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雑記帳

今を生きる

「現在」に向き合う瞬間に溢れるインドの生活が、自分自身の存在をよりはっきりと際立たせる日々を過ごしています。このいつ何が起こるか分からない日常で、何も構えずに、最低限のものと過ごす日々は、過去や未来という思考が生みだす現象から自分自身を切り離し、本質そのものである現在に何よりも強く自身を留めていくことを、幾度となく実感しています。
多すぎるものの間で生活する日々においては、その中で沸き起こる思考にまみれて時を過ごし、あらゆる物事が疎かに、そして本来の姿すら見失う瞬間が多くありました。現在という瞬間から遠ざかり、もうない過去、まだない未来へと動く心は、「もし」という思考を絶え間なく生み出すことに気がつきます。
「もしこうだったら」「もしこうなったら」
その「もし」は決して存在しないものであり、そこには幸せも存在し得ません。ここに在りながら、過去や未来へと向かう心は、自分自身の存在を引き裂いていきます。
目標や目的を持って生きることは決して悪いことではないとしても、それを自身の存在の代替としてならないことをここの生活は気づかせてくれます。瞑想の中で内なる世界へと深く入り込めば、自分はすでに満ち足りた存在であることが明確になります。そしてその自身の存在に究極的に気づくことは、現在と言う瞬間に留まること以外にないことを、何度も気づかされました。
現在の自分、そのある場所、行うこと、それらを完全に受け入れ、そして感謝をすること。そして始めて、あらゆる目標は達成されるのだと実感しています。過去や未来へと動き回り、さまざまな思い煩いを生み出す心を現在に定め、思い悩むことよりも、今この瞬間をより清く、懸命に正しく生きることが、その一瞬先をより輝かしいものとしていくことをインドはいつも気づかせてくれます。
現在に心がある限り、何の困難もありません。昨日ではなく、明日ではない、今この瞬間を精一杯に生きることを、ここで実践しています。
(文章:ひるま)

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