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アンナダーナ活動報告

新型コロナウィルス緊急アンナダーナ活動報告(その51)

新型コロナウイルス緊急アンナダーナにご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。

昨年の3月25日に始まった新型コロナウイルス感染拡大防止のためのインド全土の封鎖は、段階的な緩和が行われ、9月に感染拡大のピークを迎えました。
9月以降は減少傾向が続いていましたが、今年の3月以降に急速な勢いで感染の再拡大が進み、現在は第2波を迎えています。
これまでに累計感染者数は1588万人、死者数は18.4万人を超えました。

食事の奉仕は、4月17日に500皿(第93回目)、4月20日に500皿(第94回目)を配ることができました。
メニューはどちらもダール・チャーワル(豆のカレーとご飯、1皿45ルピー)です。
引き続き週2回のペースで、経済的に困窮する人々が暮らす地域を中心に、車両で移動しながらの奉仕となっています。

第2波が深刻となっているインドでは、1日の新規感染者数が連日過去最多を更新、現在は30万人を超えています。
食事の奉仕を行う首都のデリーでも、100人台で推移していた新規感染者数は2万8千人を超え、都市封鎖に突入しました。
都市封鎖は6日間の予定で発表されましたが、長引く可能性が大きく、出稼ぎ労働者たちは故郷へ戻ろうと主要駅に殺到するなど、昨年に見られた混乱が再び生じています。

デリーは先週末の外出禁止に続き、19日22時から都市封鎖のため外出することは禁じられていますが、食事の奉仕を行うチームは通行許可(外出許可)を得ているため、奉仕を継続することができています。
外出している人はほとんど見られませんが、経済的に困窮する人々が暮らす地域や労働者が集まりそうな場所で配膳を始めると、あっという間に食事を配り終えてしまう状況です。

現在、デリーの各地では食事の奉仕が行われています。
広大な土地に、多様な文化や思想、言葉、慣習が生きるインドでは、誰もが平等に受けられる細やかな社会福祉制度の実施は容易ではありません。
こうした危機の時、アンナダーナのような他者を思いやる伝統によって動く社会には、学ぶことが多くあります。
日本でも不安定な状況に憂苦する時が続きますが、こうした時は、思いやりの気持ちが社会に何よりも強いエネルギーを生み出すはずです。
皆様のお気持ちを通じて、社会に平和が広まるように、今後も可能な限り奉仕を続けていきたいと思います。

この度の温かいご協力に、心より御礼申し上げます。
次回の奉仕後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

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