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雑記帳

光の源

一年中でもっとも光に包まれる時を迎えようとしているインドは、この光の祭典であるディーワーリーの祝福のために、今、多くの喜びに満ちている頃かもしれません。新年にも重なるこの日を盛大に迎え入れようと、嬉しそうに準備に追われる大人たち、そしてはしゃぎ回る子どもたちの姿が、微笑ましいほどに毎日を彩っていたことを思い出します。
このディーワーリーを迎えようとする喜びに満ちた日々の中で、生きることがこんなにも美しく喜ばしいものであると感じたことはないと、そうある師に伝えると、師はふと言いました。「光があるところに暗闇は存在できないことを覚えておきなさい。」と。
何気ないその言葉も、インドの神聖な雰囲気の中で悠々と述べる師の深いまなざしが共にあると、心の奥までぐっと深く入り込んできたことを覚えています。自分という存在なしに光そのものを認識することができないように、完全な暗闇は、自身の存在がある限り存在しないものであることを、師のその言葉を通じて実感したように思います。
ディーワーリーは新月の夜、そのもっとも暗い夜に祝福されるものです。暗闇を照らす人々の喜びは何よりも輝くものであり、沸き起こる至福と、そして光の在る真の場所を見つけたのも、その時だったように思います。
そして、闇の中で光を見つめる人々にとってこの日に欠かすことができないものが、悪に対する善の勝利への祝福と歓喜です。ただ目の前に存在する瞬間を、心を突き動かされるほどに祝い喜ぶ人々の姿を目にし、それがどんなものにも変えられない勝利となり得ることを思い知らされたのは言うまでもありません。この世界を明るく照らすものは、人々の内に存在する一つ一つの灯りであること、それに一人一人が気づいていられれば、この世に暗闇は存在できないと、あの時師は述べたのだと理解しています。
光の在る所、喜びの在る所、善の在る所、真実の在る所、その、自分自身の在るべく場所を、この時に改めて気づいていたいと強く願っています。そしてこの新しい年が、多くの喜びに満ちた光溢れるものとなりますよう、心からお祈りしております。
(文章:ひるま)

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