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ガネーシャ・ギリ

インド占星術における火星と太陽の話

知り合いにある合気道家がいます。段位やイニシャルを記載するとすぐにわかってしまうほど、その世界では有名な人なので、伏せさせていただきます。
この若さでこれだけの段位を持つ人は、おそらく世界に一人だと思われます。
インド占星術的に観た場合、火星は闘争を表します。今まで私が見てきた格闘家は、火星が強い方が多かったです。また武道家も例外ではなく火星が強い方が多いように思います。
この方は、合気道の段位も素晴らしいのですが、公式の試合のない合気道の中で、その実戦での強さも他の合気道家を寄せ付けないほどだという話を耳にしたことがあります。たしかに「力を使わない」と言われる合気道の人でありながら、その肉体は分厚い筋肉に覆われています。こんな肉体で合気道独特の繊細な技を使われたら、敵う人は少ないでしょう。
この合気道家のホロスコープを拝見したのですが、火星は減衰(力を失う場所)の星座にいます。しかもニーチャバンガ(減衰のキャンセル)はされていません。そして太陽は、ムーラトリコーナ(力を得る場所)の星座でかつケーンドラ(守護の場所)にいます。
火星が減衰しているために、逆に強さに憧れ、修行を積み、それを克服し強くなったと考えることはできると思います。しかし減衰した火星でその世界を代表するような強さを獲得するのは難しいと思います。
ですので(無意識に)合気道という武道を選んだところに太陽の強さが表れていると感じます。合気道は、宇宙(の魂)と一体化することにより、無敵になり、ひいては闘争をなくすというコンセプトがあると、私は思っています。インド占星術的にいう宇宙の中心である太陽(魂の表示体でもあります)が強いこの方が、合気道を選び大家になられたのは、やはりそういう運命だったと思わざるをえません。
ちなみにこの方はかつて柔道・空手などもやっており、かなりの腕前だったようです。しかし合気道家の道を選ばれました。
この一つの例だけで結論を出すのは、乱暴な話ですが、インド占星術を通して見ると、もしかしたら日本の合気道という武道が、太陽とかかわりがあるかなり特殊な武道のひとつである可能性があるのかも知れません。
蛇足ですが、実はこの方はラーフという星と強い月が同じ星座の中にいます。強い月とラーフのコンジャンクション(同居)は霊感やサイキックな力を表します。太陽は強いとはいえ、高揚(最高の強さを得る)しているわけではありません。この方の神がかり的な強さは、太陽の力に加えてこのコンビネーションにも関係しているのかもしれません。
星を通して人を観るのは、神の配剤を、少しだけ覗かせていただいている気がします。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902
「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
デオ・プラヤーグ ガンジス川上流・聖地ツアー
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コメント

    • アルジュナ
    • 2011.10.29 10:18pm

    合気道開祖植芝盛平翁は、大本教の出口王仁三郎師と交友関係があり大本教を信仰されていました。大本教は神道系の新興宗教なので、ノストラダムスが言う日の国の法に関わる武術とも言えます。太陽が合気道を表すと言えないこともないと思います。

    • ガネーシャ・ギリ
    • 2011.10.31 12:47pm

    コメントありがとうございます。
    そうですね。私は、合気道の思想をお聞きしたのと、達人の演武を見てそう感じたのですが、たしかに歴史的にもそう言えある部分があるのですね。
    参考になりました。

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