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お知らせ

新型コロナウィルス支援募金活動報告(その38)

新型コロナウィルス支援募金にご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。

10月30日に、首都デリーで動物を保護する施設へ、第10回目の医療物資の支援を行うことができました。
獣医師の指導のもと、今回はRs.33911(約51,600円)の医療物資を手配し、配送料を含め、支払った金額はRs.34411(約52,400円)となっています。
これまで、合計金額より8%の割引をいただいていましたが、今回はそれぞれの医療物資ごとに割引いた価格でご提供いただいています。

今回の医療物資は、前回から約2ヶ月でのお届けとなりました。
医療物資は、怪我をした動物や衰弱した動物のための治療薬や医療用具が主なものとなっています。

保護施設があるデリーでは、感染状況が落ち着き、現在は多くの社会経済活動が再開するとともに日常が戻りつつあります。
しかし、このコロナ禍の影響により、近くで動物の保護活動を行なってた別のNGOが閉鎖され、現在は負担が重くのしかかっています。
それ以前より、コロナ禍によってさまざまな理由で捨てられる動物が増え、衰弱したり、縄張り争いで怪我をしたりする動物の保護が多くなっていました。
現在は犬を中心に、猫や野鳥、牛やロバなど、400頭以上の動物が保護されています。
保護をしても、十分に世話ができる状況ではありませんが、ひとまずは安全を確保し、食事ができる体制を整えています。

現在、保護動物の餌は十分に確保できているため、今回も引き続き医療物資の支援となりました。
苦しい思いをしている動物たちが、少しでも痛みなく穏やかに過ごすことができるように、可能な範囲でケアを行っています。
インドではディーワーリーの祝祭を迎え、長いお休みとなるところも多くありますが、施設では休むことなく動物たちのケアが行われています。

不安定な状況が続く中、保護施設の負担は非常に大きくなっており、温かいご支援をいただいていることが心強く、深い感謝をいただいています。
コロナ禍を通じては、社会の中で弱い立場の存在がとりわけ大きな影響を被っています。
こうした課題と向き合いながら、健やかな社会のために積極的に行動することを心がけたいと感じます。
保護施設へは今後も医療物資の支援を継続していく予定です。

この度の温かいご協力に、心より御礼申し上げます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

(スタッフ:ひるま)

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