アンナダーナ・プロジェクト(食事の奉仕)にご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。
今週の食事の奉仕は、11月22日に500皿(第1回目)を配ることができました。
メニューはダール・チャーワル(豆のカレーとご飯、1皿45ルピー)です。
奉仕は、経済的に困窮する人々が暮らす地域を中心に、車両で移動しながら行っています。
このアンナダーナの活動は、「新型コロナウィルス緊急アンナダーナ」として実施していた奉仕を引き継いだ内容となります。
先週までに、「新型コロナウィルス緊急アンナダーナ」としての奉仕が、約2年半の間で合計200回に達しました。
インドでは、新型コロナウィルスの感染状況が落ち着き、日常が戻りつつあるため、一旦ここで区切りをつけ、新たに「アンナダーナ・プロジェクト(食事の奉仕)」として実施させていただくことになりました。
奉仕内容はこれまでと同様になり、1回に500皿の奉仕を、経済的に困窮する人々が暮らす地域を中心に行っています。
食事内容は、栄養価の高い豆カレーとご飯になります。
大人たちの多くは仕事に戻ることができているため、奉仕の際に見かけるのは子どもの姿が多くなりますが、家族の分をもらう子どもの姿も見られます。
貴重なタンパク源となる豆類は物価高により価格が上がっており、家族の中で子どもたちが栄養価の高い食事を得られることは大きな助けになるのではないかと思います。
マハーバーラタには、尽きることのない器を意味し、限りない食事をもたらすと信じられるアクシャヤ・パートラにまつわる神話があります。
一粒の米だけがある空っぽの器を、宇宙の主であるクリシュナ神に謙虚に捧げたところ、宇宙全体が満たされという神話です。
クリシュナ神は、一粒の米でも、謙虚に分け与えれば世界を満たすことができると伝えます。
いくらあっても満足しない私たちの心に、小さなものでも与えるという実践を通じて、より大きな幸福の意味に気づくことができることを伝えています。
アンナダーナを通じて、こうした霊性を私たち自身も育んでいくことができればと思います。
いつも温かいご協力をいただき、誠にありがとうございます。
次回の奉仕後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
(スタッフ:ひるま)
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