ヨーガ・スートラ第1章第41節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


क्षीणवृत्तेरभिजातस्येव मणेर्ग्रहीतृग्रहणग्राह्येषु तत्स्थतदञ्जनता समापत्तिः॥४१॥
Kṣīṇavṛtterabhijātasyeva maṇergrahītṛgrahaṇagrāhyeṣu tatsthatadañjanatā samāpattiḥ||41||
クシーナヴリッテーラビジャータスイェーヴァ マネールグラヒートリグラハナグラーヒェーシュ タットスタタダンジャナター サマーパッティヒ
心の働きが弱まると、透明な水晶のように、認識主体、認識器官、認識対象の中に留まり、その色に染まる。これが定である。

簡単な解説:前節において、さまざまな術を通じ心が平安になった者には、原子からもっとも巨大なものに至るまで、あらゆるものに対する支配力が生じると説かれました。本節では、心の働きが弱まると、透明な水晶が対象物の色に染まるように、心は、認識主体、認識器官、認識対象のいずれかに定まると説かれます。

ヨーガ・スートラ第1章第40節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


परमाणुपरममहत्त्वान्तोऽस्य वशीकारः॥४०॥
Paramāṇuparamamahattvānto’sya vaśīkāraḥ||40||
パラマーヌパラママハットヴァーントースヤ ヴァシーカーラハ
極小から極大まで、完全に支配する。

簡単な解説:前節までに、心に平安を生じさせるためのさまざまな術が説かれてきました。本節では、そうした術を通じ心が平安になった者には、原子からもっとも巨大なものに至るまで、あらゆるものに対する支配力が生じると説かれます。

ヨーガ・スートラ第1章第39節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


यथाभिमतध्यानाद्वा॥३९॥
Yathābhimatadhyānādvā||39||
ヤタービマタディヤーナードヴァー
あるいは、願わしいものを瞑想することによっても。

簡単な解説:前節において、夢や睡眠の中で得る神々しい体験や安らかな気分に集中することで、心には平安が生じると説かれました。本節では、自分の好むものや、心引かれるものなど、願うものを瞑想することでも、心には平安が生じると説かれます。

ヨーガ・スートラ第1章第38節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


स्वप्ननिद्राज्ञानालम्बनं वा॥३८॥
Svapnanidrājñānālambanaṁ vā||38||
スヴァプナニドラージュニャーナーランバナン ヴァー
あるいは、夢や睡眠の体験を基にすることによっても。

簡単な解説:前節において、欲望を超越した聖者のような、高潔な人物の心を瞑想することで、心には平安が生じると説かれました。本節では、夢や睡眠の中で得る神々しい体験や安らかな気分に集中することでも、心には平安が生じると説かれます。

ヨーガ・スートラ第1章第37節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


वीतरागविषयं वा चित्तम्॥३७॥
Vītarāgaviṣayaṁ vā cittam||37||
ヴィータラーガヴィシャヤン ヴァー チッタム
あるいは、欲望から離れた人の、心によっても。

簡単な解説:前節において、修練によって、悲しみのない明るい光を知覚することで、心には平安が生じると説かれました。本節では、欲望を超越した聖者のような、高潔な人物の心を瞑想することでも、心には平安が生じると説かれます。

ヨーガ・スートラ第1章第36節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


विशोका वा ज्योतिष्मती॥३६॥
Viśokā vā jyotiṣmatī||36||
ヴィショーカー ヴァー ジョーティシュマティー
あるいは、悲しみのない、光明によっても。

簡単な解説:前節において、修練を通じ霊的な感覚を得る経験は、信念を確固たるものとし、心に安定をもたらすと説かれました。本節では、修練によって、悲しみのない明るい光を知覚することでも、心には平安が生じると説かれます。

ヨーガ・スートラ第1章第35節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


विषयवती वा प्रवृत्तिरुत्पन्ना मनसः स्थितिनिबन्धिनी॥३५॥
Viṣayavatī vā pravṛttirutpannā manasaḥ sthitinibandhinī||35||
ヴィシャヤヴァティー ヴァー プラヴリッティルトパンナー マナサハ スティティニバンディニー
あるいは、感覚の対象への働きが生じれば、心を不動にする。

簡単な解説:前節において、息を吐き出すこと、止めることによって、心の平安が生じると説かれました。本節では、修練を通じ霊的な感覚を得る経験は、信念を確固たるものとし、それもまた、心に安定をもたらすと説かれます。

ヨーガ・スートラ第1章第34節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


प्रच्छर्दनविधारणाभ्यां वा प्राणस्य॥३४॥
Pracchardanavidhāraṇābhyāṁ vā prāṇasya||34||
プラッチャルダナヴィダーラナービヤーン ヴァー プラーナスヤ
あるいは、息を吐き出すこと、止めることによっても。

簡単な解説:前節において、他人の幸福を嬉しむ心、不幸を憐れむ心、有徳を喜ぶ心、不徳を良くも悪くも思わない心を育むことで、心には何にも乱されない平安が生じると説かれました。本節では、息を吐き出すこと、止めることによっても、その心の平安が生じると説かれます。

ヨーガ・スートラ第1章第33節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


मैत्रीकरुणामुदितोपेक्षाणां सुखदुःखपुण्यापुण्यविषयाणां भावनातश्चित्तप्रसादनम्॥३३॥
Maitrīkaruṇāmuditopekṣāṇāṁ sukhaduḥkhapuṇyāpuṇyaviṣayāṇāṁ bhāvanātaścittaprasādanam||33||
マイトリーカルナームディトーペークシャーナーン スカドゥフカプンニャープンニャヴィシャヤーナーン バーヴァナータシュチッタプラサーダナム
親愛、同情、歓喜、無関心を、幸福、不幸、有徳、不徳に対し培えば、心の清澄がある。

簡単な解説:前節において、心の散動を防ぐために、ある一つの対象に対し繰り返し集中を行うことがよいと説かれました。そして本節では、他人の幸福を嬉しむ心、不幸を憐れむ心、有徳を喜ぶ心、不徳を良くも悪くも思わない心を育むことで、心には何にも乱されない平安が生じると説かれます。

ヨーガ・スートラ第1章第32節

Hindu God Yoga Sutra of Patanjali Statue on Exterior of Hindu Temple


तत्प्रतिषेधार्थमेकतत्त्वाभ्यासः॥३२॥
Tatpratiṣedhārthamekatattvābhyāsaḥ||32||
タットプラティシェーダールタメーカタットヴァービヤーサハ
それを防ぐのは、一つの原理への修習である。

簡単な解説:前節までに、病気や無気力、苦悩や憂鬱など、心の散動状態について説かれました。そして本節では、それら心の散動を防ぐための方法として、ある一つの対象に対し、繰り返し集中を行うことがよいと説かれます。