インドではいよいよ、1月14日にマカラ・サンクラーンティを迎えます。太陽が山羊座に入るこのマカラ・サンクラーンティより、太陽が北方に回帰し、冬が終わるといわれます。
そして、1月13日には、主にパンジャーブ州において、ローリー・フェスティバルが祝福されます。ローリー・フェスティバルは、農業が盛んな地域において祝福される収穫祭であり、人々は小麦や落花生、砂糖やバターなど、豊作を祈り神々に捧げます。日没後、大きな焚き火を作り、捧げ物を火に投げ入れ、火が絶えるまで踊り歌を歌い、祝祭が続きます。大きな焚き火は、太陽への敬意といわれます。
古代において、農業を行うためには、天体の動きを観察し季節を知る必要性があったといわれます。インドにおいて、こうした自然の動きは神々の力のあらわれとして崇められてきました。そんな大自然の巡りを祝福するインドの祝祭は、私たちに神々のリズムを理解させてくれるとともに、その絆を深める重要な瞬間です。
私たちの平和な暮らしの中には、大自然の恵みという大きな力が働いています。ひとりひとりがその恵みに気づき、大自然を敬いながら生きる時、世界には大きな平安が広がるでしょう。
皆さまの日々にも、暖かな光が満ちていきますように心よりお祈り申し上げます。
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