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雑記帳

12のアーディティヤ神群

太陽がやぎ座に入るマカラ・サンクラーンティは、日本でいう冬至にあたり、冬の終わりを告げる喜びに満ちた祝祭です。
少しずつ日足が伸び始めるこの時、光が満ちていくことから、神々の昼が始まるといわれます。

サンクラーンティは「変遷」を意味し、太陽が12星座を移動することを意味します。
巡る季節の中で万物に命を吹き込む太陽には、12のアーディティヤ神群として讃えられる側面があります。

12のアーディティヤ神群は、1年の12ヶ月に対応するといわれ、その様相を見つめると、万物に浸透する太陽の偉大な恵みを見ることができます。
アーディティヤ神群は聖典によってさまざまに異なるも、例えば、シュリーマド・バーガヴァタムでは以下のように伝えられます。

・プーシャー(1月〜2月):食物に宿り、食事に栄養と活力を注ぎ込みます。
・パルジャニャ(2月〜3月):雲に宿り、雨をもたらします。
・ダーター(3月〜4月):創造主として社会の創造に大きく貢献します。
・アルヤマー(4月〜5月):生類の命であり、空気として生命力を伝達します。
・ミトラ(5月〜6月):万物の幸福のために厳しい苦行を実行します。
・ヴァルナ(6月〜7月):水の要素として身体に宿り、この世界での生活を可能にします。
・インドラ(7月〜8月):感覚を制御する力であり、神々の敵を倒します。
・ヴィヴァスヴァーン(8月〜9月):火に宿り、食物の調理や消化を司ります。
・トゥヴァシュター(9月〜10月):草や木に宿り、植物に輝きと生命を与えます。
・ヴィシュヌ(10月〜11月):あらゆる悪を倒す力であり、それらの怒りから世界を守ります。
・アンシュ(11月〜12月):空気として身体に宿り、命に活発さを与えます。
・バガ(12月〜1月):生類の身体の器官に宿り、意識や活力を与えます。

私たちの生きる日々の一瞬一瞬には、太陽の恵みが溢れています。
巡る季節の中で、この偉大な存在を中心に動いているということを認識する時、私たちの歩みは常に光のある方へ正しく導かれるはずです。
このマカラ・サンクラーンティにおいて、太陽を崇め、私たちの中心に光り続ける存在があることに気づいていたいと感じます。

(文章:ひるま)

参照:The twelve Sun-gods (12 Adityas) and their associates

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