新型コロナウイルス緊急アンナダーナにご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。
昨年の3月25日に始まった新型コロナウイルス感染拡大防止のためのインド全土の封鎖は、段階的な緩和が行われ、9月に第1波の感染拡大のピークを迎えました。
9月以降は減少傾向が続いていましたが、今年の3月以降に急速な勢いで感染の再拡大が進み、現在は第2波が深刻となっています。
これまでに累計感染者数は1798万人、死者数は20.1万人を超えました。
食事の奉仕は、4月24日に500皿(第95回目)、4月27日に500皿(第96回目)を配ることができました。
メニューはどちらもダール・チャーワル(豆のカレーとご飯、1皿45ルピー)です。
4月27日の実施では、食材が足りなくなってしまったため、カレーとチャパティーのセットを加えて500皿の奉仕を行っています。
食事の奉仕を行う首都のデリーでは、4月19日から6日間の予定で都市封鎖に突入しましたが、状況は改善せず、封鎖は延長されています。
現在は許可がなければ外出できない状況ですが、奉仕を行うチームは通行許可(外出許可)を得ているため、奉仕を継続することができています。
食材の確保に困難が生じていますが、これまでと同様、週2回のペースで、経済的に困窮する人々が暮らす地域を中心に、車両で移動しながらの奉仕を行っています。
第2波により危機的な状況に陥っているインドでは、1日の新規感染者数が連日30万人を超えています。
感染拡大を抑えるために、多くの地域が外出禁止や封鎖の措置を行っており、日銭を稼ぐ仕事で日々をつないでいる人々が仕事をすることができない状況に、とりわけ厳しい状況が伺えます。
医療崩壊に直面するデリーでは、行動することに恐怖を感じることも少なくありませんが、皆様から祈りとともにいただく温かいお気持ちに、大きな力をいただいています。
多くの人がとりわけ厳しい困難に直面する中、許可を取得し行動することができる今は、やるべきことに集中し活動を続けています。
この状況に萎縮し、何もできないような気持ちに駆られますが、特に祈りを通じては、その行為の結果として、必ず良い変化が生まれます。
古くから受け継がれてきた祈りが廃れることのないように、こういった時だからこそ、いつも以上に強く祈りを捧げたいと感じます。
この度の温かいご協力に、心より御礼申し上げます。
次回の奉仕後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
(スタッフ:ひるま)
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