ラクシュミー・ガーヤトリー・マントラ

・Om mahAlakshmyai cha vidmahe
vishnu patnyai cha dhImahi
tanno lakshmihi prachodayAt
・オーム・マハーラクシュミェイ・チャ・ヴィッドゥマヘー
ヴィシュヌ・パトニェイ・チャ・ディーマヒ
タンノ・ラクシュミヒ・プラチョーダヤートゥ
・意味:我らがマハーラクシュミーを知り
ヴィシュヌの妃を瞑想できるように、
ラクシュミーよ、我らを導き給え

富と幸運の女神であるラクシュミー女神を讃えるガーヤトリー・マントラです。
このラクシュミー・ガーヤトリー・マントラを唱えることで、富、地位、名声が手に入ると信じられています。

クリシュナ・ガーヤトリー・マントラ

・Om devakI nandanAya vidmahe
vAsudevAya dhImahi
tanno krishna prachodayAt
・オーム・デーヴァキー・ナンダナーヤ・ヴィッドゥマヘー
ヴァースデーヴァーヤ・ディーマヒ
タンノ・クリシュナ・プラチョーダヤートゥ
・意味:我らがデーヴァキーの愛し子を知り
ヴァースデーヴァを瞑想できるように
クリシュナよ、我らを導き給え

クリシュナをたたえるガーヤトリー・マントラです。
デーヴァキーは、クリシュナの母であり、ヴァースデーヴァはヴァスデーヴァの子の意味で、クリシュナの別名となっています。
このクリシュナ・ガーヤトリーには、あらゆる物事を実行できるダイナミックなエネルギーを、唱える人々の生活にもたらすといわれています。またこのマントラの聖なる援助によって、激しい苦行が可能になるとされます。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「モーニング・チャント クリシュナ」(トラック1)

ガルダ・ガーヤトリー・マントラ

・Om tat purushAya vidmahe
suvarna pakshAya dhImahi
tanno garudah prachodayAt
・オーム・タットゥ・プルシャーヤ・ヴィッドゥマヘー
スヴァルナ・パクシャーヤ・ディーマヒ
タンノ・ガルダ・プラチョーダヤートゥ
・意味:我らがそのプルシャ(個我)を知り
美しい翼をもつ方を瞑想できるように
聖鳥ガルダよ、我らを導き給え

聖鳥ガルダに捧げるガーヤトリー・マントラです。
ガルダはヴィシュヌ神の乗り物とされ、身体は人間の姿、頭や翼などは鷲の形をした聖鳥です。
ガルダが生まれたとき、ナーガ族との賭けに負けたガルダの母は、ナーガ(蛇)の囚われの身となっていました。
ナーガは、母の支配を解く代わりに、ガルダに天界にあるアムリタを持ってくるよう命令します。
ガルダが、神々の目を盗み、天界からアムリタを持ち帰る途中、ヴィシュヌと激しい戦いになりましたが、決着はつかず、ヴィシュヌがアムリタをガルダに与える代わりに、自分の乗り物になるようとの交換条件を出したことから、ヴィシュヌの乗り物になったといわれます。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「Beginning Shlokas in Song and Chant」(トラック12)

ナンディ・ガーヤトリー・マントラ

・Om tat purushAya vidmahe
chakratundAya dhImahi
tanno nandih prachodayAt
・オーム・タットゥ・プルシャーヤ・ヴィッドゥマヘー
チャクラトゥンダーヤ・ディーマヒ
タンノ・ナンディ・プラチョーダヤートゥ
・意味:我らがそのプルシャ(個我)を知り
丸い口先を持つ方を瞑想できるように
聖牛ナンディよ、我らを導き給え

聖牛ナンディに捧げるガーヤトリー・マントラです。
ナンディは、サンスクリット語で「幸せなもの」という意味があります。牛は、インドでは神聖なものとして崇められ、ミルク、ギー、バターなどの乳製品をはじめ、人々にさまざまな恵みを運ぶ幸せの象徴です。 牡牛のナンディは、シヴァ神の乗り物として、シヴァ寺院の前には常に安置されています。 このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「Beginning Shlokas in Song and Chant」(トラック12)

ガネーシャ・ガーヤトリー・マントラ

・Om tat purushAya vidmahe
vakratundAya dhImahi
tanno dantih prachodayAt
・オーム・タットゥ・プルシャーヤ・ヴィッドゥマヘー
ヴァックラトゥンダーヤ・ディーマヒ
タンノ・ダンティ・プラチョーダヤートゥ
・意味:我らがそのプルシャ(個我)を知り
曲がった鼻を持つ方を瞑想できるように
長い牙を持つ方よ、我らを導き給え

ガネーシャに捧げるガーヤトリー・マントラのひとつです。
ガネーシャの別名であるヴァックラトゥンダ(曲がった鼻の方)を瞑想し、ダンタ(牙のある方)が至高の境地へ導いてくれるよう、ガネーシャのプルシャに祈願します。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「Beginning Shlokas in Song and Chant」(トラック12)

クベーラ・ガーヤトリー・マントラ

・Om yaksharAjAya vidmahe
vaishravanAya dhImahi
tanno kubera prachodayAt
・オーム・ヤクシャラージャーヤ・ヴィッドゥマヘー
ヴァイシュラヴァナーヤ・ディーマヒー
タンノ・クベーラ・プラチョーダヤートゥ
・意味:どうか夜叉(ヤクシャ、精霊的な存在)の主神(クベーラ)を知り、
ヴァイシュラヴァスの子(クベーラ)を瞑想できますように。
クベーラ神が、私たちをそこに導き、照らしてくれますように。

富の神クベーラのガーヤトリー・マントラです。
クベーラは、仏教では毘沙門天、多聞天として知られています。またクベーラに、ダナパティ(財宝の主)、イッチャーヴァス(望みの財産を得る者)などの別名があります。 このマントラは、膨大な資産や富を祈願するために唱えられます。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「クベーラ・ガーヤトリー・マントラ

ハンサ・ガーヤトリー・マントラ

・Om parama hamsaya vidmahe
mahatattvaya dhimahi
tanno hamsah prachodayat
・オーム・パラマ・ハンサーヤ・ヴィッドゥマヘー
マハタットヴァーヤ・ディーマヒ
タンノ・ハンサ・プラチョーダヤートゥ
・意味:どうか至高のハンサを知り、
偉大な真理を瞑想できますように。
ハンサが、私たちをそこに導き、照らしてくれますように。

ハンサ(ハムサ)は、一般に鵞鳥といわれますが、ヴェーダと結びついた神聖なイメージに近づけるために、白鳥とも訳されます。「ハンサの優雅な飛び方はブラフマンに到達しようとするヒンドゥーの行者たちの宗教的な行為を象徴するとも見られ、ヒンドゥー教神話ではブラフマー神の乗り物となった。」[1]といわれます。
このマントラが収録されているCDには以下のCDがあります。
・「Evening Mantras」(トラック5)
[1]菅沼晃編、インド神話伝説辞典、p270、東京堂出版