アンナダーナ・プロジェクト(食事の奉仕)にご協力をいただいております皆様、誠にありがとうございます。
今週の食事の奉仕は、4月4日に500皿(第19回目)を配ることができました。
メニューはダール・チャーワル(豆のカレーとご飯、1皿45ルピー)です。
奉仕は引き続き、経済的に困窮する人々が暮らす地域を中心に、車両で移動しながら行っています。
4月4日となった今週の食事の奉仕は、マハーヴィーラ・ジャヤンティーに重なりました。
マハーヴィーラ・ジャヤンティーはジャイナ教の開祖であるマハーヴィーラの降誕祭となりますが、公的に祝日となる地域が多くあります。
また、今週にはグッド・フライデー(4月7日)が公的な祝日となる地域も多く、長いお休みになる場合があります。
主に北インドでは、4月6日がハヌマーン神の降誕祭となり、今週の奉仕はこの喜びが溢れる時の実施になりましたこと、とても嬉しく思います。
インドではこうしてさまざまな思想や宗教が敬われますが、異なる文化や慣習が生きるが故に、誰もが平等に受けられる社会福祉制度の実施が容易ではないことも伝えられます。
これらを補ってきたものが、アンナダーナのような布施の伝統ともいわれます。
私たち自身もこの社会の中で生かされていることに感謝をしながら、こうして他者を思いやる価値ある文化によって動く社会に学び続けたいと思います。
インドでは日常が戻っていますが、落ち着いていた新型コロナウイルスの感染状況に増加傾向が見られ、若干懸念される状況があります。
物価高など、生活には不安も多々見られますが、アンナダーナを通じてお互いを思い合い、明るく前向きな力を生み出しながら過ごすことを心がけたいと感じます。
いつも温かいご協力をいただき、誠にありがとうございます。
次回の奉仕後、改めて、ご報告をさせていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
(スタッフ:ひるま)
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