新型コロナウィルス緊急アンナダーナにご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。
3月25日に始まった新型コロナウィルス感染拡大防止のためのインド全土の封鎖は、経済状況の悪化を受け、6月以降、段階的な措置の緩和が行われています。
インド全体では感染拡大のピークを過ぎるも、これまでに累計感染者数は1077万人、死者数は15.4万人を超えました。
食事の奉仕は、1月30日に500皿(第71回目)、2月2日に500皿(第72回目)を配ることができました。
メニューはどちらもダール・チャーワル(豆のカレーとご飯、1皿45ルピー)です。
引き続き週2回のペースで、経済的に困窮する人々が暮らす地域を中心に、車両で移動しながらの奉仕となっています。
インドはまだ封鎖の緩和の段階にありますが、現在は社会経済活動の多くが再開しています。
感染状況が落ち着いていることから、2月に入り、更なる緩和が行われることも発表されました。
6ヶ月以上閉鎖されていた映画館は、現在、定員の半分以下の観客数で開館されていますが、2月からは定員での開館が許可されます。
また、一部の列車では、食事の提供が再開されるとされています。
食事の奉仕を行う首都のデリーでは、1月18日から受験を控える学年を優先的に10ヶ月ぶりに学校が再開されましたが、2月5日からはその対象がさらに拡大されます。
初期の段階において完全に止まってしまった社会経済活動は、大きく動き始めているように見えますが、以前と同じ生活に戻ることは容易ではありません。
特に、日雇い労働などの不安定な就労状態にあった、経済的に弱い立場の人々の生活の再建は簡単ではないとされています。
食事の奉仕も、以前のような日時を事前に決めた大人数が集まる形での実施はもうしばらく見送り、支援の手が届かない人にも皆様のお気持ちが届くように、車両で移動しながらの奉仕を継続していく予定です。
1年の中でもっとも寒い1月は、デリーでも最高気温が15度に届かない日がありましたが、2月に入れば20度を超える日が多くなり、春の訪れを感じるようになります。
まだまだ大変な状況が続きますが、皆様の温かなお気持ちが繋がりこの時を乗り越えることができるように、積極的に活動していきたいと思います。
この度の温かいご協力に、心より御礼申し上げます。
次回の奉仕後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
(スタッフ:ひるま)
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