前回に引き続き菜食のお話ですが、実際問題でこの日本でどの程度菜食の実践ができるかといことに関しての内容にです。
インドのヴェジタリアン(シャカハリ)は基本的に卵も食べないのが普通ですが、それは日本では少し難しいです。
(日本ではパンなどにも卵が使われているからです。)
でも肉・魚は食べない、乳製品と卵は食べるラクト・オボヴェジタリアンになる場合、比較的実践は容易です。
ご自分で料理を作る場合以外でも、コンビニエンス・ストアでも食べられるものはたくさんあります。
また、ファミリーレストランなどでも、ピザのマルゲリータがあれば大丈夫です。
(私自身は飲酒はしませんが)居酒屋などはもっと選択肢が多く、枝豆、卵焼き、ポテトフライ、漬物、冷ややっこ(おかか抜き)などちょっと考えても豊富な選択肢があります。
さらに近年は、首都圏にはたくさんのインド料理店がありますので、住んでおられる方は、外食の時選択すれば卵も食べないヴェジタリアンも実践可能です。
インド料理店の場合、ヴェジタリアンだと告げるとなぜか対応が良くなる店も多いです。
また、魚は食べるペスコ・ベジタリアンの場合、選択肢はほぼ無限になるでしょう。
私が20年以上ヴェジタリアンを続けて来られたのは、日本がヴェジタリアンにとって、実践がそれほど難しい国ではないからだと思います。
ただし、気をつけなければならないのは、想定外のものに肉や魚が入っている場合があります。
レストランで食事をするとき、不明な場合は、店員に尋ねるといいでしょう。コンビニエンス・ストアで買い物をする場合は、裏の表示を確かめるといいと思います。
(慣れれば、大した手間ではありません。)
そして日本の食生活がそうなので、仕方がありませんがビタミンB1の摂取だけは意識するといいでしょう。玄米や雑穀を食べる、海藻を食べる、ビール酵母を摂る、インド料理を食べることなどで解消できます。
もしヴェジタリアンになれば、常に春の日差しの中に入るような、肉食をしていた時に比べて優しく柔らかい感覚が降り注ぐようになります。
そして瞑想に深く入れるようになります。ヨーガの実践でも集中が容易になるでしょう。
また、前回選択肢として提案させていただいたような、1日1食だけヴェジタリアンをしようと思う方も、以前にはない体調の良さを感じるかもしれません。
そしてヨーガや瞑想などの実践によりご自分の中に、動物を殺して食べることを避けたい感覚が湧きおこって来たら、ヴェジタリアンであることを生涯続けるようになるでしょう。
そしてそれは自分自身のみならず、地球全体のためにもなるのだと思います。
ヴェジタリアンにご興味のない方も、前回と今回の文章を読まれて、インドの長年の文化であるシャカハリ(ヴェジタリアン)の文化に、ほんの少しだけでも関心を持っていただければ幸いです。
(文章:ガネーシャ・ギリ)
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「ガネーシャ・ギリによる特別ゼミ インド占星術基礎と運命改善技法」
http://www.uranai-school.jp/h_kaikou/toku_vedic_girii.html
「ガネーシャ・ギリによるインド占星術鑑定」
http://sitarama.jp/?pid=27375902
「ガネーシャ・ギリによるヨーガクラス」
http://sitarama.jp/?pid=30583238
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ガネーシャ・ギリ
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