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雑記帳

ハヌマーンの尻尾

眩い光が溢れるディーワーリーの祝祭は、暗闇が広がる季節を明るく照らす何よりも美しい瞬間です。
この喜ばしい日は、ランカー島で魔王のラーヴァナに勝利したラーマ神が、アヨーディヤー王国へ凱旋する日として祝福される時でもあります。
王国に戻るラーマ神を迎え入れるために、その道を照らす光がディーワーリーの夜に灯されます。

ラーマ神を勝利に導いた数々の存在の中で、何よりも欠かすことのできない存在に、ハヌマーン神の存在があります。
正義の現れであるラーマ神の使者として、果敢に悪に立ち向かうハヌマーン神の姿には、苦難が渦巻く日々を生きるための強い力をもらうことができます。

ラーヴァナが支配するランカー島にハヌマーン神が辿り着き、ラーヴァナと会した時のことでした。
4つのヴェーダと6つのシャーストラを習得し、知識に卓越した存在であったラーヴァナは、ハヌマーン神に座を提供しませんでした。
すると、ハヌマーン神は自らの尻尾を丸めて座を作り、その上に座ります。
そうして自らを見下ろす位置になったハヌマーン神に対してラーヴァナは怒りを感じ、ハヌマーン神の尻尾に火を放ちます。

しかし、ハヌマーン神の尻尾は長く伸びていき、身体が燃えることはありませんでした。
代わりに、ハヌマーン神は火のついた長い尻尾を振り回しながら、ランカー島を飛び回ります。
そうしてランカー島全体に火が回り、すべての悪が焼き尽くされたと伝えられます。

ラーヴァナは知識に卓越した存在でありながらも、怒り、執着、強欲、慢心、嫉妬、自尊心といった、自らを苦しめる悪質な感情や思考の数々を支配することができませんでした。
そして、それらを焼き尽くしたのが、ラーマ神という主に定まった心を持つハヌマーン神でした。

私たちもそんなハヌマーン神のように、正義の現れである主を思う心を育まなければなりません。
そうすれば、苦難をもたらすどんな悪に直面したとしても、必ず打ち勝ち、光の中で生きることができるはずです。
これからディーワーリーを迎える時、自身の内に正義を迎え入れる光を灯しながら、悪に打ち勝つための歩みを見つめ直したいと感じます。

(文章:ひるま)

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