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バガヴァッド・ギーター第6章

バガヴァッド・ギーター第6章第34節

インド古典中もっとも有名なバガヴァッド・ギーターの原典講読です。
インドの霊的文化の支柱となる本書を、サンスクリット語の学習をしながらお楽しみください。

चञ्चलं हि मनः कृष्ण
cañcalaṁ hi manaḥ kṛṣṇa
チャンチャラン ヒ マナハ クリシュナ
なぜなら、意(マナス)が動揺するから、クリシュナよ

cañcalam【中性・単数・主格 cañcala】あちこちに動く、動揺する、不安定になる、震える;軽薄な
hi【不変化辞】なぜならば、〜のために;真に、確かに、実に
manas【中性・単数・主格 manas】[〜は、〜が]心、内的器官、知性、理性、精神、良心、思考、意向、気分
kṛṣṇa【男性・単数・呼格 kṛṣṇa】[〜よ]クリシュナ神;黒い羊飼い

प्रमाथि बलवद् दृढम् ।
pramāthi balavad dṛḍham |
プラマーティ バラヴァッド ドリダム
攪乱し、力強く、頑固な(意)

pramāthi【中性・単数・主格 pramāthin】切断する;攪乱する、扇動する、悩乱させる、苦しめる
balavat【中性・単数・主格 balavat】強い、力のある、力強い;烈しい(欲望等);濃い;肥満した、重い;広く行われる、主要な
dṛḍham【中性・単数・主格 dṛḍha√dṛṃhの過去受動分詞)】強固な、固い、堅固な、確固たる、強い、動揺しない;猛烈な、大きな、完全な、全体の

तस्याहं निग्रहं मन्ये
tasyāhaṁ nigrahaṁ manye
タッスヤーハン ニグラハン マンニェー
その抑制を、私は考える

tasya【男性・単数・属格、指示代名詞 tad】[〜の、〜にとって]彼、それ、あれ
aham【単数・主格、一人称代名詞 mad】[〜は、〜が]私
nigraham【男性・単数・対格 nigraha】[〜に、〜を]捉えること;禁止、抑止;(従格)から抑留すること;抑制、拘束、強圧;折檻、処罰、譴責;論争に敗北する誘因・原因
manye【一人称・単数・アートマネーパダ・現在 √man】[私は〜]考える、信じる、想像する

वायोर् इव सुदुष्करम् ॥
vāyor iva suduṣkaram ||
ヴァーヨール イヴァ スドゥシュカラム
風のように、非常に難しいと

vāyos【男性・単数・属格 vāyu】[〜の、〜にとって]風、空気;風の神
iva【副詞】〜のように、〜と同様に、言わば
suduṣkaram【中性・単数・対格 suduṣkara】非常に為しがたい、非常に支えがたい、非常に難しい

चञ्चलं हि मनः कृष्ण प्रमाथि बलवद् दृढम् ।
तस्याहं निग्रहं मन्ये वायोरिव सुदुष्करम् ॥३४॥

cañcalaṁ hi manaḥ kṛṣṇa pramāthi balavad dṛḍham |
tasyāhaṁ nigrahaṁ manye vāyoriva suduṣkaram ||34||
なぜなら、意(マナス)は動揺し、混乱し、力強く、頑固であるから。
それは、風を制御するように、とても難しいと思う。クリシュナよ。」

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