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バガヴァッド・ギーター第2章

バガヴァッド・ギーター第2章第46節

यावान् अर्थ उदपाने
yāvān artha udapāne
ヤーヴァーン アルタ ウダパーネー
井戸において、同じ程度の利益が

yāvān【男性・単数・主格、yāvat】[tāvatとともに]どれほどに大きな・多量な・多数の・遠い・長い・多様な;〜と同数のもの
arthas【男性・単数・主格】目的;原因、動機;利益、使用、利用、有用;褒美、利得;財産、富、金;物、事、事物
udapāne【男性・単数・処格、udapāna】井戸において、鉱泉において、源泉において、泉において

सर्वतः संप्लुतोदके ।
sarvataḥ saṁplutodake |
サルヴァタハ サンプルトーダケー
水が溢れ出た至るところで

sarvatas【副詞】すべての面から、各方向に、至るところに;(対格)のまわりに;全く、完全に、徹底的に
saṁpluta【過去受動分詞 sam√plu】浸水した、冠水した、出水した;覆われた
udake【中性・単数・処格、udaka】水において
→saṁplutodake【中性・単数・処格、同格限定複合語】水が溢れ出た、水浸しになった

तावान् सर्वेषु वेदेषु
tāvān sarveṣu vedeṣu
ターヴァーン サルヴェーシュ ヴェーデーシュ
すべてのヴェーダにおいて、同じ程度の(利益が)

tāvān【男性・単数・主格、tāvat】[yāvatと相関]それほど多く、それほど遠く、それほど長く;〜と同数のもの
sarveṣu【男性・複数・処格】すべてにおいて、一切において
vedeṣu【男性・複数・処格】ヴェーダにおいて、知識において

ब्राह्मणस्य विजानतः ॥
brāhmaṇasya vijānataḥ ||
ブラーフマナッスヤ ヴィジャーナタハ
真理を知るバラモンにとって

brāhmaṇasya【男性・単数・属格、brāhmaṇa】ヴェーダに通じた人にとって、神学者にとって、祭官にとって、バラモンにとって
vijānatas【男性・単数・属格、現在分詞 vi√jñā】知っている、理解している;賢い人にとって、聖人にとって

यावानर्थ उदपाने सर्वतः संप्लुतोदके ।
तावान्सर्वेषु वेदेषु ब्राह्मणस्य विजानतः ॥ ४६ ॥

yāvānartha udapāne sarvataḥ saṁplutodake |
tāvānsarveṣu vedeṣu brāhmaṇasya vijānataḥ || 46 ||
真理を知るバラモンにとって、すべてのヴェーダから得られる利益は、
至るところで水が溢れている場所において、井戸から得られる利益と同じ程度のものである。

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