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バガヴァッド・ギーター第5章

バガヴァッド・ギーター第5章第3節

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

ज्ञेयः स नित्यसंन्यासी
jñeyaḥ sa nityasaṁnyāsī
ジュニェーヤハ サ ニッティヤサンニヤーシー
彼は、常に放擲した者と知られるべき

jñeyas【男性・単数・主格 jñeya√jñāの未来受動分詞)】知られるべき、学ばれるべき、了解せられるべき;取り調べられるべき
sas【男性・単数・主格、指示代名詞 tad】[〜は、〜が]これ、あれ、彼
nitya【副詞】恒久的に、不易に、常に;不変に
saṁnyāsī【男性・単数・主格 saṁnyāsin】(―゜)を放棄する、断念する;(世を)棄てた(第四生活期にある婆羅門)

यो न द्वेष्टि न काङ्क्षति।
yo na dveṣṭi na kāṅkṣati |
ヨー ナ ドヴェーシュティ ナ カーンクシャティ
嫌悪せず、期待しない人は

yas【男性・単数・主格、関係代名詞 yad】[〜は、〜が]〜であるもの、〜である人
na【否定辞】〜でない
dveṣṭi【三人称・単数・パラスマイパダ・現在 √dviṣ】[彼は〜、それは〜]〜を嫌う、〜を敵視する、〜に憎悪を示す、〜を憎む;〜と争う、〜の相手となる
na【否定辞】〜でない
kāṅkṣati【三人称・単数・パラスマイパダ・現在 √kāṅkṣ】[彼は〜、それは〜]願う、渇望する、希求する;(対格)を期待する、〜を待つ;得ようと努力する

निर्द्वंद्वो हि महाबाहो
nirdvaṁdvo hi mahābāho
ニルドヴァンドヴォー ヒ マハーバーホー
なぜならば、相対を超越した人は、アルジュナよ

nirdvaṁdvas【男性・単数・主格 nirdvaṁdva】(冷と熱等のように)反対の事に対して平等な、喜びも悲しみもない、相互関係において矛盾しない、独立不羈の;嫉妬・羨望の念のない、異議を生じない
hi【不変化辞】なぜならば、〜のために;真に、確かに、実に
mahābāho【男性・単数・呼格 mahābāhu】[〜よ]強大な腕力を持つ(者)、長い腕を持つ(者)、強い臂を持つ(者)。ここではアルジュナのこと。

सुखं बन्धात् प्रमुच्यते ॥
sukhaṁ bandhāt pramucyate ||
スカン バンダート プラムッチャテー
容易に束縛から解放される

sukham【副詞】幸福に、安楽に、快適に、容易に、苦もなく
bandhāt【男性・単数・従格 bandha】[〜から、〜より]結ぶこと、締めること;捕らえること、捕獲;束縛、きずな;阻止
pramucyate【三人称・単数・現在・受動活用 pra√muc】[彼は〜される、それは〜される](具格・従格)から解放される;ゆるめられる;(果実が)落ちる、(従格)から(果実)が落ちる;中止する、思い止まる

ज्ञेयः स नित्यसंन्यासी यो न द्वेष्टि न काङ्क्षति ।
निर्द्वंद्वो हि महाबाहो सुखं बन्धात्प्रमुच्यते ॥३॥

jñeyaḥ sa nityasaṁnyāsī yo na dveṣṭi na kāṅkṣati |
nirdvaṁdvo hi mahābāho sukhaṁ bandhātpramucyate ||3||
嫌悪せず、期待しない人は、常に放擲した者と知られるべきである。
なぜならば、相対を超越した人は、容易に束縛から解放されるから。

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