新型コロナウイルス緊急アンナダーナにご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。
昨年の3月25日に始まった新型コロナウイルス感染拡大防止のためのインド全土の封鎖は、段階的な緩和が行われ、9月に第1波の感染拡大のピークを迎えました。
9月以降は減少傾向が続いていましたが、今年の3月以降に第2波が深刻となり、現在も予断を許さない状況が続いています。
これまでに累計感染者数は2969万人、死者数は38.1万人を超えました。
食事の奉仕は、6月12日に500皿(第109回目)、6月15日に500皿(第110回目)を配ることができました。
メニューはどちらもダール・チャーワル(豆のカレーとご飯、1皿45ルピー)です。
現在は週2回のペースで、経済的に困窮する人々が暮らす地域を中心に、車両で移動しながらの奉仕を行っています。
第2波のピーク時にインド全体で40万人を超えていた1日の新規感染者数は、今週に6万人台にまで減少しました。
しかし、死者数は減少せず、現在もピーク時のように、4000人を超える死者数が発表される日が出ています。
食事の奉仕を行う首都のデリーでは、ピーク時に2万8千人を超えた1日の新規感染者数は、今週には100人台になる日も出てきています。
4月19日から約2ヶ月に渡ったデリーの都市封鎖は、段階的な緩和が行われており、社会経済活動が戻り始めています。
そんな中、通常であれば6月の下旬に始まるデリーのモンスーンが、今年は6月中旬に早まる予報が出されました。
社会経済活動が戻り、仕事が再開されても、農作業や建設作業など、経済的に困窮する人々の多くが従事する仕事は容易に再開できない可能性があります。
また、経済的に困窮する人々が暮らす地域は、他の場所に比べ低地であるなど、冠水しやすく、毎年、モンスーンの雨による被害が後を絶ちません。
うだるような暑さは一段落しますが、高温多湿の環境で蚊を媒介とする病気が蔓延する時にもなり、体調管理には一層の注意が必要な時となります。
現在の状況を通じては、社会的な弱者がさまざまな面においてとりわけ深刻な影響を受けていることが伝えられています。
こうした機会に学びを深め、私たち自身も生活を見つめ直し、社会全体がより方向に向かうように行動したいと感じます。
食事の奉仕は、状況を見ながら、今後もしばらくは同様に継続していく予定です。
この度の温かいご協力に、心より御礼申し上げます。
次回の奉仕後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
(スタッフ:ひるま)
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