダからの短いマントラですが、難解かつ深遠な哲学に満ちた内容になっています。ブラフマンは完全であり、何ものにも影響されず、常に完全を保つというギーターの教えとも共通しています。この短いマントラの中に、宇宙創造の神秘がすべて説かれているといわれます。このマントラは、ケーナ・ウパニシャッドやブリハダーラニヤカ・ウパニシャッドに見ることもできます。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「シャーンティ・マントラ・チャンティング with Shri Aswath」(トラック6)

ブラフマー・ビージャ・マントラ

・om brahma devaya namah
・オーム・ブラフマー・デーヴァーヤ・ナマハ
・意味:ブラフマー神に帰依いたします

万物創造の主であるブラフマー神に捧げるビージャ・マントラです。ブラフマーは、宇宙の根本原理であるブラフマンが擬人化された男性神であり、中性を示す場合はブラフマとなります。ブラフマー、ブラフマともに、原語はブラフマンであり、ブラフマンはマントラやヴェーダの創造主、そして万物に浸透する根本原理を示す語として古くから用いられてきました。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「The Holy Trinity」(トラック4)

フード・プレヤー

・brahmArpanam brahmahavir brahmAgnau brahmanA hutam
brahmaiva tena gantavyam brahma-karma-samAdhinA(BG 4.24)
aham vaishvAnaro bhUtvA prAninAm deham Ashritah
prAnApAna samA yuktah pachAmyannam catur vidham(BG 15.14)
・ブランマールパナム・ブランマハヴィール・ブランマーグノー・ブランマナー・フタム
ブランメーヴァ・テーナ・ガンタヴィヤム・ブランマ・カルマ・サマーディナー
アハム・ヴァイシュヴァーナロー・ブートゥヴァー・プラーニナーム・デーハマーシュリタハ
プラーナーパーナ・サマー・ユクタハ・パチャーミャンナム・チャトゥルヴィダム
・意味:ブラフマンは献供である。ブラフマンは供物である。それはブラフマンである火の中に、ブラフマンにより燃べられる。ブラフマンに捧げる行為に専心する者は、まさにブラフマンに達することができる。
私は一切人火(ヴァイシュヴァーナラ)となって、生類の身体に宿り、プラーナ気とアパーナ気に結びつき、四種の食物を消化する。(上村勝彦訳)

バガヴァッド・ギーター第4章24節と第15章14節から引用された食前の祈り(フード・プレヤー)です。食事という行為、行為者そして食物は、ブラフマンに他ならず、すべてはブラフマンの意志によって行われることであることをたたえています。そして、四種の食物(飲み込むもの、噛むもの、啜るもの、舐めるもの)は、すべての生類に宿るヴァイシュヴァーナラによって消化されます。
この祈りを通して、食事という行為を至高神に捧げることにより、食事は神聖なものとなり、速やかに消化されると信じられています。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「Beginning Shlokas in Song and Chant」(トラック11)

オームカーラム・マントラ

・om-kAram bindu samyuktam
nityam dhyAyanti yoginah
kAmadam mokshadam caiva
om-kArAya namo namah
・オームカーラム・ビンドゥ・サムユクタム
ニッティヤム・デャーヤンティ・ヨーギナハ
カーマダム・モークシャダム・チェイヴァ
オームカーラーヤ・ナモー・ナマハ
・意味:「オーム」は、「ア」「ウ」「ム」の3音から構成される。
ヨーガ行者は日々この音を瞑想し、
この音を瞑想するならば、願望は成就する。
聖音オームに敬礼いたします。

「オーム」は、宇宙創造の時に発生したプラナヴァ(原初音)とされる聖音です。すべてのマントラは、聖音オームから始まり、オームに終わります。このマントラは、聖音オームと合一し、永遠の寂静に入るため、瞑想前などに唱えられます。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「Beginning Shlokas in Song and Chant
・「幸せな結婚のためのマントラ」(トラック6)