आपूर्यमाणम् अचलप्रतिष्ठं
āpūryamāṇam acalapratiṣṭhaṁ
アープーリヤマーナム アチャラプラティシュタン
満たされながらも、不動で安定している
āpūryamāṇam【男性・単数・対格・受動態、現在分詞 ā√pṛ】満たされている、増加する、充満している
acala【男性】不動の、動じない、動かない
pratiṣṭham【男性・単数・対格、pratistha】不動の、固定した、しっかりした、立っている、止まっている、安定している
→acalapratiṣṭham【男性・単数・対格、所有複合語】不動で安定している
समुद्रम् आपः प्रविशन्ति यद्वत् ।
samudram āpaḥ praviśanti yadvat |
サムドラム アーパハ プラヴィシャンティ ヤドヴァット
海に、水が流れ込むのと同じように
samudram【男性・単数・対格、samudra】[〜を、〜に]水の集まり、天界の水;海、大洋
āpas【女性・複数・主格、ap】[〜は、〜が]水
praviśanti【三人称・複数・パラスマイパダ・現在、pra√viś】[彼らは、それらは](対格、処格)に入る;〜に登る;(心など)を占有する;(舞台に)登場する;(対格)に達する;(供物を)受け取る、享受する
yadvat【副詞】そのように[tadvatの相関詞]
तद्वत् कामा यं प्रविशन्ति सर्वे
tadvat kāmā yaṁ praviśanti sarve
タドヴァット カーマ− ヤン プラヴィシャンティ サルヴェー
そのように、あらゆる欲望が(彼に)入っても
tadvat【副詞】この方法にて、そのように[yadvatの相関詞]
kāmās【男性・複数・主格、kāma】[〜は、〜が]〜に対する願望、欲望;愛、快楽;利益;性愛;愛の神
yam【男性・単数・対格、関係代名詞 yad】以下のsasを受ける関係代名詞
praviśanti【三人称・複数・パラスマイパダ・現在、pra√viś】[彼らは、それらは](対格、処格)に入る;〜に登る;(心など)を占有する;(舞台に)登場する;(対格)に達する;(供物を)受け取る、享受する
sarve【男性・複数・主格】すべての、一切の、あらゆる
स शान्तिम् आप्नोति न कामकामी ॥
sa śāntim āpnoti na kāmakāmī ||
サ シャーンティム アープノーティ ナ カーマカーミー
彼は寂静に達する。欲望を貪り求める人はそうではない。
sas【男性・単数・主格、指示代名詞 tad】[〜は、〜が]これ、あれ、彼
śāntim【女性・単数・対格】[〜を、〜に]心の静穏、心の平和;(火が)消えること;平和、好運、繁栄;寂静、寂滅;涅槃
āpnoti【三人称・単数・パラスマイパダ・現在 √āp】[彼は、それは]到達する、獲得する、成し遂げる;遭遇する、蒙る、関係する、耐え忍ぶ;起こる
na【否定辞】〜でない
kāmakāmī【男性・単数・主格、kāmakāmin】[〜は、〜が]すべての種類の欲望を有する(人)、欲望を欲しいままにする(人)
आपूर्यमाणमचलप्रतिष्ठं समुद्रमापः प्रविशन्ति यद्वत् ।
तद्वत्कामा यं प्रविशन्ति सर्वे स शान्तिमाप्नोति न कामकामी ॥ ७० ॥
āpūryamāṇamacalapratiṣṭhaṁ samudramāpaḥ praviśanti yadvat |
tadvatkāmā yaṁ praviśanti sarve sa śāntimāpnoti na kāmakāmī || 70 ||
海に水が流れ込むとき、海は満たされながらも、動じることはない。
それと同じように、あらゆる欲望が彼の中に入っても、彼の心は平安に達する。
欲望を貪り求める人はそうではない。
※この詩節は、トリシュトゥブ(11音節×4行)の韻律になります。
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